野次猫ゆきちゃんの日記

野次馬な猫のゆきちゃんが日記風に語る物語や
日常のよもやま話などなど^_^

ティエマイ情報/みっちゃんのウツボカヅラ

2023-06-10 22:16:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 宇壷家みっちゃんのウツボカヅラです。
上手く描けませんが、私がイメージしているウツボカヅラです。
 みっちゃんもただいま、製作中です!
 
 よろしくお願い致します☺️
 
只今、『野次猫ゆきちゃんの日記』物語
第1話から10話まで読み切り連載中。







第9話 宇壷みっちゃん、頭の蓋の謎。

2023-06-09 12:54:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 みっちゃん、今朝はもうスッキリなさっているわ。あー良かったわ。『あら〜ゆきちゃん!おはよー!
昨夜はぐっすり眠って、もうこの通り元気よー☺️  ゆきちゃん!朝食の後で私とテラスでゆっくりしましょう。私の頭の蓋のお話しをするわ!
ぜひゆきちゃんには聞いてほしいのよ。』
 え、私でいいのかしら、それにみっちゃんにはお見通しのようだわ。私が言葉が分かることが…
アハハ💦💦でもねみっちゃん、私うれしいのよー。
すみちゃんおばあちゃんがお亡くなりになってから、私、ひとりぼっちだったから、こうしてみっちゃんとまた一歩、お近づきになれてゆきは幸せよ。
それに宇壷家はとても神秘的でステキなお家なのよ!ワクワク…

 『あーゆきちゃん、来てくださったのね〜。
うれしいわ。あのね、ゆきちゃん、私の頭の事なんだけどね。代々、宇壷家は女性当主なのよ。
 私の夫は2年前に亡くなってしまったんだけど、私や宇壷家のお役目を全て知った上で、私と一緒になってくださったのよ。
それに穏やかで優しいステキな方だったのよ。
 宇壷家の女性はね、代々この地域の方々と土地、それに宇壷家をお守りするお役目を賜っているのよ。だからね、どんなに些細な事も私が受け入れていくお役目なのよ。』
み、み、みっちゃん、凄いこと話されているわよー。💦
   ゆきも真剣にお聞きしなきゃ!
 『そうそう、ゆきちゃんには私の頭の蓋やお山が見えているようね。左側の頭にあるのはね、ウツボカヅラという植物の蓋でね、代々宇壷家の長女に伝授されるもので、その蓋の下はね、袋になっていて、そこへは良い事も悪い事も受け入れてくれる未知の袋なのよ。一度受けたものはというとね、良き事も悪しきことも全てを浄化してくれてね、ぜーんぶ喜びにかえて、世の中に放出してくれているのよ。
 私の場合はご先祖さまがね、植物の神様から賜ったお約束事をお守りする、とても大切なお役目を微力ながら担っているのよ。そしてね、このウツボカヅラに諸々を取り込んで、この地域の人々の安寧のためにお仕えしているのよ。
 あ、そうそう私にもね、花蓮という娘が一人いるのよ。今はね、ハープ奏者として世界を巡っているのよ。
戻ってきたら、ゆきちゃんに紹介するわね。
あ、ゆきちゃんのことは花蓮も知っててね、早くお会いしたいと言ってたわ。ゆきちゃんに1番に紹介するわね!ふふふふふ。』

 えーみっちゃんにお嬢様がいらしたのねー。
みっちゃん、私とーってもうれしいのよー涙涙よ〜。
私も花蓮さんにお会い出来るのを楽しみにしているわ〜🥰しかし凄すぎるわ〜。
みっちゃんって、卑弥呼〜〜えー現代の卑弥呼かしら〜?すごいわ!!あーもーゆき、ワクワク、ドキドキがMAXよー!
 『そうそうゆきちゃん、宇壷家の庭にはね、小さな古墳があってね、代々とても大切にお守りしているのよ。』あー卑弥呼感、否めないわ。
 『来週、その古墳の祭祀をするのよ。現代はあまり行わないらしいんだけど、私はね昔の古墳を大切にしたいの。だってね、これはお墓なのよ。
ゆきちゃん、お家にお墓があったら、その方を敬いたいじゃない。それも私が賜っているお役目の一つなのよ。あらあら、私ったら沢山、お話ししたわね。
 ゆきちゃん、お疲れでしょ?聞いていただいて
私、とても嬉しいわ。これからもよろしくお願いしますね、ゆきちゃん!ありがとう!』
みっちゃん、私、ぜんぜん疲れてないわ。むしろ、もっともっとお聞きしたいわ!
『これからは、私も宇壷家とみっちゃんのお役に立ちたいわ。』とゆきね、心に誓うわ!!
そうだ、今からパトロールも兼ねて古墳を見に行こうかしら。
たしか、竹林にあるってみっちゃんいってらしたわ。さあ、またまたワクワクが止まらないわ。
さあ、パトロールパトロール。

