ぽたりんぐぅ な日々。

esrマグネシアM213SP-FB 内装8段 → 外装9段化

大阪府堺市のミニベロとスポーツバイクショップ 「自転車処 ぽたりんぐぅ」 です。
ミニベロを中心としたカスタム・改造ならお任せください!!

自転車の分野ではまだまだ希少性の高いマグネシウムフレームを生産している
esrマグネシア。
マグネシアの内装8段モデルを外装化できないかとの御問合せに対応させていただきました。

  
ロングライドなどのシーンでは内部抵抗の高い内装ハブはしばしば不利になる事があります。
内装ハブは、停車時変速とトラブルの少なさを生かした街中でのストップ&ゴーが得意なハブと言えます。 

そこで、オーナー様は 外装かできないかと御相談くださいました。

ここで問題になるのが、エンドの形状です。
ディレイラーを取付けするハンガーが無いのです。

まずはハンガーを作成する所から開始します。

 

アルミの母材から削りだし、サイズを調整しながら加工をしてゆきます。

 

取り付け状態を確認しながらしあげてゆきます。
最終的に表面を滑らかにして完成です。

  

続いてホイルを組んでいきます。
基本コンポはSHIMANO のSORAです。
街乗りがメインの利用ですので適度な変速段数とチェーンの強度から9段に収まりました。

 

クランクやそのほかの部品を取り付けてゆきます。
各部フェーシングやタップのたて直しを施してゆきます。

こういう細かい作業が後々生きてくるのだと思います。
抵抗の軽減や、耐久性の向上、長期間の性能維持などですね。

   

こんな感じで部品が取り付けられ形が収まってきます。



新しいドライブトレインの完成ですね。
重量面でも外装変速機のメリットが生かされ、ずいぶん軽くなりました。



ライトブルーにブラックを上手くまとめた全体像が完成しました。

部品やスペックの選択に正解は無く、一人ひとりのオーナー様が
必要とされている最適解を導き現実的に落とし込んでいくのが自転車屋の仕事なんでしょうかね。


高価な部品をやたら組み込むのも、技術にはしってとんがった事をすることも 可能ですが
オーナー様の潜在的な要求を汲み取って提案をしていくのが うちみたいなショップの役目なんでしょうね。 


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