野次猫ゆきちゃんの日記

野次馬な猫のゆきちゃんが日記風に語る物語や
日常のよもやま話などなど^_^

第13話/前編 ゆきちゃん、古墳の謎と北側、天の磐座の謎に迫る!

2023-06-24 16:47:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
      【前編です】

 『ゆきちゃ〜ん!3日後の子の刻に古墳の祭祀をするのよ〜。ぜひ、ご一緒しましょ!
あ、それにね、花蓮も間に合うように帰ってくるのよ〜。ふふふふふ。』
えー楽しみ〜花蓮さんにいよいよお会いできるのね〜。
それにしてもみっちゃん、嬉しそうね^_^
私も嬉しいわ。みっちゃん!
それはそうと古墳の祭祀っていったいどんな事をするのかしら?
あーソワソワしちゃうわ。ドキドキ💓
ゆき!まずは爪を研いで、落ち着くのよ!
バリ、バリ、バリバリバリバリ…
『あら、ゆきちゃんどうなさったのかしら?
今日の爪研ぎは、激しいわね。ふふふ。

 あ、ゆきちゃん。祭祀の前に、北側に天の磐座(あめのいわくら)があるんだけど、その磐座に新しい標縄(しめなわ)を張って、参拝をしてから祭祀に向かうのよ。
ゆきちゃん!パトロールがてら、下見をされてはいかがかしら?』
あーあ、みっちゃんにはお見通しね。
でもね、私は何よりも早く、花蓮さんにお目にかかりたいと思っているのよ!ドキドキ💓
きっとお優しくて、お綺麗な方だと思うのよ!
ワクワク、ドキドキだわ。楽しすぎる〜。

 さあーてと、それではゆき!
今日は北側を中心にパトロールよ!
『お内周りパトロール隊員ゆき!ハイ!』っと 
 点呼  よ〜し!

 あらまあ、素晴らしい銀杏の大木ね〜素敵ね〜こんな銀杏並木の下をチャトさんと歩いてみたいわ〜
あー妄想が止まらないわー。

 とかなんとか、うっとりしながら銀杏の大木を見上げていたらね、『こんにちは〜。』って、ゆきの足元から声がしたのよ。
目を落として見るとね、とってもお小さい姫ネズミさんがいらしたのよ!
とーっても、お可愛らしいのよ〜。
ゆきはね、もうキュンキュンしちゃったのよ!
いやいや、しっかりして!ゆき!

 『こんにちは〜初めまして。私は宇壷家のパトロール隊員のゆきと申します。』
『はい、ゆきちゃんの事は存じ上げております!
お目にかかれて光栄です!ゆきちゃんはお噂通り、お綺麗なオーラを纏われておいでですね!
それに想像通りのお可愛らしいお方ですね!
ふふふ。私は姫ネズミのコチと申します。
今はこちらの銀杏の木の巣穴で子育て中なんですよ!どうぞよろしくお願いします!』

 まあなんてご丁寧なお方なのかしら。
それにとっても褒め上手でらっしゃるわ。
ゆきは、褒められて伸びるタイプなのよーアハハ。ゆき感激よー。
しかもコチママさんてね、とーってもチャーミングなのよ!
お小さくてね、まんまるお目々がツヤツヤで〜
あーあんまりお可愛らしすぎてね、ゆきね、食べちゃいたくなるわ〜イカンイカン、イカンよ〜ゆき!
これじゃ、猫本能まるだしよ〜💦💦💦
『あ、こ、こちらこそよろしくお願い致します。
コチママさん!』💦💦

『あ、そうそうゆきちゃん!もうじきママ友さんで、
野うさぎのポキママさんがいらっしゃるのよ!
ゆきちゃんにぜひ、ご紹介させていただきたいわ!』
『わあ〜うれしいです!コチママさん!ぜひ!』

 トントトトトトン…『あら何かしらこの音?』
『あ、いらしたみたいだわ。あ、この音はね、今から行くよ〜って、ポキママさんが後ろ足で地面を鳴らして、教えてくださるのよ!』
『コチママさーん、こんにちは〜。』
『はーい!ポキママさん、お待ちしていましたよ〜。』
『あら?もしかして、もしかしたら、ゆきちゃんでは?』
『そうよ〜、ポキママさん!こちらが、ゆきちゃんよ!』
『はい、ポキママさん!私がゆきです!
お会い出来て嬉しいです!よろしくお願い致します!』

