生兵法は怪我のもと

■私のスピリチュアル実践記　その７

瞑想中に金色の帯状の光をみるようになってからは、新しい体験が加速度的に増えてきました。その例をいくつかご紹介しますと。

●物が発する気が見える
気の流れは相変わらず良く見えていたのですが、生き物だけでなく、物体から発せられている気が見えるようになりました。例を挙げれば神棚や仏壇です。

●気の流れが身体をすり抜ける
部屋の中の気の流れを見ているうちに、その流れが突然ひとつの束になって、私の頭頂部に流れ込み、身体の中を通り抜けて、足のつま先から抜けていくのです。

●手が透けて見える
瞑想を終え、眼を開けてじっと自分の手を見ていると、手が透けてきて、手の向こう側が見えるのです。やがて体全体が無くなり、自分の意識だけが存在しているような感覚になるのです。

●手かざしが出来るようになった
左手のひらを上に向けると、電気のようなピリピリとした感覚がするようになり、手が熱くなるのです。何かエネルギーを手が吸収しているような感じです。
逆に右手からはエネルギーが放射されます。右手を肌の上にかざすと肌の表面から内部にかけて、熱く感じます。右手に意識を集中すると左手と同じようにピリピリしてきます。

手のひらにも小さなチャクラがあるそうですが、それが活性化したのでしょうか。おかげで家族の肩こりや痛みなどをとってやることが出来るようになりました。

●オーラの色が見える
オーラの第一層は見えていたのですが、色を見ることは出来ませんでした。しかしようやく見えるようになりました。

●幽体離脱を体験
今までどうしても出来なかった幽体離脱をはじめて体験しました。今までは途中で何度も失敗していたのですが、その時は何故か亡父が現れ、うまく導いてくれたので見事成功したのです。

私は様々な事が出来るようになって、少しばかり有頂天になっていました。ところがある日のことです。

いつものように眼を開けて、空中に紫色の雲を出し、回転を右、左と変えたり、スピードを変えたりして遊んでいたときのことでした。その夜は何故か人の顔が浮かび上がってきました。陰湿で暗い男性の顔のようです。いつもイメージを見る時は何も感情を持たず客観的に見るようにしていました。しかしその日は顔が見えた瞬間、背中に悪寒が走りました。「見てはいけないものを見た」と思った途端に、私の体が回り始め、そのまま雲に吸い込まれそうになったのです・・・

恐怖の余韻が残る、鳥肌の立った肌をさすりながら、寝床の中で私はひとしきり反省をしました。もともと瞑想をはじめた目的は精神の安定（不動の自己の確立）を得るためのものでした。瞑想を重ねるうちに様々な体験をし、能力が少しずつ目覚めてきました。しかし本来の目的を忘れて、興味本位の神秘体験にうつつを抜かしていたのではないかと。

そして、生前母が言っていた言葉を思い出しました。『中途半端な霊能力を持つと人は不幸になる』と。過去ログに少し書きましたが母には霊能力がありました。母はさらにこうも言っていました。『霊の世界は光の当たる部分と闇の部分がある。己の魂を高めないと闇の部分に引きずり込まれてしまうから気をつけなさい。神様の声と思っていたら、実は狐の声だったということもあるのよ』

実は幽体離脱を体験した時も、父がテレパシーで私に語りかけてのです。『肉体から幽体が抜ける時は危険が多いから気をつけろ、私のやる通りにすれば大丈夫だから』と。父が言った危険という言葉の意味が、この時よく分かった気がしました。

霊能力が高まると、見えない世界の存在ともコンタクトが出来るようになりますが、霊の世界にはダークサイドの霊も数多くいるそうです。こちらの波動が高くないとダークサイドの霊と繋がってしまう危険性があるので大いに気をつけなければなりません。

この体験を機に、私は興味本位で霊世界を覗くのは良くないと、自分自身をきつく戒めたのでした。


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