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NPO法人POSSE(ポッセ) blog

民主党政権のマニフェスト分析と『官僚たちの夏』…次号特集も『POSSE vol.5』解説その5

ちょっと気が早いですが、『POSSE vol.6』の特集は「やってみろ!民主党」と題し、新政権の政策の現状と課題をテーマとする予定です。ご期待ください。

なお、五号、六号と続けてご覧になりたい方には定期購読をお勧めしておりますので、ご検討ください。
http://npoposse.jp/magazine/order_form.html

さて、第五号でも、次号の特集の布石となる論文や新連載を掲載しておりますので、ご紹介します。

本誌編集部による「検証 民主党マニフェスト ――労働政策の新しさと矛盾点――」では、民主党が選挙時に公開した「マニフェスト2009」と「政策集INDEX2009」、そして選挙以前に民主党が提出している法案を分析対象としながら、民主党による労働政策が、自民党のものと比較してどのように斬新なのか、そして一方の問題点を詳しく見ています。

本原稿の執筆以降も、新政権から様々な政策が打ち出されていますが、その方向性をのマニフェスト分析と比較すると非常に興味深いのではないかと思います。

長期雇用慣行とセーフティネット路線が両立している矛盾、さらに雇用政策でも民営化を標榜している矛盾など根本的な問題点の指摘から、さらに派遣法改正や非正規雇用対策、第二のセーフティネット、雇用保険法改正、ワーク・ライフ・バランスなどの具体的な政策についても検証しています。

さらに、次号では民主党政権の政策を「脱官僚」の視点から読み解くための企画も予定しています。
そのための布石として、今号から始まった新連載「ユニ×クリ」では、今夏のドラマ『官僚たちの夏』を批評しています。

連載は、ほぼ3か月に一回発行されている本誌のペースに合わせ、そのシーズンごとの映画、ドラマ、マンガなど文化から労働や日本の福祉のあり方などを分析する企画です。今号では、筑波大学講師の五十嵐泰正さんに執筆いただいています。「脱官僚」を訴える民主党優勢の衆議院選まっただなかに官僚たちを理想的に描き、視聴率では苦戦しながらも、戦後と現在を照らし合わせようと試みた重厚なテーマ、そしてその失敗とは何なのか。ぜひご覧ください。


官僚たちの夏HP
http://www.tbs.co.jp/kanryou09/


次回は、本号出版記念セミナーのお知らせです。

コメント一覧

だいちゃん
民主党
民主党政権の状況については、しっかりと監視してください。
職業訓練を縮小する動きも出てきています。
http://yuukinohan.exblog.jp/d2009-11-05
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