我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

雨を避けた ロッカールームで

四月のお出掛け話でも。
引きこもりもたまには外に出るんだぜぇい。




皇紀弐千六百七拾壱年四月弐拾八日(木)


新宿でのレッスンの帰りに原宿に赴く。
友人に頼まれていた物を渡すほか
デザフェスのギャラリーに出展しているので
陣中見舞い…というか久しぶりに顔を見たくなったので。

流石は原宿。
街中でスナップを撮られている乙女やら
お洒落な方々で溢れかえっている。
正直…此の街は苦手なんだよねぇ(爆)。

自分みたいな不細工でセンスのない人間には
此の街を歩いているだけで引け目を感じる(汗)。
そしてギャラリーのある裏原宿に。

もう痛い。
嗚呼、お洒落な殿方の視線が痛い…。
ゴメンね、生まれてゴメンね…。
(被害妄想爆発)



そんな感じで渋谷区をテクテク歩くと発見。
どうやら元からある古いアパートを
改装ならぬ改造したようだ。
サイケデリックな塗装を施されている。

部屋ずつがギャラリーになってるから
「お、これは合理的システム!」と妙に感動。
パーテンションいらないし周りから遮断される事により
表現者が創りあげる小さな世界が其の場に拡がる…。


…と造りで感動している場合ではない。
サッサと友人のギャラリーに。
そして中で迷う。
どんな造りなんだ、此のアパート?

なんとか辿り着くと暇を持て余した友人が読書タイム。
嗚呼、流石は文系乙女。それだけで画になる。



早速入ろうとするが中にはロッカーがあるだけ。
頭に『?』が浮かぶが手前に学校にある机が置いてあり
其の上には説明書きが鎮座してました。
なになに…



「ねえ、隣の人のロッカー覗いた事ある?」


本来、自分以外は誰も触れないはずの
極めてプライベートな収納空間
その当たり前に普通に使っている私のロッカーの隣が、
もし当たり前の普通のロッカーでなかったら?
無機質のロッカーの内側に、
「とある誰か」を表現したインスタレーター作品
「うちの子に限って」

今回は前作に加え、
そのタイトルから浮かぶ新たな物語を、
両名がそれぞれの技法でもって製作した


「あの時のその子のこと、あなたは本当に知っていたの?」

(原文そのまま)



…なるほどね。日常的にある衝動。
他人の事が気になるのは人としての心情。
その感情を具現化し衝動を満たすという。

うんうん、目の付け所が違うね。
そもそも当たり前の事を当たり前と捉えるだけの
凡人以下の畜生の自分では思い浮かばない発想。


と、偉そうな事をウダウダ云っている場合ではない。
全てではないが幾つかのロッカーが覗けるようだ。
早速体感してみよう。













…「あ、見つかっちゃった。」
と勝手に菊池志穂女史の声が脳内で再生されたんだが(笑)。
こあらー。


それはそれとして。
なるほどね、斬新だね。
場合のよっては一寸先は闇、知らぬが仏かもしれない。
そう思わせるような気もしないでもない。

知りたいという衝動と知られてはいけないモノ。
其の一線を垣間見る作品ですか。





其の他の作品もこのように。
感心どころか尊敬に値する人だね、全く。

だってさ、アレですよ。
あんなに小さい手なのに次々と
新しい世界を創造出来るんですよ。

本人にとってはごく自然の行動なんだろうね。
頭に浮かんだイメージをそのまま具現化する作業。
湯水のように湧き出る想像を創造出来るスキル。

見習いたいね、全く。
自分の頭の中は…ダメだ、ダメだ!!
108以上の煩悩に支配されている!?

死んだら必ず地獄行き。
そして血の池地獄で泥んこレスリングだ。
ゆがみねーな。


鑑賞後は閉館まで他愛ない話を。
マニアックな話を大なり小なり。
下らない話につきあわせて申し訳ない。

そして駅にて解散。
お疲れさん、お疲れさん。
じゃ、また。
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