「恋する惑星」や「レッドクリフ」二部作の金城武が、金田一耕助を彷彿をさせるスゴ腕捜査官として難事件に挑む異色のミステリー・アクション。監督は「ウォーロード/男たちの誓い」などでも金城と名コンビをみせたピーター・チャン。
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あらすじ:ある山奥の村で、両替商を襲った二人組が、強盗の最中に絶命。捜査官のシュウは、強盗の一人が指名手配中の凶悪犯と突き止める。鍵を握るのは、現場に居合わせた地元製紙工場の職人ジンシー。なぜ丸腰の彼が、武器を持ち、武術に長けたならず者たちと渡り合えたのか?・・・捜査官のシュウは、実直な働き者で善き夫、善き父親と評判のジンシーの素性に疑問を持つようになる。
ジンシーはこの村に来る前に前科があったことが判明する。普段は物静かなジンシーに不気味さを覚えたシュウは、身の危険を感じる。
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<感想>今回の金城武演じる天才捜査官のコミカルタッチな謎解きを描いた前半のパートと、アクション俳優ドニー・イェンの超バトルが繰り広げられる後半のパートで構成されている。今回の金城は麦わら帽子に丸メガネというトボけた風貌だ。そうくるとまるで難事件を解決する金田一耕助みたいな感じがしたが、またそれとは一味違うガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」みたいな、そちらの方に近いシュウになっている。
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現場に残されたわずかな物証も見逃さず、小さなヒントから恐るべき想像力と膨大な知識を駆使して、事件の謎をダイナミックに解析していく。
遺体を詳細に調べ、急所が鋭く突かれていたことを確認。シンジーは凄腕の仕事人に違いないと推理する。見所はシュウの“脳内捜査”。捜査官シュウは、頭の中で事件を再現して真相を知る。もの凄い妄想力だが頭の中で展開する捜査を、ハイスピードカメラとCGでド派手に視覚化。
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さらには、明かされていくジンシーの衝撃的な素性と波紋が、静と動を自在に行き来し、シュウの脳内捜査とカンフー・アクションの融合がクライマックスへ向けて怒涛のごとく展開して行く。
後半部分で村へ暗殺者集団が襲来するも、ヤツラの狙いがジンシーと分かると、シュウがジンシーに、鍼を用いて死を偽証するなど大胆な行動にでる。暗殺者集団の中にジンシーの兄がいて、弟ジンシーの死を嘆いてその場を立ち去る気配がなく、時間切れとなりジンシーの心臓を打ち甦生させるという荒技を披露するシュウ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/2a/e35467565fc21c13d512000367f6fca8.jpg)
その他には、クライマックスで香港映画の伝説のアクションスター、ジミー・ウォングが13年ぶりに登場し、現役最強のドニーの前でも、貫録の存在感を放っているのがいい。そのジミー・ウォングが暗殺者集団のボスで、ジンシーの父親なのだ。息子が堅気になって足を洗いたいと知り、ジンシーの息子を連れて行くこととなり、その息子ジンシーが片腕となり、ジミー・ウォングとの壮絶なカンフー戦いに、シュウも床下から参戦。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/87/7507129ea7af1f586b00718adcb69bfe.jpg)
ここからネタバレです
得意の鍼をジミー・ウォングの足裏に刺すも叶わず、その時外では大雨に稲妻が走り、床のクギを踏んだジミー・ウォングに落雷が落ちるという壮絶さには、拍手喝采もんです。このカンフーの戦いを見るだけでも儲けもんですから。
ドニー・イェンの格闘シーンに、金城武のコミカルな演技が加わることで、新感覚の刑事ものに、本格ミステリーが絡み、カンフー映画でしかなしえない肉弾戦の迫力も見どころの一つ。ミステリーとクンフーアクションが楽しめる、一粒で二度美味しいアクション映画好きには必見です!
2012年劇場鑑賞作品・・・32
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あらすじ:ある山奥の村で、両替商を襲った二人組が、強盗の最中に絶命。捜査官のシュウは、強盗の一人が指名手配中の凶悪犯と突き止める。鍵を握るのは、現場に居合わせた地元製紙工場の職人ジンシー。なぜ丸腰の彼が、武器を持ち、武術に長けたならず者たちと渡り合えたのか?・・・捜査官のシュウは、実直な働き者で善き夫、善き父親と評判のジンシーの素性に疑問を持つようになる。
ジンシーはこの村に来る前に前科があったことが判明する。普段は物静かなジンシーに不気味さを覚えたシュウは、身の危険を感じる。
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<感想>今回の金城武演じる天才捜査官のコミカルタッチな謎解きを描いた前半のパートと、アクション俳優ドニー・イェンの超バトルが繰り広げられる後半のパートで構成されている。今回の金城は麦わら帽子に丸メガネというトボけた風貌だ。そうくるとまるで難事件を解決する金田一耕助みたいな感じがしたが、またそれとは一味違うガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」みたいな、そちらの方に近いシュウになっている。
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現場に残されたわずかな物証も見逃さず、小さなヒントから恐るべき想像力と膨大な知識を駆使して、事件の謎をダイナミックに解析していく。
遺体を詳細に調べ、急所が鋭く突かれていたことを確認。シンジーは凄腕の仕事人に違いないと推理する。見所はシュウの“脳内捜査”。捜査官シュウは、頭の中で事件を再現して真相を知る。もの凄い妄想力だが頭の中で展開する捜査を、ハイスピードカメラとCGでド派手に視覚化。
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さらには、明かされていくジンシーの衝撃的な素性と波紋が、静と動を自在に行き来し、シュウの脳内捜査とカンフー・アクションの融合がクライマックスへ向けて怒涛のごとく展開して行く。
後半部分で村へ暗殺者集団が襲来するも、ヤツラの狙いがジンシーと分かると、シュウがジンシーに、鍼を用いて死を偽証するなど大胆な行動にでる。暗殺者集団の中にジンシーの兄がいて、弟ジンシーの死を嘆いてその場を立ち去る気配がなく、時間切れとなりジンシーの心臓を打ち甦生させるという荒技を披露するシュウ。
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その他には、クライマックスで香港映画の伝説のアクションスター、ジミー・ウォングが13年ぶりに登場し、現役最強のドニーの前でも、貫録の存在感を放っているのがいい。そのジミー・ウォングが暗殺者集団のボスで、ジンシーの父親なのだ。息子が堅気になって足を洗いたいと知り、ジンシーの息子を連れて行くこととなり、その息子ジンシーが片腕となり、ジミー・ウォングとの壮絶なカンフー戦いに、シュウも床下から参戦。
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ここからネタバレです
得意の鍼をジミー・ウォングの足裏に刺すも叶わず、その時外では大雨に稲妻が走り、床のクギを踏んだジミー・ウォングに落雷が落ちるという壮絶さには、拍手喝采もんです。このカンフーの戦いを見るだけでも儲けもんですから。
ドニー・イェンの格闘シーンに、金城武のコミカルな演技が加わることで、新感覚の刑事ものに、本格ミステリーが絡み、カンフー映画でしかなしえない肉弾戦の迫力も見どころの一つ。ミステリーとクンフーアクションが楽しめる、一粒で二度美味しいアクション映画好きには必見です!
2012年劇場鑑賞作品・・・32
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