朝日を受けた影が伸びたり、めいぷるアッシュの毛が光ったり。 君達と来れるのはここまでなんだな。せめて金沢城公園に入ることができたら。小さい頃の桜はいつの間にか咲いていつの間にか散っていた。いつ咲こうがいつ散ろうが沢山の光の中では気にとめることはなかった。それがいつしか少しずつ意味を持つようになってきた。沢山の光が沢山でなくなってきたころ桜の光は少しずつ輝きを増してきた。