貧乏ポテトの読書記録

読書記録をつけます。よろしくお願いします。九州大学狙いの三十代ウォトコです。歴史には強いです。勝手に受験生応援します。

2/いのちなりけり/葉室麟

2024-03-20 16:34:08 | 時代小説
 一人暮らしで、話す相手がいない。ただ、自分の環境に不満を言ってもなんの進歩もない。受験生を中心に知恵を与えれる人になれたらなあとぼんやりかつ明確に去来していく昨今です。
 今回は小説です。多分今後扱うことが多くなるんじゃないかな、と思います。
 葉室麟さんは地元の作家さんで地元の押し作家、つまりよく耳にする名前です。主に時代小説を書く作家さんです。
 時代小説といえば、僕は長年歴史を学び今も勉強中なのですが、自分の主観で本文を見ると容易くは読めます。しかし、世間では難しそうなイメージや国語のテストでは現代×歴史時代の文章が難しく、俗にそっち系とか言われています。
 僕は世界史畑で日本史は得意と言うわけではなく、司馬遼太郎さんや藤沢周平さんの文章がテストに出たことが記憶に鮮明ですが、高得点にはならず、でした。国語は流行を意識する必要のある、日本にしかない特殊な科目ですしね。
 小説は哲学めいて心を豊かにしたり、決められた分量や一冊の本を読みきる力を与えてくれます。後者を読解や読解力といいます。
 ハリー・ポッターシリーズが流行りましたよね。ハリー・ポッターの良いところは分厚い本なのに最後まで読めると言うことです。作家は読者に納得のいく文章を書くことも理にかなったことです。最後まで読める、と言うこと、つまり読解に自信を付けてくれること、J.K.ローリングさんの大先輩っぷりです。
 読解は主に国語の小説問題を解く力になるし、本を読むと言う営為、つまり人生は自分の過去に癒されること、当然内的世界が広く豊かな過去だと人生は指数関数的な広がりを持ちまるで翼が生えたようでしょう。
 さて、本書は時代小説です。地元にほど近い佐賀県の日本史時代小城藩を扱っています。余談ですが、小城には個人的な探求心から小旅行し、牛丼を食べてきました。美味しい空気に豊かな自然、みたいなありがちなとこです。
 江戸時代前期将軍家光ごろ、キーパーソンとしては水戸光圀がおり、文末では赤穂浪士事件の発端だとざっくりですが読み取れます。
 一首の和歌を巡り、若い二人がその後再び邂逅するという清いストーリー。葉室さんに女性ファンが多いのも頷ける。やはり男なので、更なるアクの強さを求めますが、本作の人物程のレベルにも満たない、当然ですが、僕は別の観点から、歴史時代を幻想も交えて、現代に書き写す技術みたいなものを自学立志してみる心境になりました。
 葉室さんで言うと九州のことについて書かれた本/小説が地元で評判いいです。九州を極めたい方におすすめの作家さんです。
 また僕自信ですが、江戸時代つながりで、日本史のなかのインテリ、中江藤樹やら二宮尊徳などを表すのでしょうが、主に江戸時代の知識人に尋常ならぬ関心をもっているので、いつか語れたらなあ、と考えております。

 お付き合いいただきありがとうございます。

1/マルクス.ガブリエル欲望の時代を哲学する/丸山俊一

2024-03-20 15:01:50 | 哲学
 前置き、
 初期フォントで投稿すること失礼いたします。
 内容に関して頑張らせていただきます。
 by貧乏ポテト

