けさの「暴れん坊将軍」はシリアス系だった。冒頭から、油問屋から荷車で運ぶ途中の一万両が夜道で族に襲われ、カネが盗まれた。下手人は直前に荷車の修理をした大工が荷車が壊れて止まるように細工をしたのではと疑われたが、夫と喧嘩して呑み屋で飲んでいた妻のおしま(上月晃)が家に戻ると殺されていた。驚くおしまだが、その場面を見た老女がおしまが殺したと騒ぎ出し、おしまは逃げ出すはめに。アリバイを証明してくれる呑み屋のおやじや板前をそれぞれの家に訪ねるが、皆殺されている。いきなり連続殺人の下手人として指名手配されてしまったおつるはさらに逃げ回る。
御用金絡みだけにより捜査に力を入れる吉宗は独自におしのを探し出し、この事件にはウラがあると気付く。ともに逃げながら、真の下手人を負う。
黒幕は勘定奉行だった。油問屋と結託し、御用金が盗まれたことにしてそれを着服しようとしていたのだ。悪党どもの宴席に、余興として乗り込む吉宗とおしま。
こちらから逆に仕掛けた罠に引っかかり、悪どもは馬脚を現す。そして勘定奉行と油問屋をいつものとおり、大成敗。
危機を脱したおしまは、小料理屋を始める。徳田新之助も駆け付け、一杯呑んで、めでたしめでたしな結末だった。
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