北欧からのひとりごと...

北欧(スウェーデン&ノルウェイ)生活から、脈略の無いひとり言を綴っています。

ゆるすぎです!スウェーデン!!

2011年10月27日 | スウェーデン

10月中、ゆっくり紅葉を見る時間も無かったが、ふと見るとこんなに

昨日、今さらながらびっくりしたことがあった

スウェーデン側の家族にひとりだけいる、どーしょもない奴(と、言ってしまうのは語弊があるかもしれないが…)のこと。

こいつが、今、病気休暇をもらい、休職していると聞いた。

こいつは、スカンジナビア航空に20歳から勤務(地上業務)していて、今年で勤務23年ぐらいになる。

スカンジナビア航空も、ここ10年相当経営が苦しい状況ではあり、この4-5年で結構リストラされた人も多い。

でも、スウェーデンの奇妙なルールで、「リストラするときは若い人から(または勤務年数の少ない人から)」というのがあり、勤続年数の長い彼は生き延びている。

 

ここ、エステルスンドの空港は小さな空港で、発着も一日2-3本しかない。

ほとんどすることがなさそうなカウンターで、暇そうにSMSや携帯で動画を見ている彼を良く見かける。

そいつがですよ!今、さらに病気休暇って・・・

理由は、「職場の人間関係に疲れたから」だと

スウェーデンの医師は、「職場でうまくいかない。」「職場でいじめられている」などの理由をあげると、休職願いを書いてくれるそうだ。

ありえねぇ~ だって、こいつは、どんな人からも嫌われると思われる虚言癖、責任転換(無責任)、気分にムラがある、などの5歳児でももっとマシと思われるガキの性格なのだ

職場の人間関係がこじれたなんて、20年以上も勤めていて、今さらかよ

病気休暇中は7割ぐらいの給与保証があるはず。 こいつは家でTVゲームして、その7~8割の給料をもらっているんだよ

それって、どーなのよ?

そういう事が平然と通るスウェーデン社会に、改めてまた疑問が浮かぶ・・・

 

スウェーデンは、雇用される側は異常なほどに守られていると感じる。

休暇も「とらなくてはならない」という義務だし、半年ぐらい働いただけで失職したら、1年ぐらい失業保険がもらえるし、他の国に比べたらゆるすぎだ

その反面、雇用者側のリスクは大きい。(と思う)

給与を支払う場合、雇用される側がもらう分の50%増しで給与を支払わなくてはならないし、雇った人がひどく無能だったり、とんでもない奴を雇ってしまったとしても、解雇はまず出来ない。

ボーナスや給与も、経営者ではなく、組合が決めているので、「この人は頑張っているからボーナスをあげたい」と思っても、不公平が生じるからという理由で出来ない。

経営者には決められた休暇はない。 もちろん「病気休暇」「失業保険」なんて無いぞ!

その上、もし会社を倒産させたら、倒産後5年間は新会社を作ることが出来ないんだよ。

私達のような零細企業だって、零細すぎてほとんど利益何てないけど、倒産させないように頑張っているんだからさ

 

日本で「職場の人間関係が辛かったら休職してもよい」というルールがあったら、8~9割型の人は休職するだろう。

もちろん、本当にセクハラや、理由の無いいじめにあっている人も知っているから、そういう人は守られるべきだと思うし、大手企業などがカウンセラーを導入したり、定期的な配置換えをしたりして、働く環境を、精神的に健康な勤務環境に整える努力をしているのは当然だと思う。

しかし、大半の会社はそんな余裕が無いのが事実ではないのか・・・?

極短に言えば「嫌なら辞めろ!」ってことじゃないのかな?

っていうか、我慢するか、辞めるか、結果的にそうするしかないことになるんでしょう?

今の日本は、雇用される側は厳しい状況にあるけど、スウェーデンはどうみてもルールを「TAKE ADVANTAGE」をしている人が多い気がするよ

スウェーデンで、真面目に働いている人たちが気の毒だ・・・ ゆるすぎもどうかと思う。


美味しいもの食べたい

2011年10月26日 | ひとりごと

今週末から冬時間になります

11月はヤバイんだよねー。

何がって、落ち込む時期

この冬時間を境に、日照時間がぐーーーんと短くなり、寒さも増してくる。

特別な照明器具で、何とか朝は起きるんだけど、それでも夏のように「おっはよーーんん」と元気には起きられない・・・

 