第8話 ご婦人の会、あやめ会で宇壷みっちゃん煙を噴く。

2023-06-07 10:56:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 みっちゃん、今日は朝からお忙しそうね。
なんでもね、みっちゃんのお友達が宇壷家に、お集まりになるらしいわ。あ、そうそうあやめ会とか言ってらしたわ。とてもお淑やかな会かしら?
ゆき、井戸端会議好きだから、堪らないわ〜。
とても楽しそうな会なのに〜。
なぜかみっちゃん、溜め息をついているのよー😮‍💨どうされたのかしら?

 『あーゆきちゃん!私、優つだわだわ。ハア〜。
あやめ会の皆さん凄いのよ。フウ。皆さんね、悪い方たちじゃないんだけど、愚痴と悪口の塊なのよ。
私の頭、持つかしら?まあ、人助け?だと思って、
頑張るわ😤』。
えーそんなに鼻息荒くしなきゃダメなのかしら?
ご婦人の世界も大変そうねー。
とてもあやめのイメージとはほど遠そうね〜。 

『みっちゃん、頑張って〜ゆきが付いているわよー』そうだわ。私、会合の間、みっちゃんから絶対離れないで、そっとお守りしなきゃ!💪猫コブよ〜うふふふふ(o^^o)

     ピンポーン
 『はーい!皆さん。いらっしゃーい!
どうぞ、お上がりくださいな?』
 『あらー相変わらずお高そうなインテリアだことー。』ですって!
まずこの出だしからして、アウトなかんじよねー。
心配だわ。
 宇壷家はね、大正時代に建てられたフランス風の洋館なのよ!レトロ感満載ですごーく素敵なの!昔はね、舞踏会も開かれていたんですって
もう、私の空想はMAXよー。だって私も貴婦人になって腰を絞ったドレスとおおきな羽🪶のついたお帽子を被って、舞踏会にでて見たいわ〜。
あーステキ!あ、でも大きな羽🪶は私にとってね、猫ジャラシみたいなものだから、ダンスのお相手がいなくても1人でクルクル回ってしまいそうね。
あーあ、恐るべし猫魂アハハ😅
そうそう空想も大概にして、あやめの人たちを見張らないと!任務、決行よ!ゆき。キリッと。
ほうら、早速一番手がきたわ。

 『ねーねー聞いてよ。うちの旦那ったらね、だらしがないのよーズボンとパンツと靴下、ぜーんぶ一緒に脱ぐし、汚いし、臭いし、もー離婚したい!』
 
 『私も聞いてちょうだい!姑がね、ワガママでさ、私を家政婦扱いするわ、ご飯がまずいだの、ほんと小煩いのよ。口は出すくせに、金は一切出さないのよー。ほんとガメツイの。あーやだやだ。』

 『うちなんかさ、嫁がねー見事になーんにも出来ないのよ。そのくせスタイルばっかり気にして、私にも肉食べさせてくれないのよー。』
あの体形、十分だと思うけど😥

 『あ、うちの孫がねー東大の医学部に入ってねーうれしくって!』『あーうちはねー、』

 あら大変、みっちゃんの頭の蓋が全開だわ。
あー、あー、何?まさか、このグチグチを吸い込むのぉー?みっちゃん、大丈夫かしら?あー吸い込んでいるわ、黒くて左巻きの渦巻き😵‍💫がたくさん吸い込まれていくわ。イヤー怖いわ😖

