#やまとことばの研究 新着一覧
78.天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ 助詞「に」の魔法
天海丹 雲之波立 月船 星之林丹 榜隠所見 天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ 星の林「に」とあります 「に」は、元来、場所を示す助詞です。 動かない一点を示すこ...
77.ちはやぶる龍田川事件 その4 七夕の夜空 天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 榜(こ)ぎ隠る見ゆ
前回、手向けるという言葉の二つの意味を考えました。 さらに、幣(ぬさ)とはなにかということが分かり、菅原道真公...
76.ちはやぶる龍田川事件 その3 紅葉の錦 神のまにまに
幣(ぬさ)を手向ける話の続きです。【紀貫之 古今集299】 秋の山 もみぢをぬさと たむくれば すむわれさへぞ 旅心地する【清原深
75.ちはやぶる龍田川事件 その2 龍は風の神様?
古今集にある「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川」という在原業平さんの歌が、その前にある帝...
74.ちはやぶる龍田川事件 その1 古今集_龍田川事件
ちはやぶる神代(かみよ)も聞かず 龍田川(たつたがは) 唐紅(からくれなゐ)に水くくるとは この歌の作者である在
73. ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 唐紅に 水くくるとは 在原業平
和歌の枕詞「ちはやぶる」について考えます。 一番有名なのは百人一首にある在原業平さんの歌です。ちはやぶる神代...
72.ちはやぶる 「道速振る」 風の流れの枕詞
今年の夏も暑かったですね。 私は、エアコンを使わず、扇風機の風で快適に過ごしています...
71.いろは歌の解釈 その5 『中論』から見た今できる最善の解釈
今までの考察を受け、あらためて『いろは歌』の解釈を書きます。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 いろは歌は、素直に読めば、無常の世を越えて悟りの世界へ誘...
70.いろは歌の解釈 その4 龍樹とアリストテレス
いろは歌の解釈のためにナーガールジュナ(龍樹)の『中論』を読みました。中村元先生の本を通じてです。龍樹は観念実在論と戦っていたのですが、同...
69.いろは歌の解釈 その3 相待(そうだい) 長いという言葉は、短いものがなければ意味を為さない
いろは歌の中の「有為の奥山」という言葉の意味を調べていて気が付きました。「有為」とは、...
68.いろは歌の解釈 その2 受験文法で読み解くいろは歌 浅き「夢見し」か「夢見じ」か
娘の受験に付き合って受験古文を勉強してきたので、その成果を生かしていろは歌を解釈してみ...