北側にこんなに素敵な方々がお住まいとは〜。
もうゆき、ワクワク、ウキウキしちゃう!
それにね、お二方とも冬毛のフワフワコートを着てらして、とってもお可愛らしいのよ!
あまりにお可愛らし過ぎてね、
私ったらね、後ろから飛びかかりたくなりそうな衝動を抑えるのに必死だったのよー💦💦( ;  ; )

『あ、そうだわ。ゆきちゃん。近々、古墳で祭祀が執り行われるのよね?』
『そ、そ、そうなのよ!それで私、パトロールがてら、北にある磐座を拝見しに来たのよ!』と、動揺を隠しつつ…アハハ…
 
『ところでコチママさんとポキママさんは穴籠もりをなさらないのですか?』
『ええ、ポキママさんと私は、冬の間は子育てをしながら、穴籠もりをされていらっしゃる方々の代わりに、微力ながら宇壷庭を見守るお手伝いをさせていただいているんですよ。』
『そうだわコチママさん。今から私たちがゆきちゃんを磐座へご案内しましょうよ。』
『えーよろしいんですか?お子様たちは大丈夫ですか?』
『ええ、大丈夫ですよ。今はお昼寝中ですし、ご近所さんの椋鳥(ムクドリ)さんご夫妻が、見守りをしてくださっているんですよ!私たちママも少しは息抜きしませんと!ふふふ。』
『さあ、参りましょう!天の磐座へ。』

    
     【後半に続きます】








第12話 夢か幻か?ゆきちゃん、蛙の泉国へ行く!

2023-06-18 23:53:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 あ、雨が止んだみたいね。
お日様もお出ましになったわ。
でもまた雨降りになりそうだから、早めにパトロールしましょ!
 そうそうこの間ね、みっちゃんが私専用の出入り口を作ってくださったのよ。
そしたらね、みっちゃんたら『ゆきちゃん、パトロールご苦労様〜ふふふ』ですって。💦💦
私もね、感謝を込めてニャワーンと鳴いてみたのよ。 ありがとう、みっちゃん!
 
さあ、パトロール開始よ。
今日は南側の雑木林から始めましょ。

あら?何かしら?栗の木の枝と枝の間がピカピカ、ヒラヒラしているわ。近づいてみたらね、蜘蛛の巣が雨の雫を受けて光っていたのね。
そしたらね、『た、た、助けて〜』って蜘蛛の巣に引っかかってしまった、蛙さんがいらしたのよ。
もうビックリしたわ。
どーしよー。💦💦なんとかしなきゃ。💦
ゆきもねジタバタしているとね、突然、グルグルと8の字の風が吹いてきて、白銀色のフワフワ綿毛の箒🧹のようなものが飛んできてね、一瞬で蜘蛛の巣を払っていったのよ。

その後、ゆきの足元にね、ポトンと上から何かが落ちてきたの。見てみるとススキ🌾のフワフワ綿毛だったのよ。
ススキのフワフワが箒🧹に見えたのね。
ふふふ。

 何だか私、ボーっとしてたらね、私の頭の上から
『あのう〜』って、声が聞こえてきたのよ。
上目遣いで見てみるとね、蛙さんが私の頭の上に落ちて乗っかっていたのよ。
『あ、蛙さんお怪我はありませんか?』
『はい、お陰様で。あのう、もしやあなた様は猫頭の命を賜われた、ゆきちゃんではありませんか?』
『はい、私はこの宇壷家にお世話になっているゆきと申します』
『申し遅れました。
私はこちらの雑木林に住んでおります、蟾蜍(ヒキガエル)のまると申します。穴籠もりに向かう途中で、この蜘蛛の空き巣に引っかかってしまったんです。ゆきちゃん、本当に助かりました!ありがとうございます。』
『いえいえ、私は何もしてないのよ。ジタバタしてたらね、急に8の字の風が吹いてきて、ススキの箒が飛んできたのよ。』

何だか私ね、魔法使いにでもなった気がしてね、
まるちゃんには申し訳ないんだけど、少しワクワクしちゃつたわ。まるちゃん、ごめんなさーい😥
けしからん!ゆき!
 
