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NPO法人POSSE(ポッセ) blog

労働手帳プロジェクト、順調進行中!!!!

 この間の手帳チームの活動報告です。前回、ブログに活動報告をアップしてから大きく手帳の検討も進んでいます。

 まず、重大ニュースですが、なんと!!! 労働問題の第一人者・笹山尚人弁護士がこの手帳の監修を引き受けていただくことになりました。笹山弁護士は平凡社新書の『フリーターの法律相談室』を執筆され、POSSEのセミナーにも、たびたび講師として協力していただいています。
 
 笹山弁護士には、すでに手帳チームの会議にも一度参加(7月2日)されています。 これで、ますます手帳の法的な信頼性もアップすること間違いなしです!

 そして、手帳チームでは、笹山弁護士の実務的なアドバイスの下、多くの方からいただいたアイデアをもとに具体的な中身の検討をしているところです。デザインは、まだまだ検討中ですが、中身については大まかな内容が決まりつつありますので報告します。

◆おおまかな手帳の構成
・目次
・使用例+法律情報
・就労時の説明(初めて仕事をするときにどういう説明をされたか)
・具体的に書き込めるスペース+使用者の言動コーナー
・各行政機関の活用方法
・関係機関連絡先

 手帳チームで使用例を検討しましたところ、「実際どのように手帳にメモしたほうがいいのかわからないから、具体例を載せた方がいいのではないか?」という意見がでました。また、法律情報も載せたほうがいいというmixi方面のアイデアもあり、手帳のはじめにメモの使用例をいくつか載せて、「なんでそんなふうにメモる必要があるの?」という疑問にお答えする意味も込めて、簡単な法律情報も載っているお得なページをつくろうと思います。

 具体的に載せる使用例は・・・・・・ <7>つです。

・有給休暇
・解雇
・労災
・残業代不払い
・雇用保険
・セクハラ
・パワハラ、いじめ

 左に書き込み例、右に、その事例に対してどのような法律が適用されるのかを解説します。かなり盛りだくさんですね!

 ただ、「労災」・「雇用保険」については、手帳の最後の方につくる予定の各行政機関の申請方法・法律情報というところに移してもいいのではないかという意見が多かったので、書き込み例と一緒に載せるかはまだ未定です。
 
 さらにさらに、こんな情報も載せようという意見がmixiから提案されましたので、検討しているところです。

・司法制度の利用方法を示す
・生活保護の取得の仕方
・労働審判制度の使用方法など。

 「労働手帳」は、働きやすい職場を自らの手で実現するための第一歩です。POSSEは、「労働手帳」の作成にできるだけ多くの方々にご参加いただくことで、手帳を広く普及していきたいと考えています。ぜひぜひ、アドバイスをお願いします。

 さらに、「労働手帳」をまわりに広めたい、普及にひと役買いたいという方、ご連絡ください! 

コメント一覧

POCO
手帳タイトル
今、mixiのPOSSEのコミュニティで労働手帳のネーミングを募集しています★
ぜひぜひこのブログをご覧になっている方、mixiのコミュニティでご意見ください!
POCO
作成に参加していて思うのは、なぜこういうアイテムが今までなかったのかということ。もちろん、行政が作成したものはありましたが、どうもしっくりこなかったんですよね。
しっくり来なかった理由は、働く人にとって、本当に役立つ情報が、使える形で載っていなかったことです。法律の条文をいくら載せてもダメで、その法律をどうやって使うのかを知りたいんですよね。

というわけで、この手帳には本当に使える情報しか載せてません。
内容にご期待ください!
アクセル
労働手帳の作成の初期段階では、各方面から色々な意見をもらいました。予想以上の反響にビックリしたくらいです。それだけ働く人のニーズに適した労働手帳が求められていたってことなんですね。

そんな労働手帳も完成に近づきつつあるということで、
なんか嬉しいですね。社会にどう広めていくかはもちろん考えなきゃいけませんが、きっとまた大きな反響を呼ぶのではないでしょうか!?
Unknown
さきほど連絡がはいり、手帳の仮バージョンがPOSSEの事務所に届くそうです。

 作成も大事ですけど、この手帳をどうやって社会に広めていくのかも考える必要がありますね。
ing
労働相談班では現在メンタルヘルスの労災申請に力を入れています。業務と精神疾患との因果関係はもちろんですが、被害の立証も難しいのが現状のようです。
業務と精神疾患との因果関係については、「業務上のストレスがいかに強いものだったか」ということを証明する必要があります。
一方、被害の立証については、「業務上のストレスがどのような影響を及ぼしたか」ということを証明する必要があります。
つまり、「どういう理由で」「どれくらい強いストレスを感じていて、」「その結果どうなったか」ということを示さなければならないということです。

労災申請手続きは後ろにまとめてしまってよいと思いますが、パワハラやいじめ、セクハラにも関わってくる問題なので、労災申請の際にどういう内容のメモが有用なのかが明瞭に記されているといいなと思います。

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