恵庭岳の中腹に幻の湯の滝がある。
ウソだろうと思う人はいると思う、でもホントに見つけちゃいました。
あんなに人が登っている人気の道央圏の山
それでも人の行かない所はあるんだね。逆を言えばみんな人のトレースお借りしますの登山しかやってないんだな。
人マネじゃなく、自分の意志と興味を胸に地図とコンパスで歩いてみようぜ。
何かを地図の中に見出し、自らの身を置き、周囲の地形と繋がって行くことで風景と調和し、自分の世界に自然を取り込み、山に受け入れてもらえる。
人のトレースをダウンロードしてその通りに歩いてて発見なんてあるわけ無いし、他人との想いの共有はできても自然との調和は薄い。

まあ、大沢は活動中の噴気孔いっぱいなので、温泉あっても不思議じゃないんだよな。
通常の北大ルートからでは行けないんだけど、丹念に探せば分かります。

シューシューと蒸気を上げてる一帯
大地は行きているよね。

この色は硫黄成分を含有している透き通ったブルー
周囲にもライムイエローの硫黄が付着
硫黄臭もプンプンと。
でも、これじゃない
何より冷たい。

この荒涼感
初冬の時期にマッチしている、来てよかった!
一年でこの寂しい時期が一番好き
こんな寂しいところで、寂しい時期を想う幸せ。

支笏湖ブルー
美しいね

大沢(ポロピナイ沢)を彷徨う僕

発見した湯の滝
そこまで大きくはないんだけど、お湯がよどみなく勢い豊かに流れる滝、そう、まるでカムイワッカ湯の滝のミニチュア版をこの目で見れるとは、感動でした。

もう、ホッカホカのお湯が流れてるんだよ
信じられない気持ちでいっぱい
かじかんだ手の指が一瞬で復活したもん。
近場にも探検しなきゃならんとこはいっぱいあるんだね。
大沢じゃなく、意外と登山道の近くにも蒸気で調理できそうな噴出口を見つけたので、今度は肉まんを持ってまた行かなきゃ。

良い一日だったな。
市内ですら発見がある。
神様が残してくれている神秘を見つけられるのもそうでないのも、自分次第なんだと想う。