月曜に始まったのが、「暴れん坊将軍Ⅴ(第5部、93年~)」だ。早朝4時から。ずーっとやっているので、数年前に見たことある可能性が高いが、この5部辺りのシリーズは何となく落ち着いているように感じる。
御側御用取次(吉宗の言うトコロの『じい』)は船越英二。後には高島忠夫や名古屋章が務めるが、船越は一番ハマってたね。吉宗の右腕となる大岡忠助は横内正。カッコよくて、でしゃばらず、威厳もある。跡をついだ田村亮はそれに加えて、多少こけいなところも出して味を出していたが、横内はなんと19年も出ていた(松平健はもっとということになるが)だけに、水戸黄門の格さんレベルのはまり役だったろう。火消しの「め組」のおかみは浅茅陽子。なぜか留守がちな、かしらの辰五郎(北島三郎)に代わって、若い衆を束ねている。そして、伊藤つかさの存在感。金八先生に出て歌手デビューした当時、バカでかいポスターをレコード屋に「ください」と言ったらすんなりくれた。部屋の障子に貼っていたが、ホントウの顔の7、8倍はあるだろう顔面アップのポスターは忘れられない。それから何年経ったのか敢えて数えないが、小石川養生所の看護師とめ組の世話をしている。目がきれいで、中学生役からは明らかにオトナになっていた。
御庭番(吉宗の隠密、簡単に言うと忍者・探偵で、事件の謎のほとんどを暴く)は五代高之、入江まゆ子ともに、くどい表現だが、カッコイイね。女御庭番は高島礼子などシリーズごとに代わったが、入江は10部以上ある中でもトップクラスだろう。五大は存在感あったからそれなり長く出ていたのでは。
安定した、というか私にとってはおなじみのキャストさんたちが活躍する、ストリーもわかりやすい暴れ坊将軍は吉宗の殺陣がクライマックスだが、1時間が短く感じるほど面白い。
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