そういえば、最近は美味しいものも食べてない

先週末は、典型的なイェムトランド料理を食べたが、、、

左: 付け合せのパン/右: トナカイのカルパッチョ、山羊のチーズ添え

左: Röding(鮭の一種とラビオリ)/右: フィレ肉のワインソース

今さら特に感動するほどのお味ではありません。

感想はといえば、「べつに。」(エリカ様風に)って感じです。

まあまあ美味しかったのは、トナカイのカルパッチョ。これはビールに合います。

 

外食すると、こういう料理ばかりなので、行く回数が自然と少なくなる・・・

和食レストランもあることはあるが、特別な料理でない限り、私が作った方がまだマシ。。。

かと言って、料理が好きじゃない私。この2~3年は夕飯はパートナーが作っている。

 

外食する場所が沢山あり、さらに安くて美味しいって言うのは、なんて幸せなことなんだろう

都内での一人暮らしの時は、365日外食かコンビニかテイクアウトだったが、なーんにも困らなかった。

何を食べに行こうか考えるのが楽しくて仕方が無かったしなぁ~。

あーーー、美味しいもの食べたい 

 


あれから2カ月…

2011年10月23日 | 動物たち

サマーハウスでジェイが足を痛めて、獣医に連れて行ってから約2カ月が過ぎました。。。

あの日、獣医で「安楽死」させられそうになったジェイは、今も何の変りも無い、いつも通りの生活をしています。

全体的に筋肉が落ちて細くはなったものの、食事内容を変えてから300g体重も増えて、階段もちゃんと登っています。

人間で言えば、98歳~102歳の老齢ですからね。体力の衰えはありますよ、そりゃー

でも、食欲は旺盛、規則正しい生活で、先週は1週間ほどゴールデン・レトリバーを預かってましたが、ジェイは「だから何?」って感じで気にもせず、みごとなほどのマイペース

最近のお気に入りの場所は、ソファーの裏側と暖房の間 ↓↓

ここで午前中はぬくぬくと寝ています

あの日獣医に「心臓病で、血栓が出来て余命1ヶ月」なんて言われたことは、悪い夢だったとしか思えません。

このペースでいてくれたら特に問題も無いと思うので、お正月には日本に行くことにしました

ただ、他の人に預けての旅は、預けられた方も気を使うと思うの無理と判断し、パートナーが残ってジェイを見てくれるとのことで、私一人の帰国です。

ジェイさん、この分ならば、当分元気でいてくれるよね

私のプチ手術からも1ヶ月が経過して、元気です

 

 


毎年この時期に悩むこと…

2011年10月22日 | スウェーデン

紅葉が美しい時期です

あと2週間もすると雪が降るでしょう

その雪が降る前に、毎年必ず悩むことがある…

雪国に住んだ事のある方ならわかると思いますが、雪が降ると「靴」の存在がとても重要な日常生活。

ブーツが必須なので、毎年秋からブーツ探しが始まる。

今日で今年のブーツ探しも1ヶ月を過ぎた

未だに欲しい物が見つからない

雪が降り、積り出す時期(気温ゼロからマイナス3度ぐらいまで)は、道路がとても滑りやすい。

オシャレなブーツが欲しいけど、まずは機能性。

でも、私はどうしても妥協が出来ない。

機能性はもちろん第一だが、機能性だけで言うと、ソールの部分が ↓ ↓ のようになっていないくてはならない。

こういうソールの靴は、エンジニアブーツはもちろんの事、山登り用、バイクショップなどにはもちろん山ほどある!

でもね、でもね、スポーツも山登りもしないアウトドア派じゃない私には、それに合う洋服は持っていないし、年齢的にももう少しエレガントなブーツが欲しい。

毎年この選択肢の少ないブーツの中から、何とか探し出して買うのだが、今までしっくりきたブーツが無くて、毎年懲りずに買う。

長い冬の間はほぼ毎日使うのだから、気に入ったものがあれば、色違いで2-3足は欲しい。

探し続けて、「あっ!これイイ」と思い、ソールを見ると、「あ、ツルツルすぎてだめだ…」と、毎日ネットショップを閲覧する日々。

雪道用のソール部分に装着するスタッズはどこでも売っているのだが、それは屋外でしか使えなくて(店や屋内での使用は禁止)、靴の皮も痛むし、何しろ面倒くさい

あ~、Gucciさん、Chloeさん、Jimmy Chooさん、Tory Burchさん、Pradaさん、

お願いですから、滑らない雪国仕様のソールで、ファッショナブルなブーツ(レインブーツじゃなくて)を、なんとか1足3万円以下で作って頂けませんでしょうか…?

って、無理にきまってるぅーーーー

あと、2週間

雪が降るまでに、なんとか探し出さねば