 『あらもうこんな時間?そろそろお開きにしましょう!』
 『あー何だかスッキリしちゃったわ!楽しかったわ。』
 『私も何だかサイコーな気分よ。』
 『やっぱりあやめ会の皆んなとお話しするのが一番ね!それに場所がサイコーよね!ふふふ』って、みっちゃんが心配だわ。皆さんスッキリされてらっしゃるけれど。
 人には見えないみっちゃんの頭に開いた未知のホールが、皆んなの憂さを吸い込んでくれたお陰で、皆んなスッキリサッパリしたのよ!いい気なもんね。

あ、あ、あーみっちゃん。なんとみっちゃんの頭が〜、いつも頭の左上に開いてる蓋のところに、何と今は小さなお山が出現しているのよー!
凄いわ!みっちゃん!
それにね、噴火口からうっすらとした煙を噴いているのよ。大丈夫かしら?と思ってね、私、みっちゃんにスリスリしてみたのよ。
 『あ、ゆきちゃん。今日はずっと一緒にいてくれて、とても心強かったのよ。ありがとう!
それにね、あやめの方々の黒い渦巻きなんて、そう大した事ないの。だってね、幸せの裏返しの話だもの。いろんな事に守られていることを忘れてしまっててね、ラブ&ピースの心がうすくなってるの。
だからね、感謝を忘れてて黒い渦巻きになるのよ。
ただ、それだけの事よ。お山が薄煙を噴いているうちは皆さんのご家庭もまあまあ平和を保てるわ。
かわいいもんよ。ふふふ。ゆきちゃんに心配かけたわね。そうねぇ、あと1時間くらいで元どうりになるわ。あ、ゆきちゃんにはお山が見えているのね。』

 良かった〜噴火しなくて!フウ〜
あ、今日は確か壬辰(みづのえたつ)の日だわ。
そう、とっくりさんとえりまきさんご夫妻が穴籠もりされる日だわ。確か辰の刻よね。みっちゃんも大丈夫そうだし。お見送りしなきゃ。

 『とっくりご主人様〜えりまき奥様〜。』
 『あら、ゆきちゃん!いらしてくださったのね。うれしいわ。ゆきちゃん、これから寒くなるから、かぜを引かないようにね。
暖かくなったら、またお会いしましょうね。』
 『はい、えりまき奥様〜涙』
 『ゆきちゃん、チャト君とパトロールを頼むよ!』
 『はい、とっくりご主人様!』
 『いってらっしゃーい!』
何だか涙が出たわ。
 ご夫妻はね、宇壷庭の御神木、大楠木の祠で穴籠もりされるらしいわ。それにね、ご夫妻がね、夕陽に照らされてキラキラしてらして、何だかゆきはとてもおセンチになっちゃったのよ。
 泣いちゃダメよ、ゆき!
パトロール隊員になったんだもの。
 とっくりご主人様とえりまき奥様の代わりに、この土地をお守りするわ!
ゆき、頑張るのよ💪
そ•し•て、お外周りはチャトさんに、お•ま•か•せよー!ニャワーン↗︎↗︎↗︎










第7話 ゆきちゃん、パトロール隊員に任命される。/とっくりさん、えりまきさんの御殿にて!

2023-06-04 11:57:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 あ〜今日も清々しい陽気ねぇ〜と外を眺めていたらね、お空から花びらが降ってきたの。
見てみるとね、薔薇の花びらから文字が浮かび上がってきたのよ!『本日、辰の刻にぜひ御殿にいらしてください!』fromとっくりとえりまき〜ですって!あー何着ていこうかしら?あ、取り乱してるわ。
こんな時こそ、みっちゃんの教訓の歌、確か、美空ひばりさんって方のお祭りマンボだったかしら?
楽しむと浮かれるは違うらしい。
周りとの調和が大事なのよ!って、みっちゃん、仰ってたわね!うんうん!
ゆきも今日のお招きは何だか特別な気がするのよねー。気を引き締めるわ!キリッとね!ふー。
ちょっと無理があるかしら?(~_~;)

