僕の読み方として、一冊を読み終えたら次、と言うような読み方はしていません。
常に同時並行的に7.8冊の本を読み進めていっています。
今日、一冊読み終えました。
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ドグラ・マグラです。
読んでみようと思ったのは、キャッチフレーズ?が凄かった。
曰く、
「これを読む者は、一度は精神に異常をきたす。」
だった。
恐ろしくも凄そうだ。
その他、「日本一幻怪奇の・・」「妖怪、妖麗、グロテスク、エロティシズムの極」
「狂人の書いた推理小説・・」「異常な状況設定の中に知識を集大成・・」
とこれまた凄まじい。
実際、読んでみると確かに出だしから面白く、名作の予感がした。
ただ、長すぎましたね~。
中盤でのリフレインはキツかった。
作者はこの小説に並々ならぬ情熱を注いでいたようで、「これを書く為に生きていた」との事でした。
僕としては、それが裏目に出たんじゃないかな?と・・
どうも加筆に加筆を重ねて長くなったようだ。
上下、二巻に分かれてるが、削ぎ落として一冊にすれば内容も冗長にならず良かったと思う。
最後はナルホドね~!
全てが繋がります。
ただ、この小説は解釈がいろいろあるようで僕の読み方が全てでは無いようです。
そんな所も名作たるゆえんなのかな。
作者は夢野久作。
彼の作品では「白椿」と言う映画が現在公開中です。
僕の知ってる小説白椿とは少し異なるようですが、夢野世界を知るには良いかも?