北欧からのひとりごと...

北欧(スウェーデン&ノルウェイ)生活から、脈略の無いひとり言を綴っています。

日曜日にお店が営業するようになった

2011年11月19日 | スウェーデン

私の住む町は、人口約6万人(県内は約12万人)という、スウェーデンの人口比率で言うと、13番目ぐらいの町だ。

町の中心地には一応ショッピング街というか、お店やレストランが集中しているが、そこも半日、いや2-3時間あれば全部見ることが出来る程度の規模。

スウェーデンだけじゃなくて、キリスト教国は日曜日に営業しない国が多いが、スウェーデンは熱心なクリスチャンという人は少なくなっているため、宗教的な色はあまりない。

しかしながら長年の伝統で、日曜日は営業もしないし、もちろん働かないと言う根強い感覚があるが、最近少しずつ変わってきたようだ。

経済状況が悪くなってきたこともあるが、日曜日に営業する店が増えてきた。

この町の中心地にはショッピングモールと呼べる程の規模の物はないが、一応ショッピングモールとすると2件ある。

そのうちの1件は、すでに2年ぐらい前から日曜日の営業を始めたが、ついにもうひとつのモールも営業することになった!

まあ、それでも日曜日営業は、10:00~16:00まで。

今まで、日曜日は閑散としていた町中も、最近は買い物客を見るようになった。

日本では当たり前の事であるサービス業の週末営業は、海外では当たり前でないことが多い。

特に欧州諸国では多い。

「じゃあ、いつショッピングするのさ!」と思うのだが、ショッピングは大抵土曜日

買い物は、金曜日、土曜日が圧倒的に多い。

土日に働くと基本給も高くなるし、土日に働きたいと思う人も実は多いのではないかと思うが、家庭を持っているとやはり土日は家族と過ごしたいと思う人がまだ多いのは事実。

でも、そういうことだけじゃなくて、やはり文化的に「日曜日は休み」という感覚が人の中に根づいていることが大きな理由ではあるようだ。

 

私の父はサービス業だったため、うちは土日に父が家にいるとか、どこかへ行くと言う感覚は余り無かった。

でもその反動か、自分が選ぶ仕事は完全週休二日(週末!)でないと嫌だと言う気持ちがあった。

土日は友人と会ったり、外で買い物したり、食事したりしたかったからだ。

でも、海外に住むようになり、それが難しくなってから、週末に行くところが無いと言うのはとても苦痛だった。

スウェーデンの田舎町も段々変化しているのを見て、嬉しい気持ちになっている