「暴れん坊将軍」、今回は吉宗の一行が越後に行く。きっかけは佐渡金山の金を佐渡奉行が廻船問屋と組んで唐に密輸してしていることがわかったから。御庭番(密偵)はもちろん、大岡忠助(横内正)、じい(船越英二)、火消し「め組」の女衆(浅茅陽子、伊藤つかさ、ら)まで同行。
越後まで何日かかって歩いて行ったんだろう。高島礼子らの御庭番は走って行ったんだろうけど。ま、いいとして。
ゲスト主役は、おつる(渡辺千秋)。火事で孤児となった7人の子供の面倒を見ながら自分を売った父親を探して、恨みを言うために越後で過ごしていた。
しかし、「め組」のお葉(伊藤つかさ)は小石川療養所の医師見習いもしているだけに、体調の悪いおつるを診て、「白い肌の下に悪いものがある。治らない」と吉宗に告げる。今でいう白血病だろう。おつるは吉宗に身の上を話し、その胸に飛び込む。
その後、吉宗は、佐渡奉行と組んでいた商人が、おつるの父親と突き止める。父は吉宗にひれ伏し、悪事のすべてを告白するとともに、おつるを訪れ土下座して謝る。佐渡奉行は裏切りを知り、父を殺そうと、なんと、おつるを誘拐し、縛り上げ、父をおびき出し、目の前で仕置棒で叩きつける。そこに吉宗と御庭番、忠助らが登場。成敗となるが、普段なら高島礼子がすぐに救助するんだが、敵が多かったのか、それができず、商人の父は佐渡奉行に殺され、おつるも危うくなる。ブチ切れた吉宗は、いつもは悪人を斬るのは御庭番に任せるのだが、今回は自分で「おのれ!」と言って、自ら斬り殺した。前にもあったことだが、そうとうブチ切れないとしないことだ。
痛めつけられたせいもあったのか、おつるは最期を迎える。成敗の時に徳田新之助が吉宗と知ったが、「海を見たい」と願う。吉宗はおつるをおぶって、日本海の荒波を見せる。「将軍様、ありがとう」と言うと、その背で果てる。
最近、泣かせるいい話が多いね。
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