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ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイというオスカー俳優が共演を果たしたヒューマンドラマ。年齢・性別・地位も違う男女が出会い、徐々に友情を育んでいく過程を描く。メガホンを取るのは『ハート・オブ・ウーマン』『恋するベーカリー』などで知られるナンシー・マイヤーズ監督。高級ブランドからカジュアルスタイルまで網羅したファッションはもとより、女性にエールを送る物語に夢中になる。
あらすじ:ジュールズ(アン・ハサウェイ)は、ファッションサイトを経営・管理する会社のCEOとして充実した日々を過ごしていた。仕事と家庭を両立するパーフェクトな女性像そのものの彼女はまさに勝ち組だったが、ある日、試練が訪れる。同じころ、シニアインターンとして、40歳も年上のベン(ロバート・デ・ニーロ)がジュールズの会社に来ることになり……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/ff/6d89fc0b9c5d0600cd9917a54619d130.jpg)
<感想>ニューヨークを舞台に、30代の女社長が40歳も年上の新人との出会いを通して試練を克服する姿を描いている。一人で立ち上げたファッションサイトが、200人を抱える企業へと成長したために、毎日が仕事人間となり育児も家事も夫に専業主夫として任せっぱなしだ。
アン・ハサウェイが、ファッション業界を舞台にした映画では「プラダを着た悪魔」(06)を思い出すが、この作品では当たらずとも遠からずということ。その主人公だったアンディが成長して、ニューヨークでファッションのウェブサイトを立ち上げ大成功という「続篇」としては有り得なくもないですよね。
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そんな彼女の会社にシニアインターンとして、ロバート・デ・ニーロを雇うことになる。自分の直属のアシスタントとなったベンの扱いに戸惑いを隠せないジュールズ。かのロバート・デ・ニーロが、しかもここ最近はコメディに挑戦しており、もう完璧といっていいほどのハマリ役なのだ。
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それも、冒頭のシーンで、まだ働けるのに70歳で定年になったベンは「人に必要とされたい」という、言ってみれば人間としての生き甲斐を淡々として語り続けるのであります。実は、ベンが以前にここで、電話帳会社の仕事場で部長をしていたというのだ。今では分厚い電話帳なんて“無用の長物“なのだが、日本では”タウンページ”とかで、情報を得るとても重宝する字引のようなもの。各家庭に必ずありますよね。
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ですが、ジェールズは苦労して立ち上げた会社の社長であり、娘にも恵まれ、家庭は夫が専業主夫として引き受けてくれ、すべてを手に入れた現代的な女子なのだ。ですが、世の中そんなに上手くいくはずもなく、そこにインターンとしてベンが登場というわけ。
ベンは彼女にとっては、親世代の年齢であり、考えも古いと決めつけていて付き合いにくいと思っている。人生経験豊富な彼からの的確なアドバイスをもらうも、若いジュールズは、社長としてのプライドからベンを煙たがるようになり、自分の傍から違う部署へと移動をさせてしまうのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/56/71fef5f5f9a1ddfed9b42cfa5db4aa49.jpg)
それが、自分が追い出した癖に、まったくもって忙しいせいか覚えてない。仕事が忙しいこともあり、ベンの優しいキメ細かい年寄独特な対応が、たまにはとてもジュールズにとって頼りになる父親のような存在になっているのに気が付くわけ。
投資家たちが、仕事で忙しい社長のジュールズに、別に外からCEOを迎えるべきだという意見があり、2,3人と面接するのだが、自分で立ち上げた会社を他人には任せたくないと悩んでしまう。
そんな時に、家で主夫をしている夫のマット(アンダース・ホーム)の浮気現場を目撃するベン。ジュールズに話そうか迷っているうちに、話してしまう。だが、社長のジュールズは夫の浮気を知っていて、相手も娘のママ友だということまで。そういう意味では、ジュールズは女としていい勘しているのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/74/b41e869cb61cc6a0a462498a525547ab.jpg)
新しく迎え入れるCEO探しの旅、サンフランシスコへ同行して彼女と話合うベンに、ヤケ酒を呑みヘベレケになる彼女を優しく介抱してあげ、夫の浮気相手の話とかも相談にのってやるのだ。
私だったら、即、離婚ですよ、これはね。確かに娘のために別れたくないといい、夫はモテルからすぐに再婚相手が見つかると言うし、自分は意地っ張りで仕事人間で家庭を大事にしないから、再婚相手は絶対に見つからないと決めつける。だから、それでも、夫が反省してその浮気相手と別れてくれたら、許してやり直そうと思っているジュールズなのだ。
確かに最近では、日本でも女社長が多くなっているようです。ですが、仕事と家庭の両立は難しいし、母親でも同居して助けてくれればなんとか会社をやっていけるのだが。それに、夫の浮気も、相手の女性がママ友だというが、娘の誕生会にも顔を出さない母親のジュールズ、専業主婦のママ友から嫌みを言われ、これは腹いせに夫を乗っ取られたようでもある。成功した女に対しての、女のやっかみは怖いですよね。
ベ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/b2/00e0f619a8f8e5001c5760c77aeb5c54.jpg)
ンにも恋の相手が現れて、マッサージ師のレネ・ルッソが妖艶なオバサンを演じて、まだまだお盛んな様子の二人が微笑ましいです。だから、コメディタッチの友情物語と言う軽やかなタッチでありながら、実はシリアスな真実に真摯に向き合った作品になっていると思う。
