111!
『ホゾ折れ』
ん?ん?んんんー!?
この『レマニア』の機械はパーツが出回ってないので、クロノセンター下のスプリングは代用品で使えそうな物が見つかり、折れ込んだままのネジも抜いて新規取付け。
次は折れてるホゾの修復
これでOH完了
裏蓋を開けると
中のボールベアリングが3個見つからなかった。
ローターベアリングの回転問題なし!
『遂に!』
こんな『歯先が欠ける』事はたまにある。
欠けた歯先の部分にレーザー溶接で肉盛りをして歯をニョキニョキ生やしてみました
11月スタート!
だんだんと冷えて来ましたね。
『ホゾ折れ』
『あー、はいはい。この機械あるあるの事だよねー。』
折れホゾには『入れホゾ』すればいい!
ん?ん?んんんー!?
『😟』
クロノセンター下のスプリングが欠損してる!おまけにスプリング留めネジが折れ込んだまま『放置』だと?
『はぁーーー』ため息
こういう事って残念ながらある事なんですよ
テキトーに作業して納品しちゃう業者。
裏蓋閉めればお客さんに見えないし分からないし?
『大切な時計』
『変な店に出すと大変な目にあうかも知れません』
この『レマニア』の機械はパーツが出回ってないので、クロノセンター下のスプリングは代用品で使えそうな物が見つかり、折れ込んだままのネジも抜いて新規取付け。
クロノセンターのホゾ折れはこの機械ではよくあるけど、下のスプリングなしだとまともにクロノ動かないし『針飛び』しまくりな状態だと思いますが、今までどうやって動いてだんだろう?w(クロノ動かしてないパターン?)
次は折れてるホゾの修復
穴を開けて新たにホゾ(軸)を圧入して元のサイズに整形する作業が『入れホゾ』
入れホゾ完了
これでOH完了
クロノも正常に動くようになりました。
この時計の『クロノリセット』は力強いので、頻繁に操作するとまた『ホゾが折れる』…
裏蓋を開けると
『はッ⁉️』
自動巻きのローターが分離している。
中のボールベアリングが3個見つからなかった。
こんな小さいベアリング探して見つける方が『神業』
足りないベアリングはサイズが近い物で代用(大分同じモノ)
『閉店間近』
『プルルルルー』
『はい、もしもしー』
『これから電池交換に伺います』
滑り込みセーフの電池交換も終わり。
ローターベアリングの回転問題なし!
これにて閉店ガラガラ。
『遂に!』
発注していたレーザー溶接機が昨日納品されました。
早速、練習。
こんな『歯先が欠ける』事はたまにある。
その時に、パーツ交換出来る機械はパーツ交換で。
『パーツがない機械はどうしよう?』
①欠けた歯の部分を削り、新たに歯を入れてから整形する『入れ歯』
(近い歯先があればそれをドナーで整形して入れるパターンも)
②一から全てを作る。(めちゃくちゃ大変だし面倒くさい)
今回の新たなパターン
③
レーザーで肉盛り
欠けた歯先の部分にレーザー溶接で肉盛りをして歯をニョキニョキ生やしてみました
この後、ヤスリなりで歯先を整形する。
レーザー溶接機を使うの初めてなので
友人技術者からレクチャーを今週受ける。
歯をニョキニョキ生やした写真を送って
『こんな感じですかね?』
『そ、そ!』
もうレクチャーいらないですね(笑)って。
いやいや、レーザーの技術も修得できる様に頑張ります!
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