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NPO法人POSSE(ポッセ) blog

2/24シンポジウム『偽装「再チャレンジ」~自己責任論を超えて~』

2月24日(土)、POSSE第2回シンポジウムを開催します。
テーマは「再チャレンジ」、そして労働法制度の改正、いわゆる「労働ビッグバン」です。

POSSEシンポジウム
偽装「再チャレンジ」
~自己責任論を超えて~

 「再チャレンジ」「労働ビッグバン」。最近よくニュースで耳にする言葉ですが、どんなものなのか実際にはよくわかりません。そこで、私たちPOSSEは、これからの日本社会を生きる若者自らが政府の「再チャレンジ」「労働ビッグバン」を検証するために、「偽装「再チャレンジ」 ~自己責任論を超えて~」と題し、イベントを行ないます!
 私たち若い世代が働く環境は日々悪化しています。おおくの企業は残業代を適法に支払わず、非正規雇用労働者の数も膨大になっています。
こうした中で、政府は「労働ビッグバン」を打ち出し、労働契約法制の制定やホワイトカラーイグゼンプション制度の制定を目指しています。これらは不安定な雇用をさらに増やし、働く者の法的権利を縮小していくものです。
 また一方で、安倍首相は「再チャレンジ可能な社会」を掲げています。ですが、再チャレンジがうまくいくかどうかは自己責任です。しかも、国会で政府は、非正規を増やし続けることを認める発言もしています。
 今回はこのようなテーマに対して、酒井隆史さん(社会思想史)、後藤道夫さん
(現代社会論)、雨宮処凛さん(作家)、をお呼びしてシンポジウムを行います。さらに、そこにPOSSE会員のフリーターや、ニート支援をしている若者が議論に参加します。
 政府や財界の志向する労働政策についてだけではなく、それと私たち若者の「生きること」がどのように結びついているかまで掘り下げ、意義深いイベントにしていこうと思っています。
 ぜひぜひご参加下さい!

【日時】
07年2月24日(土) 18時半~(18時10分開場)

【場所】
新宿区立角筈区民ホール
(京王線初台駅より徒歩10分/大江戸線都庁前駅A5出口より徒歩10分
〒160-0023 新宿区西新宿4丁目33番7号
TEL:03-3377-1372 FAX:03-3377-1073)
地図

【資料代】1000円


↑開場の角筈区民ホール


【講演者】
・雨宮処凛さん
1975年生まれ。作家。主な著書に『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社、2006年)、『自殺のコスト』(太田出版、2002年)など。パンクバンドや右翼団体を経て、土屋豊監督のドキュメンタリー映画『新しい神様』に出演。現在は格差社会における人々の不安定化の問題を取材している。07年3月、不安定な若者たちを取材した単行本『生きさせろ!』(仮)を太田出版より発売予定。
<→雨宮処凛公式ブログ

・後藤道夫さん
1947年生まれ。都留文科大学教員。専攻は社会哲学・現代社会論。主な著書に『戦後思想ヘゲモニーの終焉と新福祉国家構想』(旬報社、2006年)、『反「構造改革」』(青木書店、2002年)など。共編著に『講座 現代日本 全四巻』(大月書店、1996,7年)など。新自由主義改革を中心に現代社会を分析している。

・酒井隆史さん
1965年生まれ。大阪府立大学教員。専攻は社会思想史。著書に『暴力の哲学』(河出書房新社、2004年)、『自由論』(青土社、2001年)。主な訳書にサラ・ミルズ著『ミシェル・フーコー』(青土社, 2006年)など。現代思想の分野で活躍し、最先端の社会批評を続けている。

※第2部からのパネリスト
・梶屋大輔さん:NPO法人ニュースタート事務局
・倉吉三佳さん:ガテン系連帯
・今野晴貴さん:NPO法人(申請中)POSSE代表
・園良太さん:フリーター

【プログラム】
18:30     開会
18:30~19:30 講演(雨宮処凛/酒井隆史/後藤道夫)
19:30~19:50 休憩
19:50~20:50 パネリスト、会場を交えてディスカッション

※当日「POSSE Sound system & DJ」を持ち込みます。BGMとしてかけたい曲がありましたら、POSSEスタッフにお声をおかけ下さい。

以下はフライヤーのデータです。

【フライヤー表】(A6サイズ)
【フライヤー中】(A5サイズ、二つ折り)
【フライヤー裏】(A6サイズ)

コメント一覧

非管理人
シンポもいいけどね!
雨宮、後藤、酒井3氏を招いてのシンポ開催ということで、「格差社会」「フリーター、ニート化現象」「労働法制の改悪と日本社会の危機的諸相」などが大テーマになるのでしょう。
ところで、雨宮さんは「新右翼」から自動転向なさったようですが、ご本人に現在の思想的スタンス(例:天皇制をどうみるか?日本資本主義をどうするか、若年層の困窮をどのようなスタンスで改革するか?など)を一回、聞いてみたいと思う。
後藤氏は、以前共産党系の団体で「ネオマルクス主義」なるレッテルを貼られ、赤旗などから一切排除されていたと思いますが、盟友の渡辺治氏などと違って比較的地味な存在だったので、ここ最近の動向がやたらアクティブに見えてしまうのは私だけであろうか?
酒井氏については、批判的スタンスで現状を捉えている貴重な「若手」研究者という事ぐらいしか知らないのでコメントはできませんが。
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