ディズニーの名作アニメ「眠れる森の美女」を、悪役“マレフィセント”を主人公にして実写映画化したファンタジー・エンタテインメントの続編。再び勃発する人間界と妖精界の争いの行方を描く。主演は引き続きアンジェリーナ・ジョリーとエル・ファニング。共演にミシェル・ファイファー、ハリス・ディキンソン、サム・ライリー。監督は「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」のヨアヒム・ローニング。
あらすじ:邪悪な妖精マレフィセントの呪いによって16歳のときに永遠の眠りに落ちたオーロラ姫は、マレフィセント自身の真実の愛によって呪いを解かれ、ついに目を醒ます。ムーア国の女王となった彼女は、アルステッド国のフィリップ王子との愛を育み、やがて彼のプロポーズを受け入れる。2人の結婚は、これまで争いの絶えなかった人間と妖精の間に平和をもたらすものと思われた。フィリップ王子の母でアルステッドの王妃イングリスからも温かく迎えられるオーロラ姫だったが…。
<感想>オーロラ姫の婚礼に隠された“秘密”とは…。「眠れる森の美女」から誕生した美しきヴィランの衝撃のその後を追う「マレフィセント2」。悪役=ヴィランでありながら、美貌と強さと共に、複雑で奥深い愛情を持つマレフィセント役を再び演じることになったアンジェリーナ・ジョリーは、このシリーズでは自ら製作にも乗り出す入れ込みよう。
前作で心を繋ぐことができたマレフィセントとオーロラは、お互いを愛する家族になれた。でも今作では、オーロラは成長して、ある危機に直面し、二人は離れ離れになることを強いられるというお話だけど、家族とは何かを語る物語でもあります。それは必ずしも血の繋がりだけではない。アンジーが演じるマレフィセントは、オーロラのために究極の愛を試されることになるとか、ぜひその結末を劇場で確認して下さい。
そして、エル・ファニング演じるオーロラ姫。前作でマレフィセントと心の絆を繋いだ彼女は成長し、映画のオープニングで王子からプロポーズされる。
それに、今回はアンジーだけでなく、王子の母親であるミシェル・ファイファーというもう一人の大女優が加わった。オーロラは自然が大好きで優しい性格。強いけれど同時に女性的で、彼女はそういうことを捨てない。強さにはいろいろあるけれど、ピンクのドレスを着ていても強かったりする。
今回は、マレフィセントが前作と違うところは?・・・前作で絆が芽生えたオーロラのために人間界に身を置くことにするのだけど、それで自分の本質を抑圧しているわけ。そしてあることから仲たがいをして、裏切られた感じ、オーロラとの距離ができてしまう。そんな状況の中でマレフィセントはこの世界のダークな魔物が自分だけではないことを発見する。
オーロラ姫がフィリップ王子からのプロポーズを受け入れ、二人の盛大な結婚式を間近に控えていたが、その婚礼はこれまで争いの絶えなかった妖精と人間の世界に和平をもたらし、誰をも幸せに導くはずだったが、実はその裏には、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が仕組まれていたのですね。
それを企んでいるのは、何とフィリップ王子の母親王妃イングリスであり、オーロラにとって未来の義母となる人。そしてオーロラが心を痛める妖精界と人間界の争いがついに勃発してしまう。
その戦いは、真実の愛によって母娘のように結ばれたオーロラ姫とマレフィセントの絆を引き裂こうとするのだった。オーロラ姫とフィリップ王子の結婚式の日に、オーロラに危機が迫っていることを知るマレフィセントは、愛するオーロラを救うために、マレフィセントの究極の愛が試されようとしていた。
それに、王妃イングリスが妖精とマレフィセントを倒すために、発明をしていた毒薬のような爆弾。それを一番先にマレフィセントに投げつけるのだ。すると屈強だったマレフィセントが、その凶弾に倒れて真っ逆さまに湖に落ちてゆく。その傷ついたマレフィセントを助けたのが、同じように翼を持つ人間の集団で、地下の洞窟で暮らしていたのだった。
つまり、アルステッド国の王妃イングリスが、この機会に、オーロラ姫のムーア国を乗っ取って自分の国にしようと策略。その計画を知っていたのがマレフィセントであり、自分と同じ翼のある人間たちが洞窟で暮らしていることを知り、それがアルステッド国の王妃イングリスに戦争を強いられて、負けて洞窟に住んでいるという。その鳥人間たちの力を借りて、アルステッド国の王妃イングリスと闘うことにするわけ。
オーロラ姫は自分の結婚式のことに気を取られて、妖精たちと森の中で楽しく過ごしている。まさか、自分の国が、王子の母親に乗っ取られることなど考えてもいなかった。それに、アルステッド国の王様も、王妃イングリスの呪いにかけられて、眠ったままになる。
マレフィセントが大勢の鳥人間たちを連れてやってくるところと、それに対抗するアルステッド国の王妃イングリスの力も凄いときてる。だが、マレフィセントの力を侮ってはならない。最後には、魔法で王妃イングリスを角の生えた山羊にしてしまうのだから。王様の呪いもマレフィセントが呪いを解いてやり、王子とオーロラ姫の結婚式が、改めて盛大に行われるのだった。
ファンタジーではないと思うのですが、オーロラ姫に対する母性愛が、マレフィセントの方が勝っているようで、さすがでしたね。
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