 丁度、辰の刻ね。
『ようこそ!ゆきちゃん!よくいらしてくださいました!』
『あ、とっくりご主人様、えりまき奥様ーこんにちは!お招き、ありがとうございます♪』
『ゆきちゃん、私たち亀族はね、代々、宇壷家のこの地とこの地域の水脈をこの東側の池から、お守りするお役目を賜っているんだよ。でもね、時節には、お許しをいただいて穴籠もりをさせていただいているんだよ。この世のすべての穴籠もりをする者たちはね、皆、それぞれの地をお守りするために、春から秋までに躍動期として細やかな働きを担っているんだよ。だからどんなに小さな生き物もこの時節のためだけに生きながらえているんだよ。とても小さなお役目なんだけど多くの小さき者でこの地は成り立つているんだよ。あー話が長くなってしまったね。』
『そうよ!とっくりさんの悪い癖よ。ふふふ。
さあ、どうぞお入りになってくださいな。』
あー素敵なご夫妻だわ。なんかホンワカするわ。
ゆきはね、ゴシップも好きだけど、ラブ&ピースそしてね、何よりも気持ちを大切にしたいと思っているのよ。
 『さあーどうぞお入りになってね。』
御殿の入口はね、私の背丈くらいの小さな入口なのよ。でもね、中に入ったらそれはそれは凄いのよ〜。辺りがキラキラ光っていてね、まるでお伽話の竜宮城みたいなのよ〜。行ったことはないけど、もしかしたら私、竜宮城に来てしまったの?
どーしましょうードキドキするわ。それに、帰りに玉手箱なんかわたされたりなんかしちゃつたりなんかしちゃってーヒィー。でね、蓋を開けたらどうなるの?え、え、えー。
ドキドキ、ワクワクが止まらないわ〜。
 だって前の飼い主さんのすみちゃんお婆ちゃんに昔話を沢山してもらってたから、ついつい『浦島太郎』さんを思い出しちゃつたわ。大丈夫よ。
とっくりさんとえりまきさんご夫妻を私、信じるわ!
 あ、そうそう御殿の中はね、とーっても広いのよ〜。外からは分からないけど、えりまき奥様がおっしゃるにはね、『人はこの中には入れないのよ。ここはね、水神様の御殿なのよ。だからとても神聖な場所なのよ。だからって、ゆきちゃん!そんなに畏まらなくっていいのよ。ふふふ。お可愛らしいわね。
ふふふ。ゆっくりなさってくださいね。』

 御殿から外を見るとね、それはそれは素敵な景色が四方八方に広がっていて、御殿の周りには清らかな水が流れているのよ。
その素敵な景色なんだけど、遠くには山並みがあってね、辺りは木々に囲まれていて、空気が目に見えそうなほど澄んでいるのよ。そしてね、水の流れる音と鳥の囀りが、心地よく聞こえてくるのよ。
私ね、夢見心地で景色に見惚れていると、向こう側の朱塗りの手摺りに施された龍の彫り物がね、いきなり勢いよく空へ飛び立つたのよー。
そしてね、ゆきの周りを何度もぐるぐると廻ると一気にお空へと舞い上がっていかれたのよ!
もうビックリよーだってね、てっきり龍の彫刻だとばかり思っていたから💦💦
 あ、えりまき奥様が仰るにはね、『ゆきちゃんはこの地と宇壷家にとって、とっても大切な方のようね。大歓迎されているってことなのよ。ふふふ』
私、頭がクラクラしてきたわ🌀
 『今日ゆきちゃんに来ていただいたのには、お願いがあってなんだよ。どうか、ゆきちゃん、私たちが穴籠もりをしている間、宇壷家の内側のパトロールをお頼みしたくてね。あ、雨休みの日以外、見廻り、見守りをぜひ、してはもらえないだろうかな?』 『えーいいのかしら、わ•た•しで?』 
『もちろんよ!だってゆきちゃん!先程、水神様にお仕えしている龍さんに大歓迎を受けたんですものね!
ゆきちゃんしかいらっしゃらないわ!ふふふ。』 『あ、外回りはチャト君にお頼みしてあるんだよ。
そうだなあ、穴籠もりが明けたらゆきちゃん、チャト君を紹介するとしよう。ハッハッハ、ゆきちゃん!
そんなに畏まらなくっていいんだよ!ハッハッハ』 チャトさん?チャトランさん?もパトロール隊員?
えーゆき、もうどうしたらいいのかしら?
あー爪研ぎしたいー。落ち着くのよゆき❗️
あードキドキして今夜、寝られるかしら。
ふー。しっかりしてよーゆき!
なんだかギラギラしてきたわ。がんばるわ!
春ね、春までね!ゆき、待つわ〜チャトさんをー❣️ワクワク💕
チャトさんがお外周りで私がお内周りね。
私たち一緒にパトロール隊員に任命されたのね❣️2人でね。ふふふ。


