スターシードシンドローム ~月光、銀河を照らすとき~

セーラームーン(90年代)に関する研究等あれこれと。特に200話=スターズ最終話の話ならいくらでも話せる性分です。

セーラー戦士の水着ショー

2012-03-27 18:38:33 | プレビュー
 昨今のアニメは諸般の規制が非常に厳しく、水着姿は深夜アニメでしか見られない
貴重な姿と化しつつありますがセーラームーンはゴールデンタイムでありながらも
堂々と水着姿を5年に渡って展開し続けておりました。
今回はそんなセーラー戦士(主にうさぎ主体)の水着の変遷を追っていきたいと思います。



1.うさぎの水着の変遷


無印の水着は虫食いをリボンで埋めて誤魔化したことで有名ですがR以降、うさぎが
着た水着を振り返ってみましょう。まずはR編。
放映エピソードは第67回「海よ島よバカンスよ!戦士の休息」。
花柄に紫のハイレグタイプ、この回は作画があまりよろしくなかったのでせっかくの
水着姿があまり栄えなかったのがもったいなかったか。



次にS編では第105回「力が欲しい!まこちゃんの迷い道」にて披露しました。
ひまわり柄に緑色でスカート付きと過去の2シリーズとは明らかに違う傾向でした。
しかしながら、胸の成長がはっきり分かるプロポーションなのは面白いですね。



話は進んでSuperS編、第144話「きらめく夏の日!潮風の少女亜美」が水着回でした。
この回は亜美の夢の鏡が抜かれた話としても有名ですね。
SuperSでの水着姿は薄いレモン色で上下が分割されたセパレート型。
今までハイレグ系など一体型の水着を着ていたうさぎの着こなしが変化したのが良く分かります。
余談ですがこの話での亜美は青色のハイレグで夢の鏡を抜かれていました。
今思えば5人の中で一番露出が大きい姿でのピンチシーンでしたね。



最終シリーズ、スターズでは183話「死霊の叫び!?恐怖キャンプの怪人」で水着姿を披露しました。
ここでのうさぎはシリーズ唯一のビキニ姿でしたが胸元の谷間が凄いことになっているw
後に水着の下の肢体を晒すことになりますがそれにしても凄いプロポーションですね。



2.セーラー戦士の水着の好み
セーラー戦士はそれぞれのパーソナルカラーに基づいた配色の水着を好んで着る傾向がありました。
例えばうさぎならピンク(これはちびうさも同様)、亜美なら144話で着ていたような青か水色、
レイは赤色、まことは緑、美奈子に関してはアイドルオーディションで度々水着姿を披露しているものの
プライベートでならオレンジが多めでした。

次に水着のデザインに関しては亜美は一貫してハイレグ系を着続け、レイは上下セパレートのビキニ系、
まことはどちらかというとハイレグ系を多く着ていましたがスターズでは例外的にセパレート型、
美奈子も亜美同様プライベートではハイレグ系で統一していたのが印象に残りました。



うさぎに関してはハイレグ→セパレート→水着とシリーズを重ねるごとに露出が多い水着へと
変化しているのも時代に合わせた変化を敏感に見ていたからなのでしょう。



3.水着とセーラー戦士の関係学
以前の記事でうさぎが銀水晶の力を最大限に発揮するのは裸体との反応によるものであるという
提言を致しましたがそれを立証するかのようにうさぎが水着を着る回ではいつも側にセーラー戦士が
一緒にいるパターンばかりでした。



4戦士は口に出してこそいないものの、それを分かっているかのようにうさぎの傍から離れず
銀水晶の力が裸体に干渉しないよう見張っているようにも見えました。

ちなみに・・・各シリーズの水着回で水着を着たメンバーは
無印:うさぎ、亜美、レイの3人のみ(まこと、美奈子は未参戦のため登場せず)
R:5人全員+ちびうさ
S:うさぎ、亜美、レイ、美奈子、はるか、みちる(まことは修業中のため水着を着ず)
Supers:5人全員+ちびうさ(但し亜美は途中でピンチシーンに遭遇)
スターズ:うさぎ、亜美、まこと、美奈子+ちびちび(レイは別行動のため水着を着ず)

全シリーズ内でうさぎの傍でずっと水着姿を見続けてきたのは亜美ただ1人。
やはり古参故か、銀水晶と裸体の相乗効果による危険性を一番理解していたからでしょうか?