あ、何故かしら?とっくりさんとえりまきさんご夫妻のことを思い出したわ。
そうだわ、まるちゃんも同じ穴籠もりのお仲間だし、春になったらご夫妻にご紹介したいわ。

『そうそう、まるちゃんが穴籠もりからお戻りになったら、同じ穴籠もりのお仲間で御殿にお住まいの
素敵なご夫妻をご紹介したいわ。
ぜひ、ご一緒しましょう!』
『はい、ぜひとも!
ゆきちゃん、このご恩は忘れません!
それでは行って参ります。』
『お気をつけて〜、行ってらっしゃ〜い』

今にも雨が降り出しそうだわ。
さあ、ゆきも急ぎましょ。

ヨシ!本日のパトロール終了。

雨も降り出したし、少しお昼寝しましょ。
フワー…ウトウト…ウトウト…
『ドン•ドン•ドン…』太鼓の音かしら?
ウトウトしてたら、声が響いてきてね、
『ゆき殿よ〜蛙の泉国へ御成り〜』

『ドン•ドン•ドン…御成り〜ドン•ドン•ドン…』
えっ、え、え〜、今ゆきはお昼寝中よね?
『ドン•ドン•ドン…』えー、襖?
それがね、素敵な草花が描かれた重厚な襖の前に突然、座らせられた感じなのよ。
そしてね、美しい着物を纏った蛙さんが襖を開けてくださったの。
そこには、素晴らしい後光を背負われた大きな蛙のお殿様が鎮座していらしたのよ。
その後ろには瀧が流れ落ちてて、それは見事なのよ。
あ、ここ室内よね?💦💦💦

あ、そうそうお殿様はね、とーってもお優しい瞳をされていて、雰囲気は燻し銀って感じでね、
すごーく素敵なのよ。

『ゆき殿よ。そなたに、礼を申し上げたく、蛙の泉国へお越しいただきました。
本日、穴籠もりへ向かう私の息子、まるをお助けいただき誠、感謝申し上げます。
水神様に仕える龍殿をお呼びくださるとは、ゆき殿、流石でございます。
まるは、地上界で修行をしながら宇壷家の庭を
土公神様とお守りするお役目なんです。
春から秋の穴籠もりまでを我ら蛙族が、冬越えの時節は土公神様がお守りする掟なのです。


ゆき殿の事は、精霊界では知らぬものはおりません!これからも宇壷庭とまるを宜しくお頼み申し上げます。』

『はい。恐縮です。畏まりました。』

『さあ、ゆき殿、細やかではございますが、ぜひお茶を一服。
このお茶は、ゆき殿を水の難からお守り致す力があります。私たち蛙族の秘儀と感謝が込められた一服です。どうかお召し上がりくだされ。』

『ありがたく頂戴いたします。』
あ〜なんて甘い芳醇な香りでしょう、それに後味もスッキリしていてね、
何だか、私自身が森になったみたいよ〜。
あー無性にヒメコさんがおしゃってた、ムーミンさんのお花畑に行きたくなってきたわ。

『美味しくいただきました〜』フウ〜

あ〜頭がグルグルしてきたわ〜

あ〜眠いよ〜
今のは夢よね〜でも不思議な夢ね。ふふふ。
2度寝したら今度はチャトさんの夢が見られるかしら。フワ〜






第11話 古墳が天地をつなぐ?ゆきちゃん、腰を抜かす!

2023-06-15 16:03:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 古墳↗︎♪こふーん↗︎♪っと、ふざけちゃいけないわね。
どの辺りかしら?古墳さーん!
美しく整頓された竹林ね〜。
小道を進んでみよっと。

 あ、ここはね、宇壷家の西側なんだけど、そこには、宇壷家のギャラリーとお茶室があるのよ。
ギャラリーは裏道に面しててガラス張りだから、私、チャトさん見たさに、ついついギャラリーの招きニャンコになる事、多しなのよ〜ふふふ。
朝と夕方はチャトさん、パトロールにいらっしゃるから、私専用のフカフカベッドで寝たふりしてね、
こっそり覗いてるのよ(//∇//)

 このギャラリーはね道を挟んで前が竹林で、眺めが爽やかなのよ。
それにね、みっちゃんの;お嬢さんの;花蓮さんの;フィアンセさんの;ヨハンさんがやってらっしゃるのよ!
 あーやっと言えたわ。
 あ、ヨハンさんはとてもステキな方でね、スェーデンと日本のハーフでらして、とても澄んだ瞳をしてらっしゃるのよ(#^.^#)
それにね、ゆきのことも大切にしてくださる、お優しい方なのよ。
 今からヨハン氏の自慢話よー
ヨハンさんはね、陶芸家で、庭師で、この竹林の竹で作る茶杓作家でね、お茶の世界では有名らしいわ。
それにね、日本文学の研究者でらして、大学でお茶の歴史なんかを教えていらっしゃるんですって!
とても多忙な方なのよ。
 ギャラリーにはヨハンさんの抹茶茶碗や茶杓を販売しててね、その奥は、古墳から出土された品が展示されているのよ。
 