第6話 ゆきちゃん、宇壷家のお庭を散策する。

2023-06-02 16:10:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 今朝ね、2階のテラスからお庭を眺めていたらね。薔薇の植え込みの方からガサガサって音がするのよ。私、気になって気になって仕方がないのよーだってね、ニャンコの習性だもの。仕方ないわ。
それでソワソワソワソワしてたらね、みっちゃんが、なんと私を宇壷家のお庭に出してくださったのぉ〜
あー感謝感激雨ウツボ様様よ〜うれしいわ!

 あーでも、もう夕陽がー急ぎましょ!
早速ね私、野次猫ゆきは音がする方へ行ってみたのよ。
そしたらね、秋に咲いたバラの小さなアーチに近づくにつれて、なんだかキラキラしてくるの。
なにがあるのかしら?
あらまあ、こんな奥に小さなお池があったのね。
それにそこにはね、なんと小さいながらも龍の彫り物が施された、朱塗りの素敵な御殿があったのよびっくりしたわ!宇壷家、凄いわ!
それにね、そのまわりにはね、蕎麦の小さな白いお花が咲き乱れていて、フワフワと風に揺れているのよ。
お日様の光が池の面に当たってキラキラしていて、とてもうつくしいのよ〜と見とれていると『やあ』と言う声が聞こえてきたの。
私ね、びっくりして声のする方を見てみたら、なんと金色に光を放っている2匹の亀さんが甲羅干しをしていらしたのよ!ついつい、見とれてしまったわ。『あ、ごめんなさーい!勝手に入ってしまったわ。
こんにちは〜!初めまして。わたしの名前はね、ゆきって言うのよ。最近、宇壷家の住猫になったのよ。ふふふ。よろしくね!』。どうやら亀さん方はご夫妻でお暮らしになっていて、宇壷家で30年お暮らしになっていらっしゃるらしいのよ。
お名前がすご〜く素敵なのよ〜
とっくりさんとえりまきさんっておっしゃるんですって!
とっくりさんはね、赤いタートルネックのセーターが、えりまきさんにはゴージャスなエルメスのスカーフがお似合いになりそうな素敵なご夫妻なのよ。それにね、新参者のゆきにも優しくご挨拶してくださって、とても品格のある方々ね!
そのお優しいご夫妻がね『ゆきちゃん、私たちが穴籠もりに入る前にあなたを私たちの御殿にご招待しますよ。』っておっしゃってくださったのよ!
ゆき、感激したわ〜あーもう夢を見てるみたいよ!あ、ダメよゆき!浮かれちゃ!
あーでも楽しみ。またお会いしましょうねぇ♪♪♪

しかし宇壷家のお庭ってすごいの!
毎日毎日、みっちゃんがせっせとお手入れされているから、それはそれは美しく整ってるのよ。
今はね、秋の花々が咲き乱れているの。
あ、みっちゃん!ここでお花のお世話をされていたのね。
『あらゆきちゃん。お外はいかが?気持ちいいわね。ふふふ。
色んなお花があるでしょ。この一角はね、茶花といってね、お茶室に飾る、おもてなしのお花なのよ
自然な季節の野の花をいけるのよ。』っておっしゃるみっちゃんはね、茶道の先生もしてらして、お茶室にお飾りになるためのお花なんですって。
『ゆきちゃん、このお花はね、秋明菊って言うのよ。あ、これはねホトトギスに大文字草、石蕗、白萩、藤袴•••って言うのよ』って、みっちゃん私に沢山教えてくださるのよ。みっちゃんってとても素敵な方よねぇ。
あ、あ、あ、今日のみっちゃんの頭にある蓋は垂直に開いててね、今日はそこに虹色の五線譜が吸い込まれてるわ〜それにね、五線譜をよく見てみると、ものすごーく小さな水玉がキラキラしているのよ。なんか凄くない?素敵な虹色の帯だわ。
みっちゃんはきっと楽しいことや美しいこを沢山吸収できるお方なのね!
だからみっちゃんはみーんなにお優しいのね!
ありがとう❣️みっちゃん❣️