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今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
ご意見・ご感想などございましたらコメントをお寄せください。

P.S
プリキュアはちっとも水着を着ないのでいい加減水着メーカーから訴えられそうな勢い。
仕方ないので妄想の中で着せてみると・・・絶望しか出なかった件w

セーラームーンの武器

2012-02-02 10:38:26 | プレビュー
 前回はブローチの歴史を書き記しましたが今回はセーラームーンが
使った武器の歴史について書いていきたいと思います。
ごく一部に中の人の主観が入るかもしれませんがご容赦ください。

※画像なしで文章のみですがご容赦を・・・
まず、無印で使ったムーン専用の武器が「ムーン・スティック」、三日月状の先端が
特徴的でしたが後半に入って銀水晶を装填して強化されたのも特徴。
しかしながら、うさぎのスターシードを武器に取り付ける発想がかなり恐ろしかったかもw



これ以外にも額のティアラを円盤状にして投げつける「ムーン・ティアラ・アクション」
ありましたが無印以降はあまり使われる回数が多くなかったうえにスターズでエターナルの
姿になってからはティアラ自体が消滅したため自動的にこの技も消えてしまいました・・・
一応この技で止めを刺したこともあったんですがね~。





Rに入ってからはブローチ同様、ロッドもパワーアップ。スポンサーの意向で毎年、変化したことは目を瞑って
Rのとき、使われていたのが「キューティー・ムーン・ロッド」でした。
ムーン・スティックより尺が長くなったうえ、カラーリングも女の子が使う
ロッドらしい配色になり、様々な場面で活躍したので覚えている方も多いはず。
しかし、S編1話でブローチがミクージの手によって破壊された後から、登場せず・・・無念。





Sになってから使われたのが「スパイラル・ハート・ムーン・ロッド」
うさぎと衛の愛の力で生まれたブローチと同じく、2人の愛の力で生まれた武器でした。
必殺技は「ムーン・スパイラル・ハート・アタック」ですが技を決める時の
過剰とも思える回転を決めたあとでも目を回さなかったところを見るに付け、うさぎは
フィギュアスケートの才能が間違いなくあるだろうと勝手な思い込みをしておりました。



この武器に関する印象的な話題としてはやはり聖杯による2段変身を行なったあとも
同じロッドを用いた必殺技を使っていたこと。しかし、背景の描写やエフェクトなど
いかにも強化された、という扱い方をされていました。

Rの時のようなブローチ破壊を経験していなかったもののSのみの登場となり、
SuperSでは影も形も見なくなりました・・・合掌。





SuperSで使われた武器が「カレイド・ムーン・スコープ」でしたが
こちらはうさぎが夜店で買ってもらった万華鏡がモチーフになったと言われる武器でした。
傍から見るとフルーレのような形状をしていますがあくまで光線系の技を決めるための
道具という印象でした。フルーレの基本動作である「突き刺す」アクションを取ったのは
後番組の「キューティーハニーF」だったのでその違いを覚えている方も多いはず。



ブローチのパワーアップ前からも何度か登場こそしていますがその時はまだ正式な必殺技名を
呼んでおらず画像のように構えてから技を放つシーンが2,3度ありました。
ブローチのパワーアップ後は見られなくなったのである意味、貴重なシーンですね。



この時のちびムーンは傍で一緒に見ていただけでしたが後に出現した「クリスタル・カリヨン」
存在によりちびムーンがペガサスを呼ぶ→ムーンがカレイド・ムーン・スコープで
「ムーン・ゴージャス・メジテイション」を放つの連携プレイが主体となっておりました。
技を決めるときにコマが3分割されてそれぞれの視点から技に入る構えを見られたので
非常に興味深い技に挙げられます。

ちなみに、クリスタル・カリヨン自体はペガサスを呼ぶ道具としての扱いだったため
攻撃性能は皆無でした。SuperS終了と共にペガサスがエリュシオンに還ったため
そのままちびムーンの手元に残らなかったのは・・・何故?





最終シリーズ、スターズで用いられたのが「エターナル・ティアル」でしたが
この段階になるともはやムーンは止め専門となっていたため、なんの前触れもなしに
武器を召喚して止めを刺すのがお約束となっておりました。



この武器を語るにあたって興味深い事実が1つありまして・・・
画像をご覧の通り、ロッドを回す際、ムーンは一切ロッドに触れず空中で
回しているんです!銀水晶による見えないリボンの力で回しているという
解釈も可能な扱い方でした。

また、設定上ロッドの長さが伸び縮みする機構も存在しましたが使用されたのは
後述の画像にある199話のみ。長尺のロッドを構えて技を放って欲しかった・・・
そうすれば後の世に現れた某魔砲少女も勝てたはず(撲殺)




その後、スターズ本編においてはシリーズ内でも唯一、ロッドに強化アイテムを
装着する展開があった事実も見逃せません。187話でちびちびがムーンの
ピンチを救うべく、ロッドに触れた途端現れたのが「ホーリー・ムーン・カリス」でした。
ホーリー・ムーン・カリスを装備した「ムーン・パワー・ティアル」は只でさえ強力な技を
オーバーキルと言えるくらい強力にしてしまった部分もあるのです。

何故か?ちびちびはギャラクシアの身体から抜け出したスターシード=希望の光
だったと200話で発覚したため、この設定に従うならば・・・
ムーン・パワー・ティアルは究極の再生力を誇るうさぎのスターシードと
究極の破壊力を誇るギャラクシアのスターシードによる融合が生み出した
最強のロッドということになるのです。




しかし、ムーンの不敗神話は199話で途絶えることになります・・・
ブローチ破壊の影に隠れて目立たないですが劇中一度もなかったロッドの
破壊も唯一、199話で行われたいたのです。
最も、ギャラクシアの身体を支配したカオスのなせる業だったので
いくらうさぎとギャラクシアのスターシードの力をもってしても
防げなかったのは致し方ないかな、と思うんです。





