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「このままで行ったら10年後にはトキは害鳥になる」衝撃な言葉でした。トキが餌場にしている農家の方の生の意見でした。
2008年トキが放鳥される前に、佐渡島内の各地域でトキに対する意見交換の場が開催された。
その場に集まった人たちは、「植えたばかりの稲を倒してしまう」中には「実った実を食べるのを見た」とまで言う人までいまいした。
トキは数が減って目にすること自体少なかったと言う時代に、トキが害鳥だと言うDNAが農家の方々に代々植え付けられている感じでした。
トキの研究を長年されていた佐藤春雄氏は、トキが田んぼを荒らしたと言う情報で駆けつけてみると、そこにはカモの羽が落ちていたり、
タヌキの足跡が残っていたらしいです。早朝、カモやタヌキが田んぼを荒らしてから、その後行って餌を食べていたトキが犯人にさせられていたらしいです。
今年も2回に分けて30羽のトキが放鳥されます。その前に農家の方々の集まりが各ヶ所で開かれたそうです。
数が増えてくると群れで田んぼに入ってしまうので、稲が倒される被害があり収穫が少なくなってしまうと言うことを危惧される意見がでたそうです。
「トキに稲を倒された米」としてブランド化したらと言うお話を聞きました。トキが集まる田んぼは餌となる生物が多くいて、農薬を使用していないと言うことに
繋がります。
トキと人の共生・共存って、農家の協力が絶対条件となると思うのですが・・・