あーまた横道にそれてしまったわ。
駄目ね〜だってね、ニャンコですもの。仕方ないわ!プン🙀あー独り言多いわね。

 さあ、いざ古墳!もう少し奥に進んでっと。
あ、あ、あー丸く盛り上がっているわ。
直径が15mくらいの小さな?丸〜い古墳よ!
 すご〜い!みっちゃんが言ってたんだけど、
なんでも今から1600年くらい前のお墓らしいのよ。
 この竹林をヒバカリ蛇のチョキお母さんやニッキちゃんたちがお守りしていると思うとね、
何だかゆき、胸が一杯になるわ😭
 
 え、え、あーあーあー、な、な、な、何かしら?
なんか、天から古墳の真ん中に向かって、光の束?光の柱が立っているわ〜
 腰が、腰に、あー腰に力が入らない〜、あ〜もう、ゆきのヘタレが〜!
ヘタレてる場合じゃないでしょ、
パトロール隊員ゆき!
 勇気を振り絞ってよーく見るのよ。

 あーなんかね、その光の束はね、とーっても淡くて、優しくて、何だか光に包まれてるみたいで、ほっこりとさえしてくるのよ! 凄いわ!
それにね、さらによく見ると光のツブツブが霧の集まりのように重なり合って、光の柱になっているわ。
 なんかすごいもの見ちゃったわー💦💦
どーしましょー💦💦💦あー爪研ぎしたいよー
( ;  ; )ヒィー
 
 狼狽えてる私の後ろから、パキッと音がして振り向いたらね、ヨハンさんがいらしてね、
『ゆきちゃんにもあの美しい柱が見えるんだね。
この柱はね、3本ある内の1本なんだよ。
他の2本はこの国のどこかにあるはずなんだよ。
宇壷家は代々、この柱をお守りしているんだよ。
天と地を結ぶ大切な柱で、この地が平らかで安らけく時が流れるようにと。その一端を担っているんだよ!』

 凄すぎて、ゆき、もうフラフラよー。
 
 あ、花蓮の話を少しいいかな?
あれ?ヨハンさんも私に普通に話しかけるわね?💦💦💦
彼女はね、気の流れや空気の澱みが分かるんだよ。
だからね、人々が出した不協和音の修正のために、世界を周ってハープを奏でているんだよ。
 
 あー何だか、私の想像のレベルを超えてるわ。今、現実よね??誰かゆきのほっぺ、引っ張ってくださらない?💦💦

 『ゆきちゃん、ゆっくりするといいよ。
この竹林はね、とても良い優しい気に包まれているからね。それに、竹と竹の隙間に差し込む光が美しいでしょ!』

 あら〜ほんとにステキだわ。
なんか、私ソワソワしてきたわ。
あー私、かぐや姫になった気分よ〜
あ、いけないわ。また気持ちが暴走しそうよー。
 そう言えば、たしか今夜は満月よ!
どーしましょ、天から牛車が降りてきてさ〜
ゆき姫様、お迎えに上がりました!
なーんて言われちゃったりなんか、しちゃつたりしてー。 どーする、ゆき? 
おっととと、いけないよ!っと。

 あ〜でもステキね〜と余韻に浸っているとね、
空からヒラヒラと竹の葉が降っきたのよ。

あら竹の葉っぱだわ。と、思ったと同時にね、とても芳しい香りがしてきてね、体の内側に響渡るようなとても澄んだ声が聞こえてきたの。

 『そなた、猫精霊界の頭(とう)としてこの地と宇壷家をまもりたまへー』
 
 ははあ〜畏まりました〜ってね、私もう無我夢中でそう申し上げたのよ。
 
 しかし恐るべし古墳よ〜ははあ〜∩^ω^∩
 恐るべし猫神様よ〜💦💦

 私も猫頭に選ばれたからには、私、ゆきは、清く、可愛く、健気にお役目を賜りまーす!