 歴史を味わって勉強することが多かった10代の頃、国語を勉強するも、本懐遂げられず、好きな哲学を勉強したくて、倫理をかじり、こんな感じの僕です。
 マルクス.ガブリエルは僕と年が近い天才と呼ばれる哲学者の方で、僕の先輩くらいの年齢になります。
 僕は、子供と老人から知識や意味、会話を引き出すことは容易な方で、現役の方やプロの意見を聞くことは難しいと心得ます。マルクス.ガブリエルには若さもあるし、現役まっただなか、多分買って読んだこの本は部分でしかないし、上梓されてる本には深い蘊奥極まりないものが存在すると捉えます。
 ※プロの意見が難しいと書きましたが、プロの意見は、基礎学力の高さ、などがないと理解できないし、聖域に守られたようなところがあります。
 欲望の時代を哲学する。これは、現代の欲望消費社会いわゆる広告に表示された商品価値のあるものを購買する行為の考察だったり論考だったんじゃないかと思います。ミーハーな個人のテリトリーに関するものだとも言えると思います。
 個人の金銭能力を視野に入れた上で、およそミーハーな人は資本主義国にはあまりいないんじゃないかと思います。どことなく各々方テリトリーがあり、個人の集中力の顕示であるように玄人っぽく買い物=消費をしています。何故か資本主義に多い経済インテリ。もう資本主義の時代は終わったと言うお話も聞く昨今です。社会主義と比較し、資本主義だとどうなるか、が分かる必要、分かりやすく言うと考えると言うことが大事な時代なんじゃないかな、と思っています。
 哲学をすること。観念的=個性的に考えることまたは独断がスタート地点でしょう。結果、臆見=ドクサであっても価値ある行為だと思います。哲学を馴染み深く言うと倫理学になります。どういうものか、五十才くらいまでの若い脳に多大な影響を与え、余談ですが、反社会的な意味もある学問です。
 哲学をする、倫理学を学ぶとは特に異性と接点を持つことを頂点に深い意義をもたらすでしょう。頭のいい人ほど、考え、自分で資料を調べ、行動する。哲学や倫理学の本はソクラテスなどを筆頭にいろいろあります。蘊蓄は次回に回して本論に足を速めたいと思います。
 ニッポンを哲学する。よく世界的な天才が我が国のことを考えてくれたものだ。この本ではガブリエル氏と日本の天才石黒浩さんとの対話が編まれています。テーマはロボット/ヒューマノイドについてです。ガブリエル氏も石黒浩さんも常人とは離れた天才だとは思いますが、やはり人間らしいとこは日本文化までにはかまえないというところでしょうか。ロボットにおけるビューとは人形ロボットのことです。ドイツ出身のガブリエル氏にとっては、人形ロボットと言う概念は母国を通しても、興味深くはあるが、採用は難しい、と言ったところじゃないでしょうか。ドイツは哲学を重んじる国であり、日本のようなヒューマノイド採用はまだ机上のお話みたいですね。
 昨今、優秀な頭脳や碩学ぽい方がロボットについて語られてこられました。コロンブスの卵のように、ロボットが先なのかロボットを取り巻く倫理が先なのか、そこのところはどうなんでしょうか。僕はロボットを作る過程においてロボットへの倫理が生まれたと考えてはいますが、やはり哲学が従属的、根底的な概念は拭えないのでしょうか。
 参考までに、土屋賢二/猫とロボットとモーツァルト
 カレル.チャペック/ロボット
 などの本があります。後者は読んだことないですが、ロボットエスニシティを理解する手がかりにはなると思います。
 「現実がどのようなものかを知ることなどできない」という幻想を乗り越える解釈、この基礎の上でのみ、僕らの時代の大いなる疑問に答えはじめることができる。
 このようにガブリエル氏は語っています。ここでは扱いませんが、幻想とは一義的に言うと歴史時代や未来について、と言う意味だと思います。深い意味では、宗教的な含意のある人間の営為、それは人間が普通=普遍的に行うことや哲人政治もこれに含まれ、恐らく、戦争を行う国家像もこれに当てはまるでしょう。今日は初日ですし、早めに終わります。
 現代を考えることは現実や幻想について考えることでもあり、ゲーミングも含むことかもしれません。僕に答える力がそもそもないのですから、ガブリエル氏や哲学者の方の今後の働き、頼りがいのある書籍を読みたいところです。

 お付き合いいただきありがとうございます。

今読んでる本1

2024-03-20 14:09:19 | 日記
 現在、まったりとドストエフスキーの「罪と罰」を読んでいます。
 読書歴20年にもなりますが、重厚かつ浩瀚で読解、読破が厳しい本です。
 分かる方は小学五年生でも分かるドストエフスキー。僕は国語、読解に関してこういった天才肌ではないと思います。趣味で受験勉強の国語はやっていますが、五里霧中な一般人でございます。
 分かる範囲内で語るとすれば、ドストエフスキーの本たちは、著者の崖の上に一人たつような追い詰められ、何を食べても美味しいとかただ生きることを切望するような高度な精神性から書き編まれたようなとこは読み取れます。その頑張りが現代の青年層を予感させる不滅の書群へと昇華されているんでしょう。
 文体の特徴としては、象徴が多様されています。国語の授業で習ったように、象徴は比喩へと書き換えが可能です。
 とりあえず、1/4読みましたが、読了してからきちんと投稿しようと考えています。
 付き合ってくらてありがとうございました。
 来週、書店で購入します。そこで買う本ですが、

 松岡正剛/千夜千冊エディション数学的
 長谷川伸/相楽総三とその同志たち
 スタニスワフ.レム/ソラリス

 を買って、感想を筆耕しようと考えています。よろしくお願いします。

貧乏ポテトの読書記録

2024-03-20 13:34:17 | 日記
 はじめまして、貧乏ポテトと申します。
 貧乏ポテト、お金かけなくて勉強してるのでこの名前をつかいます。主に図書館利用。お陰様で国公立難関十何浪目。現役で入れる人の頭脳が気になります。
 濃いキャラはいいキャラだ、と世間で語られることもあります。確かに虚実なく王道を歩むためには濃さを含めるのも大事でしょう。ですが、清澄な薄さ、いわゆる顔作りも、自分が気取るのじゃなく、政治や営業を勉強したい方に知恵を分けられたらなあと思う昨今です。
 読書歴はもうすぐ二十年。国語力の卓越の無さから大きくリーディングにロスがあったと忸怩たる思いです。そもそも不感的に本作読んでも感想がないなど。
 ともかく、全国の受験生の方に僕が知ってることであれば、一緒に勉強をする同根ですし、応援もします。一緒に頑張りましょう。僕は地元の九州大学狙いです。
 よろしくお願いします。