冥土院日本(MADE IN NIPPON)

歴史を占う

過去ログの「梅と泉岳寺」で浅野長矩について書いたことがある。かなり古い記事だが、忠臣蔵ファンが多いのか、今でも多く方のアクセスがある。

●梅と泉岳寺1.2
http://blog.goo.ne.jp/photon1122/c/680d99a89257e44b814d948a4976a5f2/1

小説、映画、テレビドラマ、舞台で「忠臣蔵」は様々な作者や演出家の解釈の元に演じられてきた。数々の創作や演出に彩られたフィクションの忠臣蔵の世界を離れて、「元禄赤穂事件」という歴史上の事件としてみた時の興味は、事件の発端となった松の廊下の事件の真相や、討ち入りに至るまでの義士達の思惑と本音が知りたいという点に尽きるであろう。

しかし、歴史上の事件は多くの歴史書で知ることは出来ても、その真相は謎である。なぜなら歴史というものは勝者の歴史であって、勝者の都合に合わせて事実が改竄されている可能性が高いからである。

「梅と泉岳寺」のコメントにも書いたのだが、優れた霊能者が霊視を行ったり、事件の当事者の霊とコンタクトして、話を聞くことが出来れば、歴史の真相が解明できるのではないかと思うことがあった。

同じようなことを考える人はいるもので、書店で「霊的見地から見た日本史」という本を見つけた。早速読んでみたのだが、当初の期待は見事に裏切られた。宣伝文句には「常識を覆す驚きの真実」などと書かれていたが、少しばかり推理力のある作家なら、書けてしまうような内容の羅列ばかりで、取り立てて驚くほどのものではなかった。

歴史というものは人が作るものであるから、事件の当時者の性格や考え方というものを前提に事件を解釈していかないと、血の通わない無味乾燥な報告書となってしまう。要するに登場人物に対しての愛が欠けているのだ。作者と編集者の力足らずの作品であった。

過去の真相を伺い知る方法として、もう一つの方法がある。それは昨日紹介した筮易だ。本筮易の特徴は現実世界の事象を占うだけでなく、霊界のような目に見えない世界や未来や過去の出来事を占うことが出来る。石井さんは易を行う前に易の神様に祈るそうであるが、本筮易の占いのメカニズムについては、宇宙の記録のようなものにアクセスしているのではないかとも語っている。

筮易は霊能力を使った霊視ではない。どのようにして宇宙の記録にアクセスするのかは想像の域でしかないが、キネシオロジーのようなものなのか、あるいは占う本人が意識することなくアカシックレコードにアクセスしているのかもしれない。

石井さんの易日記の中で、過去の事件の真相を占った記事を3つご紹介しておく。いずれも当人がどのような人物であったかも占っているために、短い文章ではあるが大変面白い。

●事故死したF1ドライバー「アイルトン・セナ」の事故原因
http://www.asahi-net.or.jp/~pa6c-isi/ekinikki200608.htm#sena
●「ダイアナ元妃」の死の真相
http://www.asahi-net.or.jp/~pa6c-isi/ekinikki200608.htm#higeki
●「アドルフ・ヒトラー」の生涯。
http://www.asahi-net.or.jp/~pa6c-isi/ekinikki200507200509.htm#hit

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