長いからね。
皇紀弐千六百七拾年弐月壱拾参日。土曜日。
とうとう最終日。早いもんです。
物凄く東京の喧騒では味わえない
ノホホンとした牧歌的な旅は今日で終わりですか。
寂しいもんです。
最終日は完全にコレが始まり!物語の始まり!!
1992年にパイオニアから発売された
ビデオから全ての物語は始まったのだ。
物語の最重要キャラでもある
『魎呼』に所縁のある、モデルになった土地巡り。
本日という日は残念ながら帰京しなけらばならないので
一分一秒が惜しいので早めにチェックアウト。
しかし車窓からは牧歌的な風景が延々と続くわけで。
2人して気分だけはノホホンと眺める。
…が、1週間は悠々自適だがそれ以上になると
都会の暮らしに慣れ過ぎている為
生きていけないだろうと2人で議論する。
途中の駅の看板を見てテンションUP!
小ネタがチョロチョロ出現して楽しい。
自分の脳裏にギャラクシーポリスの苦労人警察官の
顔がポカンと浮かんだ。TV版の。
本当に『天地無用!』は舞台設定もキャラの名前も
岡山にちなんでいるからもし良ければ見て下さい、岡山の方々。
此処に来て本当にスゴイなと思ったもの。
入念な下調べをしたのか岡山県出身者だよ、製作者。
総社駅(この名も出て来る)。
時間でさえ悠々と遅く流れているような感覚。
そりゃそうじゃ。
…いやいやダジャレを書くためのフリではない。
歴史は大和の国の前から続く土地ですから。
やっぱり一両編成の鉄道は味がありますな。
画になる。風景に溶け込む。
ゲームは一日一時間!
電車は一時間一本!!(そんな訳ない)
駅前には此の地に所縁のある方々のモニュメント。
雪舟は此処の地の出身だったのか。
なるほどね(棒読み)。
そしてタクシー。タクシーしかない。
まずは『魎呼』が封印されていた鬼の岩屋のモデルになった
『鬼の差し上げ岩』に。
場所は総社の端の山の中。
古代の城址『鬼ノ城』の先の先。
段々と道が細くなり荒れ始め人気が全くなくなっていく。
こんな感じの道が延々と続くのである。
我々の旅史上初、タクシーで山中。
タクシーの運転手に
「鬼ノ城は行かないの?何で差し上げ岩なの?」
と質問されたが物凄くいい笑顔で
「実はですね、『天地無用!』というアニメが…。」
と熱く説明したいのだが通じない(相手70代前後)。
しかもしたらしたでドン引きされてもしたら
車内の雰囲気が気まずくなる。
それなので2人でシドロモドロした挙げ句、
「いやぁ、凄い大きな岩があると聞いて…。」
とアバウト過ぎる返答して何故か苦笑いしてみる(笑)。
出発地点に着きスタート。場所は完全に山頂のほう。
俺達、頂上があれば目指すし穴があれば入るぜ!
そう特攻野郎Aチーム!!(そうでもないよー)
でも霊より虫は苦手なの(ダンゴムシ・ミミズは可)。
ふと思うと山だろうが穴だろうが
虫の活動しない時期に行くな、自分ら。
無意識に防衛反応でも働いているのだろうか?(違うと思う)
まずは最初に出てきた神様にご挨拶。コニチハー。
こういうのを見ると日本という国は精霊信仰の国だなと。
大事にしないといけない精神だと痛感する。
我々や登山客を優しい笑顔で見守るお地蔵さん。
ニッコリニッコリ。
『魎呼』に出逢う道中はまだまだ続くのである。
~続く~
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