働く女性が現在抱えている問題、ジュールズのように夫がいて主夫をしてくれる相手がいれば最高ですが、離婚してシングルマザーとして頑張っている40~50代の女性にも元気をくれて勇気づけてくれ、希望を与えてくれるファンタジーな映画でもあります。
2015年劇場鑑賞作品・・・206
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あらすじ:ジュールズ(アン・ハサウェイ)は、ファッションサイトを経営・管理する会社のCEOとして充実した日々を過ごしていた。仕事と家庭を両立するパーフェクトな女性像そのものの彼女はまさに勝ち組だったが、ある日、試練が訪れる。同じころ、シニアインターンとして、40歳も年上のベン(ロバート・デ・ニーロ)がジュールズの会社に来ることになり……。
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<感想>ニューヨークを舞台に、30代の女社長が40歳も年上の新人との出会いを通して試練を克服する姿を描いている。一人で立ち上げたファッションサイトが、200人を抱える企業へと成長したために、毎日が仕事人間となり育児も家事も夫に専業主夫として任せっぱなしだ。
アン・ハサウェイが、ファッション業界を舞台にした映画では「プラダを着た悪魔」(06)を思い出すが、この作品では当たらずとも遠からずということ。その主人公だったアンディが成長して、ニューヨークでファッションのウェブサイトを立ち上げ大成功という「続篇」としては有り得なくもないですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/fd/7931a5e596e5d830243ab57e3ef0e808.jpg)
そんな彼女の会社にシニアインターンとして、ロバート・デ・ニーロを雇うことになる。自分の直属のアシスタントとなったベンの扱いに戸惑いを隠せないジュールズ。かのロバート・デ・ニーロが、しかもここ最近はコメディに挑戦しており、もう完璧といっていいほどのハマリ役なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ef/e6ed499498057353da4d191e6b37182c.jpg)
それも、冒頭のシーンで、まだ働けるのに70歳で定年になったベンは「人に必要とされたい」という、言ってみれば人間としての生き甲斐を淡々として語り続けるのであります。実は、ベンが以前にここで、電話帳会社の仕事場で部長をしていたというのだ。今では分厚い電話帳なんて“無用の長物“なのだが、日本では”タウンページ”とかで、情報を得るとても重宝する字引のようなもの。各家庭に必ずありますよね。
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ですが、ジェールズは苦労して立ち上げた会社の社長であり、娘にも恵まれ、家庭は夫が専業主夫として引き受けてくれ、すべてを手に入れた現代的な女子なのだ。ですが、世の中そんなに上手くいくはずもなく、そこにインターンとしてベンが登場というわけ。
ベンは彼女にとっては、親世代の年齢であり、考えも古いと決めつけていて付き合いにくいと思っている。人生経験豊富な彼からの的確なアドバイスをもらうも、若いジュールズは、社長としてのプライドからベンを煙たがるようになり、自分の傍から違う部署へと移動をさせてしまうのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/56/71fef5f5f9a1ddfed9b42cfa5db4aa49.jpg)
それが、自分が追い出した癖に、まったくもって忙しいせいか覚えてない。仕事が忙しいこともあり、ベンの優しいキメ細かい年寄独特な対応が、たまにはとてもジュールズにとって頼りになる父親のような存在になっているのに気が付くわけ。
投資家たちが、仕事で忙しい社長のジュールズに、別に外からCEOを迎えるべきだという意見があり、2,3人と面接するのだが、自分で立ち上げた会社を他人には任せたくないと悩んでしまう。
そんな時に、家で主夫をしている夫のマット(アンダース・ホーム)の浮気現場を目撃するベン。ジュールズに話そうか迷っているうちに、話してしまう。だが、社長のジュールズは夫の浮気を知っていて、相手も娘のママ友だということまで。そういう意味では、ジュールズは女としていい勘しているのだ。
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新しく迎え入れるCEO探しの旅、サンフランシスコへ同行して彼女と話合うベンに、ヤケ酒を呑みヘベレケになる彼女を優しく介抱してあげ、夫の浮気相手の話とかも相談にのってやるのだ。
私だったら、即、離婚ですよ、これはね。確かに娘のために別れたくないといい、夫はモテルからすぐに再婚相手が見つかると言うし、自分は意地っ張りで仕事人間で家庭を大事にしないから、再婚相手は絶対に見つからないと決めつける。だから、それでも、夫が反省してその浮気相手と別れてくれたら、許してやり直そうと思っているジュールズなのだ。
確かに最近では、日本でも女社長が多くなっているようです。ですが、仕事と家庭の両立は難しいし、母親でも同居して助けてくれればなんとか会社をやっていけるのだが。それに、夫の浮気も、相手の女性がママ友だというが、娘の誕生会にも顔を出さない母親のジュールズ、専業主婦のママ友から嫌みを言われ、これは腹いせに夫を乗っ取られたようでもある。成功した女に対しての、女のやっかみは怖いですよね。
ベ
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ンにも恋の相手が現れて、マッサージ師のレネ・ルッソが妖艶なオバサンを演じて、まだまだお盛んな様子の二人が微笑ましいです。だから、コメディタッチの友情物語と言う軽やかなタッチでありながら、実はシリアスな真実に真摯に向き合った作品になっていると思う。
働く女性が現在抱えている問題、ジュールズのように夫がいて主夫をしてくれる相手がいれば最高ですが、離婚してシングルマザーとして頑張っている40~50代の女性にも元気をくれて勇気づけてくれ、希望を与えてくれるファンタジーな映画でもあります。
2015年劇場鑑賞作品・・・206
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