 
 



ティエマイ情報/梅雨期に…季節が合わずですが/番外編、七夕でゆきちゃんすみちゃんお婆ちゃんに合う!も、よろしくお願いします!

2023-06-15 12:32:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 物語が季節に合っておらずですが
しばしお許し下さい!
 今の時期に書きたくなり、秋からの設定での始まりとなります(>_<)

 今、番外編で七夕のお話も書いておりますので、どうぞよろしくお願い致します!

第10話 ゆきちゃん、パトロールでヒバカリ蛇親子と出会う!

2023-06-11 23:30:52 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 『ゆきちゃーん!そろそろお庭に出たいんじゃない? それに竹林がキラキラしてるわ。
どうやらお庭でゆきちゃんを待ってる方がいらっしゃるみたいよ!ふふふ。さあ、行ってらっしゃいな。』
 あーみっちゃん、ありがとう!
 ニャーンっとスリスリしてと!『行ってきまーす!』あ、いったいどなたが、ゆきを待ってらっしゃるのかしら? 楽しみだわ。

 興味シンシンで、パトロールを兼ねて、西側の竹林の方から行ってみましょう!
確か竹林の近くに古墳があるのよね。
 あら?竹林がキラキラしてるわ。
それに、キラキラがゆきの方に近づいてくるわ。
え、え、なあに? え、あら〜ニッキちゃんだったのねー! こんにちは♪  『こんにちは!ゆきお姉ちゃん!この間はありがとう!』 お姉ちゃん?
ステキな響きね! あ〜嬉し恥ずかしいわ(//∇//)
 こちらのキラキラとされたお方は? 
どなたかしら? ペコリごあいさつ∩^ω^∩
 『こんにちは!あなたがゆきちゃんね!
私はニッキの母のチョキです。
私たちヒバカリ蛇(竹根蛇)は、代々こちらの宇壷家で西側の竹林をお守りしているんですよ。
 今日ゆきちゃんをお待ちしていたのはね、
先日、息子のニッキが、カラスさんに襲われている所をお助け下さったと、ニッキから聞いて、
どーしても私たちが穴籠もりする前に、お礼だけでもお伝えしたくて。こうしてお待ちしておりました!  改めまして、ゆきちゃん!
 ニッキをお助けいただき、ありがとうございました!』 『あ〜そうだったんですね〜。ニッキちゃんもお元気そうで良かったわ。
それにね、カラスさんにはゆきのおやつ🍭をね、
ふふふ、半分個しただけですよ〜だから大した事は何もしてないんですよ(//∇//)
 それにしてもチョキお母さんの頭の上に七色の木葉が乗っててね、キラキラしててステキー、見惚れちゃうわ〜。
あ、ダメダメお話し中よ!ゆき!集中!
『ゆきちゃん!なかなかお出来にならない事をしてくださいました!カラスさんも傷つける事なくお互いに最良の方法でお助けくださった事、私、宇壷家の守巳としまして、深くお礼申し上げます!』
なんだか、私恥ずかしいわ、うれしいわで〜
あーまた爪研ぎしたくなってきたわーフウーっと、堪えてっと…💦💦

 『あーやっぱり、ゆきちゃんはステキな光の持ち主ね!ニッキ!ふふふふふ。』
 何が何だか、分からなくなってきたわ。
でも良いことをしたらしいし、ニッキちゃんとチョキお母さんにもお会いすることができて、
あーもーパトロールサイコーよ!
 
 『ゆきお姉ちゃん!ありがとう!
僕が、お母さんの言うことを聞かなかったから、
いけないんだ。でもお母さんと一緒に無事に穴籠もりできるから、本当にありがとう!ゆきお姉ちゃん!春になったら、遊ぼうね!』
 『それでは、ゆきちゃん。私たち、そろそろ参りますね。 また春に!』
あ、チョキお母さん!ゆきでよければ、竹林もパトロールしますよ!
 『ゆきちゃん、ありがとう!なんて心強いのかしら。(涙)よろしくお願い致します。』
 了解しました〜!行ってらっしゃーい!

秋って何だか物寂しいわね。
あ、でもみっちゃんが言ってたわね、
『ゆきちゃん、皆んな穴籠もりしてしまうでしょ、だから、お見送りとお元気にお戻りいただけるよう、祈りを込めて、12月になったらクリスマスの飾り付けをして、キラキラさせましょ!』
 みっちゃんってやっぱりお優しくてステキだわ!