過労死、ブラック企業、ブラックバイト、奨学金、外国人労働者…近年、日本社会において労働・貧困問題が大きくクローズアップされています。
どのような実態があるのか? なぜこうした問題が生じてきてしまうのか? どうしたら良いのか?
本講座では全4回にわたって、日本社会における労働・貧困問題の「基本」を学びます。また、講座だけではなく、労働相談や生活保護申請など現実の問題に直接かかわることもできます。
労働・貧困問題を学びたいという方や、現場を知りたい、支援に関わりたい方はぜひご参加ください!
□■参加方法・対象■□
対象:労働・貧困問題を考えたい大学生・大学院生
参加費:無料
参加をご希望される方は、下記までご連絡ください。
info@npoposse.jp
※講座はそれぞれ完結した内容となっていますので、関心のある講座単体のご参加でも構いません。
【第1回 ブラック企業と過労死】
日時 8月25日(金)17時〜19時
□内容
近年、若者を「使い潰す」ブラック企業や、過労死が多発しています。第一回目の講座では、ブラック企業の実態を中心に、なぜ日本でブラック企業が登場してきたのか、POSSEはどのようにブラック企業問題に取り組んできたのかを学びます。
【第2回 生活保護と日本の貧困】
日時:9月2日(土)15時〜17時
□内容
貧困の拡大とともに、生活保護利用者の数も増加し続けています。しかし、貧困や生活保護行政運用の実態はあまり知られていません。本講座では、日本社会における貧困や生活保護行政の実態や、貧困を生みだす構造について学びます。
【第3回 外国人労働者—技能実習生、留学生】
日時:9月11日(月)17時〜19時
□内容
普段あまり意識することのない外国人労働者。日本で働く外国人、彼/彼女らはどのような条件で働いているのでしょうか。外国人技能実習生や外国人留学生の労働実態と日本の「移民」政策について学びます。
【第4回 ブラックバイトと奨学金—大学生の貧困】
日時:9月18日(月・祝)17時〜19時
□内容
アルバイトなのに責任重大な仕事を任せられたり強制的にシフトを入れられたりして、学校にも行けないという「ブラックバイト」が問題になっています。その背景にあるのは、奨学金を借りて学費を自分で負担しなければいけないという学生の貧困問題です。この学習会では、海外の状況と比較しながら、学生アルバイトの労働問題そして日本の高等教育の特殊性を考えます。
場所:NPO法人POSSE事務所 (〒155-0031 東京都世田谷区北沢4-17-15 ローゼンハイム下北沢201)
講師:
渡辺寛人(NPO法人POSSE事務局長)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程、社会福祉士。
派遣村をきっかけにボランティアとしてPOSSEに参加。11年4月から仙台で被災地支援に取り組み、仮設住宅の状況や子どもの貧困問題について現場から政策提言を続けてきた。14年8月にブラックバイトユニオンを結成して共同代表に就任し「明光義塾」をはじめ学生が多く働く大手企業の労働条件改善に貢献。
岩橋誠(NPO法人POSSE事務局スタッフ)
京都大学経済学研究科修士課程。
中高をアメリカで過ごした経験と語学力を活かし、ブラックバイトや奨学金だけでなく、外国人労働者の問題にも取り組んでいる。アメリカ出身のジャーナリスト、ジェイク・エーデルスタインのもとで、日本の労働・貧困問題を国際的に発信している。イギリスBBCやCNNなどに出演。
□■労働働・貧困問題の現場でフィールドワーク■□
フィールドワークでは、POSSEが関わる相談支援の現場に直接参加することができます。現場では、若手の弁護士や研究者、ジャーナリストなど労働・貧困問題の第一線で活躍する専門家と交流するこができます。詳細についてはお問い合わせください。
□フィールドワークの内容
・過労死裁判の傍聴
・生活保護の申請同行
・労働・生活相談の同席
・団体交渉への参加 etc.
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