貧乏ポテトの読書記録

読書記録をつけます。よろしくお願いします。九州大学狙いの三十代ウォトコです。歴史には強いです。勝手に受験生応援します。

1/マルクス.ガブリエル欲望の時代を哲学する/丸山俊一

2024-03-20 15:01:50 | 哲学
 前置き、
 初期フォントで投稿すること失礼いたします。
 内容に関して頑張らせていただきます。
 by貧乏ポテト

 歴史を味わって勉強することが多かった10代の頃、国語を勉強するも、本懐遂げられず、好きな哲学を勉強したくて、倫理をかじり、こんな感じの僕です。
 マルクス.ガブリエルは僕と年が近い天才と呼ばれる哲学者の方で、僕の先輩くらいの年齢になります。
 僕は、子供と老人から知識や意味、会話を引き出すことは容易な方で、現役の方やプロの意見を聞くことは難しいと心得ます。マルクス.ガブリエルには若さもあるし、現役まっただなか、多分買って読んだこの本は部分でしかないし、上梓されてる本には深い蘊奥極まりないものが存在すると捉えます。
 ※プロの意見が難しいと書きましたが、プロの意見は、基礎学力の高さ、などがないと理解できないし、聖域に守られたようなところがあります。
 欲望の時代を哲学する。これは、現代の欲望消費社会いわゆる広告に表示された商品価値のあるものを購買する行為の考察だったり論考だったんじゃないかと思います。ミーハーな個人のテリトリーに関するものだとも言えると思います。
 個人の金銭能力を視野に入れた上で、およそミーハーな人は資本主義国にはあまりいないんじゃないかと思います。どことなく各々方テリトリーがあり、個人の集中力の顕示であるように玄人っぽく買い物=消費をしています。何故か資本主義に多い経済インテリ。もう資本主義の時代は終わったと言うお話も聞く昨今です。社会主義と比較し、資本主義だとどうなるか、が分かる必要、分かりやすく言うと考えると言うことが大事な時代なんじゃないかな、と思っています。
 哲学をすること。観念的=個性的に考えることまたは独断がスタート地点でしょう。結果、臆見=ドクサであっても価値ある行為だと思います。哲学を馴染み深く言うと倫理学になります。どういうものか、五十才くらいまでの若い脳に多大な影響を与え、余談ですが、反社会的な意味もある学問です。
 哲学をする、倫理学を学ぶとは特に異性と接点を持つことを頂点に深い意義をもたらすでしょう。頭のいい人ほど、考え、自分で資料を調べ、行動する。哲学や倫理学の本はソクラテスなどを筆頭にいろいろあります。蘊蓄は次回に回して本論に足を速めたいと思います。
 ニッポンを哲学する。よく世界的な天才が我が国のことを考えてくれたものだ。この本ではガブリエル氏と日本の天才石黒浩さんとの対話が編まれています。テーマはロボット/ヒューマノイドについてです。ガブリエル氏も石黒浩さんも常人とは離れた天才だとは思いますが、やはり人間らしいとこは日本文化までにはかまえないというところでしょうか。ロボットにおけるビューとは人形ロボットのことです。ドイツ出身のガブリエル氏にとっては、人形ロボットと言う概念は母国を通しても、興味深くはあるが、採用は難しい、と言ったところじゃないでしょうか。ドイツは哲学を重んじる国であり、日本のようなヒューマノイド採用はまだ机上のお話みたいですね。
 昨今、優秀な頭脳や碩学ぽい方がロボットについて語られてこられました。コロンブスの卵のように、ロボットが先なのかロボットを取り巻く倫理が先なのか、そこのところはどうなんでしょうか。僕はロボットを作る過程においてロボットへの倫理が生まれたと考えてはいますが、やはり哲学が従属的、根底的な概念は拭えないのでしょうか。
 参考までに、土屋賢二/猫とロボットとモーツァルト
 カレル.チャペック/ロボット
 などの本があります。後者は読んだことないですが、ロボットエスニシティを理解する手がかりにはなると思います。
 「現実がどのようなものかを知ることなどできない」という幻想を乗り越える解釈、この基礎の上でのみ、僕らの時代の大いなる疑問に答えはじめることができる。
 このようにガブリエル氏は語っています。ここでは扱いませんが、幻想とは一義的に言うと歴史時代や未来について、と言う意味だと思います。深い意味では、宗教的な含意のある人間の営為、それは人間が普通=普遍的に行うことや哲人政治もこれに含まれ、恐らく、戦争を行う国家像もこれに当てはまるでしょう。今日は初日ですし、早めに終わります。
 現代を考えることは現実や幻想について考えることでもあり、ゲーミングも含むことかもしれません。僕に答える力がそもそもないのですから、ガブリエル氏や哲学者の方の今後の働き、頼りがいのある書籍を読みたいところです。

 お付き合いいただきありがとうございます。


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