ふじのねの ならぬおもひに もえばもえ かみだにけたぬ むなしけぶりを富士の嶺の ならぬ思ひに 燃えば燃え 神だに消たぬ むなし煙を 紀乳母 富士山のように、
いささめに ときまつまにぞ ひはへぬる こころばせをば ひとにみえつついささめに 時待つまにぞ 日は経ぬむ 心ばせをば 人に見えつつ...