みっちゃん、今朝はもうスッキリなさっているわ。あー良かったわ。『あら〜ゆきちゃん!おはよー!
昨夜はぐっすり眠って、もうこの通り元気よー☺️ ゆきちゃん!朝食の後で私とテラスでゆっくりしましょう。私の頭の蓋のお話しをするわ!
ぜひゆきちゃんには聞いてほしいのよ。』
え、私でいいのかしら、それにみっちゃんにはお見通しのようだわ。私が言葉が分かることが…
アハハ💦💦でもねみっちゃん、私うれしいのよー。
すみちゃんおばあちゃんがお亡くなりになってから、私、ひとりぼっちだったから、こうしてみっちゃんとまた一歩、お近づきになれてゆきは幸せよ。
それに宇壷家はとても神秘的でステキなお家なのよ!ワクワク…
『あーゆきちゃん、来てくださったのね〜。
うれしいわ。あのね、ゆきちゃん、私の頭の事なんだけどね。代々、宇壷家は女性当主なのよ。
私の夫は2年前に亡くなってしまったんだけど、私や宇壷家のお役目を全て知った上で、私と一緒になってくださったのよ。
それに穏やかで優しいステキな方だったのよ。
宇壷家の女性はね、代々この地域の方々と土地、それに宇壷家をお守りするお役目を賜っているのよ。だからね、どんなに些細な事も私が受け入れていくお役目なのよ。』
み、み、みっちゃん、凄いこと話されているわよー。💦
ゆきも真剣にお聞きしなきゃ!
『そうそう、ゆきちゃんには私の頭の蓋やお山が見えているようね。左側の頭にあるのはね、ウツボカヅラという植物の蓋でね、代々宇壷家の長女に伝授されるもので、その蓋の下はね、袋になっていて、そこへは良い事も悪い事も受け入れてくれる未知の袋なのよ。一度受けたものはというとね、良き事も悪しきことも全てを浄化してくれてね、ぜーんぶ喜びにかえて、世の中に放出してくれているのよ。
私の場合はご先祖さまがね、植物の神様から賜ったお約束事をお守りする、とても大切なお役目を微力ながら担っているのよ。そしてね、このウツボカヅラに諸々を取り込んで、この地域の人々の安寧のためにお仕えしているのよ。
あ、そうそう私にもね、花蓮という娘が一人いるのよ。今はね、ハープ奏者として世界を巡っているのよ。
戻ってきたら、ゆきちゃんに紹介するわね。
あ、ゆきちゃんのことは花蓮も知っててね、早くお会いしたいと言ってたわ。ゆきちゃんに1番に紹介するわね!ふふふふふ。』
えーみっちゃんにお嬢様がいらしたのねー。
みっちゃん、私とーってもうれしいのよー涙涙よ〜。
私も花蓮さんにお会い出来るのを楽しみにしているわ〜🥰しかし凄すぎるわ〜。
みっちゃんって、卑弥呼〜〜えー現代の卑弥呼かしら〜?すごいわ!!あーもーゆき、ワクワク、ドキドキがMAXよー!
『そうそうゆきちゃん、宇壷家の庭にはね、小さな古墳があってね、代々とても大切にお守りしているのよ。』あー卑弥呼感、否めないわ。
『来週、その古墳の祭祀をするのよ。現代はあまり行わないらしいんだけど、私はね昔の古墳を大切にしたいの。だってね、これはお墓なのよ。
ゆきちゃん、お家にお墓があったら、その方を敬いたいじゃない。それも私が賜っているお役目の一つなのよ。あらあら、私ったら沢山、お話ししたわね。
ゆきちゃん、お疲れでしょ?聞いていただいて
私、とても嬉しいわ。これからもよろしくお願いしますね、ゆきちゃん!ありがとう!』
みっちゃん、私、ぜんぜん疲れてないわ。むしろ、もっともっとお聞きしたいわ!
『これからは、私も宇壷家とみっちゃんのお役に立ちたいわ。』とゆきね、心に誓うわ!!
そうだ、今からパトロールも兼ねて古墳を見に行こうかしら。
たしか、竹林にあるってみっちゃんいってらしたわ。さあ、またまたワクワクが止まらないわ。
さあ、パトロールパトロール。