10月中、ゆっくり紅葉を見る時間も無かったが、ふと見るとこんなに
昨日、今さらながらびっくりしたことがあった
スウェーデン側の家族にひとりだけいる、どーしょもない奴(と、言ってしまうのは語弊があるかもしれないが…)のこと。
こいつが、今、病気休暇をもらい、休職していると聞いた。
こいつは、スカンジナビア航空に20歳から勤務(地上業務)していて、今年で勤務23年ぐらいになる。
スカンジナビア航空も、ここ10年相当経営が苦しい状況ではあり、この4-5年で結構リストラされた人も多い。
でも、スウェーデンの奇妙なルールで、「リストラするときは若い人から(または勤務年数の少ない人から)」というのがあり、勤続年数の長い彼は生き延びている。
ここ、エステルスンドの空港は小さな空港で、発着も一日2-3本しかない。
ほとんどすることがなさそうなカウンターで、暇そうにSMSや携帯で動画を見ている彼を良く見かける。
そいつがですよ!今、さらに病気休暇って・・・
理由は、「職場の人間関係に疲れたから」だと
スウェーデンの医師は、「職場でうまくいかない。」「職場でいじめられている」などの理由をあげると、休職願いを書いてくれるそうだ。
ありえねぇ~ だって、こいつは、どんな人からも嫌われると思われる虚言癖、責任転換(無責任)、気分にムラがある、などの5歳児でももっとマシと思われるガキの性格なのだ
職場の人間関係がこじれたなんて、20年以上も勤めていて、今さらかよ
病気休暇中は7割ぐらいの給与保証があるはず。 こいつは家でTVゲームして、その7~8割の給料をもらっているんだよ
それって、どーなのよ?
そういう事が平然と通るスウェーデン社会に、改めてまた疑問が浮かぶ・・・
スウェーデンは、雇用される側は異常なほどに守られていると感じる。
休暇も「とらなくてはならない」という義務だし、半年ぐらい働いただけで失職したら、1年ぐらい失業保険がもらえるし、他の国に比べたらゆるすぎだ
その反面、雇用者側のリスクは大きい。(と思う)
給与を支払う場合、雇用される側がもらう分の50%増しで給与を支払わなくてはならないし、雇った人がひどく無能だったり、とんでもない奴を雇ってしまったとしても、解雇はまず出来ない。
ボーナスや給与も、経営者ではなく、組合が決めているので、「この人は頑張っているからボーナスをあげたい」と思っても、不公平が生じるからという理由で出来ない。
経営者には決められた休暇はない。 もちろん「病気休暇」「失業保険」なんて無いぞ!
その上、もし会社を倒産させたら、倒産後5年間は新会社を作ることが出来ないんだよ。
私達のような零細企業だって、零細すぎてほとんど利益何てないけど、倒産させないように頑張っているんだからさ
日本で「職場の人間関係が辛かったら休職してもよい」というルールがあったら、8~9割型の人は休職するだろう。
もちろん、本当にセクハラや、理由の無いいじめにあっている人も知っているから、そういう人は守られるべきだと思うし、大手企業などがカウンセラーを導入したり、定期的な配置換えをしたりして、働く環境を、精神的に健康な勤務環境に整える努力をしているのは当然だと思う。
しかし、大半の会社はそんな余裕が無いのが事実ではないのか・・・?
極短に言えば「嫌なら辞めろ!」ってことじゃないのかな?
っていうか、我慢するか、辞めるか、結果的にそうするしかないことになるんでしょう?
今の日本は、雇用される側は厳しい状況にあるけど、スウェーデンはどうみてもルールを「TAKE ADVANTAGE」をしている人が多い気がするよ
スウェーデンで、真面目に働いている人たちが気の毒だ・・・ ゆるすぎもどうかと思う。