2024年9月21日 19年ぶりに見た小田原城
**青空文庫 “剥製”牧野信一著より抜粋**
小田原市出身の作家、牧野信一さん。
10月に小田原を訪れた際に、
10代の頃よく寄っていた書店、
“高野書店”で購入した古書で知りました。
小田原市栄町にある高野書店
↑購入した『小田原 箱根•真鶴•湯河原 文芸散歩』小田原文芸愛好会(H6.4.1発行)
本文冒頭の抜粋した一節に、
小田原に今年何度か来たのは、
この一節に近い様に思えました。
放蕩娘ではなかったように思いますが、
私は20歳の年のクリスマス前に
アルバイト代をどこかに置き忘れ、
それを短期間で取り戻すために新宿へ。
その年の年末年始を小田原で過ごしたのを
最後にもう小田原に住むことありませんでした。
小田原を離れて35年程になります。
その間に立ち寄ったのは冠婚葬祭の時だけで、今年来た時は父の葬儀以来19年経っていました。
何度か小田原に戻るきっかけはありましたが、逃したまま。
そそっかしい失敗をして、
浅はかな考えの選択をしたばかりに、
こんなに長い年月小田原に戻れなくなっていました。
ここ数年、小田原の夢をよく見る様になって、どうしたのだろうか思うと日々。
小田原には誰も住んでいないのに。
小田原のブログやGoogleマップを
覗いては、郷愁の思いは増すばかり。
とうとう今年の9月に仕事を当日欠勤して、
小田原に来てしまった。
9月の小田原は強風の日でしたが、
空は青空で気持ちが良く、
懐かしい場所に着いては、
来て良かったと思った。
来年もまた何度か訪れてみたいと思う。
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