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午後の靖国神社--東京裁判の真相

62回目の原爆記念日の今日、九段下での用事の後に靖国神社を訪れた。午後の境内は予想以上の参拝者でにぎわっていた。年配の方々に混じって、制服姿の高校生と思われる一団や欧米人、台湾人と思われる方々が拝殿の前で頭を垂れ手を合わせている真摯な姿を、少しばかりの驚きと大きな感動を持って眺めた。年代、国籍は違っても、戦争で亡くなられた方に対する哀悼の気持と平和への願いは同じであることを実感した。

しかし残念なことに、そのような厳粛な気分を壊す騒々しい一団もいた。反米のスローガンを書いた幟をもった特攻服姿の集団であった。

靖国神社は国際問題において何かと物議をかもすが、やはり平和への祈りの象徴としての存在意義は大きいと思う。戦犯の合祀については海外から批判的な意見が多いが、「戦犯とは何なのか」「東京裁判は公平な裁判であったのか」ということを再度見直す時期が来ているのではないだろうか。黙して語らぬ死者に鞭打つことが正義なのか・・・。そして靖国神社を決して国際政治や政党間の暗愚な政争の具としてはならない。

東京裁判関連と戦後まもなくGHQによって国民洗脳の為に放送されたラジオ番組『真相箱』に関する参考書籍のご紹介と、東京裁判で連合国側の判事を務めたインドのパール博士の言葉を下記のHPから引用してご紹介しておこう。


■ヘブライの館「原爆ホロコースト」の実態
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/a4fhc700.html#01

(引用開始)

●「東京裁判」において、判事11名の中ただ一人「日本無罪」を主張したパール博士(インド代表判事)。

判事中唯一の「国際法学者」だった彼は、国際法に拠らず、事後法によって行なわれた裁判を、戦勝国による「リンチと何ら変わらない復讐」であり、違法裁判であると非難した。(後にその主張は世界中で高く評価された)。

●パール博士は1952年、広島の爆心地「本川小学校」講堂で開かれた「世界連邦アジア会議」にゲストとして招待され、この会議の中で次のように述べた。

「人種問題、民族問題が未解決である間は、世界連邦は空念仏である。」

「広島、長崎に投下された原爆の口実は何であったか。日本は投下される何の理由があったか。当時すでに日本はソ連を通じて降伏の意思表示していたではないか。それにもかかわらず、この残虐な爆弾を『実験』として広島に投下した。同じ白人同士のドイツにではなくて日本にである。そこに人種的偏見はなかったか。しかもこの惨劇については、いまだ彼らの口から懺悔(ざんげ)の言葉を聞いていない。彼らの手はまだ清められていない。こんな状態でどうして彼らと平和を語ることができるか。」

●その後、パール博士は「原爆慰霊碑」を訪れ、献花し黙祷を捧げた。

そしてその碑に刻まれた文字を通訳させ、疑うかのように二度三度と確認したという。その慰霊碑にはこう刻まれていた。

安らかに眠って下さい

過ちは二度と繰り返しませぬから
 
●パール博士は怒りを顔にあらわして、次のように述べた。

「ここで言う『過ち』とは誰の行為をさしているのか。もちろん、日本人が日本人に謝っていることは明らかだ。それがどんな過ちなのか、私は疑う。

ここに祀ってあるのは原爆犠牲者の霊であり、その原爆を落した者は日本人でないことは明瞭である。落とした者が責任の所在を明らかにして 《二度と再びこの過ちは犯さぬ》 と言うならうなずける。

この『過ち』が、もし太平洋戦争を意味しているというなら、これまた日本の責任ではない。その戦争の種は西欧諸国が東洋侵略のために蒔いたものであることも明瞭だ。さらにアメリカは、ABCD包囲陣をつくり、日本を経済封鎖し、石油禁輸まで行なって挑発した上、ハルノートを突きつけてきた。アメリカこそ開戦の責任者である。」

(引用終了)

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