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めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

辺境・近境

1998年4月 刊
1998年5月 刊 写真篇

写真篇を見てから紀行文を読む事にした。
読みながら写真を思い描く

「ねじまき鳥クロニクル」にではハルハ河流域(蒙古)で日本人将校がモンゴル兵に生皮を一枚ずつ剥がされる拷問を受ける。風景描写も生皮を剥ぐシーンも生々しく頭に残っている。
この出来事を描写している写真と文を見たかった。

著者は小学生の頃歴史の本の中でノモンハン事件(ハルハ河戦争)の写真を見たことが、ノモンハンに来たきっかけと言っている。

<抜粋>
ノモンハン事件(ハルハ河戦争)日本の戦死者2万人から数年後の太平洋戦争ではこの教訓はなんら活かされず200万人を超す戦闘員が亡くなった。
そして重要なことは兵士たちの多くは意味を持たない死に方したことだ、と。

そして戦後社会のシステムが変わり平和を愛し享受している。僕らは日本という平和な「民主国家」の中で、人間としての基本的な権利を保証されているのだと信じている。でもそうなのだろうか?
表面を一皮むけば、そこにはやはり以前と同じような密閉された国家組織なり理念なりが脈々と息づいているのではあるまいか。
<抜粋終わり>


そのような居心地の悪さを多くの人の底流に流れているのだと思う。

マイナンバーがどうのこうの言われても
信頼できないのは過去を引きずっているからだろう。




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