セーラームーンが持った武器はロッド関係ではありません。
200話で希望の光がもたらした「封印の剣」です。
天使の翼と共にブローチを破壊されたうさぎにセレニティの姿と共に力を
与えたわけですが、前にも書いた通りプリンセスの姿にはおよそ似合うとは
思えない武器であった上、うさぎはカオス(ギャラクシアの身体)を
傷つけたくなかったため、いいところがなくあえなく粉砕・・・

しかし、うさぎにはまだ最後の切り札というべき武器が残っておりました。
銀水晶=うさぎのスターシードと愛の力です!
プリンセスのドレスも脱ぎ捨てて、全てを包み込む愛の力を信じたうさぎは
神々しい裸体と共に自分に残された希望の光=銀水晶をその胸元に
露にして見事ギャラクシアを救い出しました。


故に、裸体もある意味うさぎの最強の武器という解釈が出来ますがいかがでしょうか?w
ぼくが常日頃、200話の素晴らしさを語っているのはこれなんです・・・


今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
ご意見・ご感想などございましたらコメントをお寄せください。

変身ブローチ

2012-01-07 00:04:05 | プレビュー
 新年最初のネタはズバリ変身ブローチの見比べですw
幾度かお話に挙がったうさぎの変身ブローチはR編以降、銀水晶を内蔵した物に
進化してその後もシリーズを重ねるごとに形状も変化していきました。

今回はゆっくりとブローチの画像を見比べてどのシーズンが好きか、皆様の
ご意見をお伺いしたいと思っております。



まずはR編、丸い形状で☆の模様が描かれておりその周辺に内部戦士の
イメージカラーの宝石がアクセントになっている一品です。
この頃は銀水晶のカモフラージュはなく、中を開けると直に銀水晶が
剥き出しになる構造でした。



続いてS編ではその後の定番となるハート型に形を変えます。
こちらはRの時とは違い赤色を貴重にした配色ながら、R編同様内部戦士の
イメージカラーを添えた一品になりました。
こちらは蓋を開けるとピンクにカモフラージュされた銀水晶が内蔵されています。



SuperS編はうさぎとちびうさの親子による同時変身のため2個のブローチが
同時に展開して変身していくパターンになりました。
S編以上に中の装飾が鮮やかになっているのが特徴ですが親子の持つ銀水晶が
S編同様、ピンクにカモフラージュされていますね。



最後に登場したスターズ編のブローチは一番ゴージャスでそれでいて神秘的な
ゴールドの配色が特徴とも言えます。蓋を開けると銀水晶は更にカモフラージュされ
普通に見れば中央の星の部分が銀水晶だと気づかれにくいようです。

それでも、敵の幹部は鷲掴みにしようとしたりあれこれ手段を講じて、
うさぎのスターシード=銀水晶を奪おうとしましたが193話でブラックホールを
用いて恫喝したクロウリードと199話でスターシードを開放しようと
したところを狙ったギャラクシアぐらいしか成功していないんですよねw

2)ブローチのパワーアップについて
R編で初めて出てきたブローチのパワーアップはプリンセス・セレニティの
母であるクイーン・セレニティによるものでした。
うさぎの銀水晶が再生して、まだ不完全ながらもこれから先再び銀水晶が
成長していくように、とクイーンから口添えをされてのパワーアップでした。

S編ではうさぎと衛の愛の力によるパワーアップでした。
また、ルナの証言によるとS編のブローチは月の王国に伝わる伝説の
ブローチそのものだということが判明済みです。

SuperS編に出てくるブローチのみ少々特殊な扱いで、月の王国とは
なんの関係もないはずのペガサスが勝手にブローチを作り替えてしまい、
正当な進化を遂げてきた中ではイレギュラーとも言える展開になってしまいました。
更にこのブローチを用いての変身が初めからスーパーセーラームーンに
なることを想定したものになったためごく一部のファンからはさすがに
これはやりすぎだろ、という声も上がったとか。

無理もありません。
そもそもスーパーセーラームーンは聖杯の力によって生まれたメシアの
力を宿す姿でしたから、それをメシアとも無関係なペガサスが介入して
ブローチを作り替えてしまった訳ですからそこまで都合良くなるわけが
ないだろう、と今更ながら思うところはあります。

聖杯自体もちびうさが30世紀の博物館で似たようなものを見たことがある、
という証言まで存在するのでペガサスもでしゃばったことをしてくれたものですw
まあ、最終回でペガサスの翼を授かったプリンセス親子を見せてくれたので
大目に見るつもりですがねw

最後のスターズ編のパワーアップは劇中にも出てきた通り、全てのセーラー戦士の
力によるものでした。その名残はブローチにも再現されており、ムーン以外の
9戦士のイメージカラーの宝石が描かれており、ペガサスの手による強化を
払拭するような正当進化を果たした形になります。



とまあ、今回はブローチの形の変遷を主に取り上げましたが次回はブローチを
狙われた時のことについて検証したいと思います。
久しぶりのピンチシーン考証になりますので今からドキドキしていますw

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご意見・ご感想などございましたらコメントをお寄せください。