~続き~
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水の神様だけに神水もある。あの場所から湧き出ているようだ。
一三〇〇年以上も古の時代から悠久の時を経てもなお途切れる事もなく。
そう考えると自然って偉大な存在だなと。
今思うと持って帰ればよかったと、ちと後悔。
禍々しい程の自分を浄化するのに必要かと(笑)。
此の流れ出た所には御神籤を浮かべる場所がありまして
其処は老いも若きも女性で賑々しい。
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此処に無地の御神籤を浮かべるのである。
さすれば…此れは驚き、みるみるうちにあれよあれよと云う間に
有り難い言葉が浮かび上がってくる寸法さ!!
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だがしかし、自分は此方が気になる!!!!!
どうしたものか、蛙が気になる。
いつからこんなに蛙が好きになったのだろうか?(但しウシガエルはNG)
残念ながら此の時は鳴き声は全くと言っていい程聞こえなかった。
タゴちゃんには早朝だったり夜だったらお逢い出来るのだろうか?
やっぱり電車以外の個人的の移動手段が必要だな。
そんなこんなでなんだかんだで大阪のおばちゃんと隣国の観光客が
ギャーギャーと騒が…いや賑々しい本宮を退出。
自分は一路、此の際だからと奥宮を目指す。
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そして数分歩いた処に鎮座していたのは貴船神社の結社(ゆいやしろ)。
早速入ろうかなと思ったが話によると参拝する順番があるとか。
『本宮→奥宮→結社』が正式な参拝順番なので
本宮と奥宮の間にある結社をスルーして先へ先へと前進。
珍しく下調べしておいてよかった。
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結社から奥宮に行く間にある御神木の『相生の杉』。
同じ根から2本生える杉が天まで届けとばかり聳え立つ!!
凄い凄い、圧倒的存在感!!!!
樹齢は1000年なんですと!?マジですか!?!?
単純な計算でも和泉式部が此処で歌を詠んだ時には既に存在していたと!?
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其れにしても此れを見よ、相生の杉の根っこを!!
余りにも巨大な体を支える為にガッシリと岩でさえ包み込む!!
此の頑丈で屈強な根元にはユキノシタをはじめ
様々な生命が根付いている、苔生してる!!
良い意味で呆然自失、心を奪われる、しばし見惚れる。
いやはや絶景かな絶景かな。まさに神秘、生命の神秘。
旅の途中にたまたま通りかかっただけなのに有り難い気持ちに。
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『思ひ川』。此の小川を渡ると奥宮に続く参道になる。
昔々、そのまた昔の先人達は此処で禊を済まし
此の先の奥宮に参拝したそうだ。
そうだよな、時代の流れで己を浄めるのが
川から手水舎に代わっていったんだもんな。
自分も川で禊しようかな?
通報されるエンドか川をドンブラコドンブラコと流れ
海の藻屑エンドの二択しか想像出来ない。
どうしたものか?(そもそも思考回路がショート)
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一本道なのにアッチへフラフラ、こっちにフラフラ。
時間がかかりながらも何とか奥宮に到着。
ほら御覧なさいよ、客層(?)が本宮と微妙に違う。
本宮はご高齢の淑女が多かったが此方は恋多き乙女達ばかり。
うら若…いや恋多き乙女達だったはず、記憶が確かならば。
だって自分と同じくらいの年代のような気がしたんだもの。
何か必死な感じが伝わってきたような…(爆)。
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取り敢えず境内の隅っこから貴船神社奥宮の全景をパノラマで撮影。
いやぁ、気持ち良い程の空がハレ晴れユカイ!!
こんな日本晴れと神社のコントラストは都会の神社では味わえないだろ!?
此れだけで来た甲斐があったなとつくづく思った。
其れでは本殿に参拝といきますか!!
~続く~