そんな中を新宿まで自転車で行き其の帰り道。
必然的に秋葉原を通らないと帰れない。
ふと立ち止まり昌平橋から煌々と光る看板を見上げる。
其処には既に当たり前のようにあった
『石丸電気』の文字もなくなり新しい店名に…。
学生時代から通っている街だけに寂しさがグッと込み上げてきた。
『サトームセン』、『ロケット』、そして『石丸電気』。
秋葉原三大家電量販店の名前を見なくなる日が来るとは…。
胡散臭かった古い時代を知っている人間からすれば完全に変わった。
少なくとも我々の知っている慣れ親しんだ電脳都市ではない。
なんか10代の頃の色々な風景が蘇ってきたよ、脳裏に。
90年代あるあるネタでも書くかね。
・午後8時になると誰もいなくなる中央通り
ヨドバシカメラが出来るまでは基本的に中央通りの量販店は
8時ぐらいに閉店していた気がする。
閉店はしているんだが一部の店は看板の灯りを点けっ放しなので
遠くから見てると「あ、まだやってるんだ!!」と勘違い。
慌てて目指したものの着いてみたら残念な結果。
自分も少なく見積もっても5回以上は経験した(笑)。
まさに90年代秋葉原トラップ。
・夜の中央通りを激走する謎の発光物体
電気街の店が閉店する前後から何処からともなく現われた。
デコトラならぬデコリアカー!!
ダンボール回収する方々が思いのままにデコレーション。
そして其のリアカーを自転車に搭載して暴走。
夜の電脳都市の支配者は彼らだった(?)。
・胡散臭い店のオンパレード
まだ当時の名残は多少あるがかなり街が洗練された。
自分の学生時代は常識もないもの!
グラム売りでエロ本の古本を売る店。
中古のAV機器を全て1000円で売る店、ただし注意書きに
「動作しなくても責任はとりません」
…う~ん、まさに買う事がギャンブル!!(笑)
他にも誰が買うのか金属探知機。
アンプが内蔵してないので音が小さいスピーカー。
自分が初任給でついつい購入したモザイク消し機等々(笑)。
此の街はワンダーランドだった。
・中国人と万世橋警察の鬼ゴッコ
アノ頃は土日祝日は必ず歩行者天国。
著作権を無視した多種多様のゲームをまとめた
違法のROMカセットやCD-ROMを販売する露店が出てた。
大概が中国人で警察の姿を見るやいなや突如閉店。
そして姿をくらまし、警官もすぐさま彼らを追いかける。
それが日常的に繰り広げられていた。
・飯屋が少ない
よく90年代の秋葉原を振り返ると
此の話題がしきりに出るがどうなんだろうか?
当時、自分はそんなに困った事がなかったような。
まあ、だいたい今は無きアキハバラデパートで済ましていたからな。
よく食べたのが1階にあった『古市庵』の『秋葉うどん』。
名前とは裏腹に純粋な讃岐うどん。
当時は西日本風のうどんが珍しかったのでよく食べた。
個人的に此の店で関東・関西のうどんの違いを知ったと
言っても過言ではないね、うん。
あとは外に面している『ミスター陳』。
友人達は此処でよく『レタスチャーハン』を食べていたらしいが
自分は食事には金をかけないタイプ(只の貧乏)なので
此処に入ったら迷わず朝から晩まで関係なく
常にタイムサービスの『もやしラーメン』ばかり食べていた(笑)。
あと当時の有名店を挙げると駅前の『ラーメンいすゞ』と
なんと今でも現役の『牛丼サンボ』だろうか。
・女性を見かけない
友人と振り返ると必ず此の話になるんだよね。
確かにそんな気がしなくもない。
街に溢れていた人種はアジア系やアラブ系の男性と
ネルシャツの日本人ばかりだった気がする。
まあ、自分も含めて(笑)。
郷に入れば郷に従えなのか…いや感化されるんだろうな。
其処にネルシャツを着ている人しかいないんだもん。
はたまた溶け込もうとしていたのだろうか?
思い出すと…友人も含めみんなネルシャツだ!!
ネルシャツに何処のメーカーか分からぬジーパン。
かぶればキャップ、カバンはナップザック。
…ステレオタイプじゃないか!? Σ(゚Д゚|||)
…最後だけ話が脱線したが時代によって変わるもんだね。
しかし未だにスーパーポテトやまんだらけでレトロゲームを
買い漁っている自分だけが時代に取り残されるのね。 ヽ(;▽;)ノ
…誰か中二病に効く薬をくれないか!?
良い塩梅に雲がかかって幻想的なスカイツリー。
なんかカリン塔みたいだな。←此の発言が中二病。
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