久々、アドベンチャーな登山
前日、お父さんが播磨の山城の本を見ながら、
夫:「明日は、久しぶりに山登ろかぁ涼しいなってきたから、そろそろえんちゃう」
と、いうことでまだ登ったことのない、
宍粟市山崎町にある“長水山”に登ることに🗻。
カッコいい
孤高の山城となっています
でも藪漕ぎなんてことにならんかなぁ…
メジャーな山は整備してあるけど、
ここ、大丈夫かなぁ
と、少し不安を残しつつ、出発
参加者:私とお父さん、長男の三人
珍しく、今日はお兄ちゃんも山へ。
行きがけに、「下山したら、“豊源”に寄ってご飯食べて帰ろう」
と、台湾料理 豊源を横目にR29を北上し、
“伊沢の里”に到着、車を停める。
12時、出発
3250段の階段が整備されているらしい。
有り難いのか、どうなのか…。
藪こぎはなさそうな雰囲気です
しばらくアスファルトの林道を進み、
林道からそれて登山道へ。
道が二手に分かれ、適当に左の道へ
15分登るとすぐ東屋が。この辺りはまぁまぁ歩きやすく、「藪漕ぎかも…」という不安は消える。
展望台もあり、山崎の街が見下ろせます。
15分ほど進むと階段登り。道が狭まってきたぞ。上がったり、
下りたり
また上がったりを繰り返して
平地もたまに。
いつものことですが、お父さんもお兄ちゃんも随分前を行きます。
階段は落ち葉で埋もれている。
やっと尾根に出るらしい、しかし、結構な斜度の階段。もうみんなの姿はありません
上がりきると、向こうの方で待っててくれます。
船の汽笛や電車の警笛のように、私の口からも「アァー」とか「ワァー」とか「ダァー」
とか、気合いを入れるための大きな声が漏れます
今、上ったとこやのに、また下るんかぁい
上がったり下りたり、上がったり下りたりを何回、繰り返したでしょうか
ほんでまた上るんかぁい
容赦ないアップダウンに一人ツッコミで…
左側は杉の植林、
右側は雑木林
登り始めて1時間。次の東屋に到着。
さあ、もうひと踏ん張りで“頂上”の案内に足取り軽く…いやいや、
まだ、まだ上るよう…
おっ家が見えた
おっ石垣です
13時30分。到着しました{/onpu.gif" style="letter-spacing: 0.13rem;">
長水城本丸跡地となってます
休憩しながら1時間30分で登ってきました。
まあまあやね
主郭のあったところは、不動さんがおられました。
信徳寺というお寺がたっています。
ここにも羽柴秀吉がやってきたようです。
ここも山崎の“天空の城”です。
登り始めた谷と反対の谷が見下ろせます。
お父さん、買ってきたパンをウエストポーチから取り出すと、マリトッツォなんて買うからクリームが全部パンの外に出て…
ナイロン袋をねぶって食べてました
腹ごなしをして、14時、下山です。
ちょうど入れ替えくらいで1人男の人が上がって来られました。
自分ら以外に登ってくる奇特な人おるんやと思いながら「こんにちは~」と挨拶をして
来た道の途中に宇野に下りる分かれ道があったのでそこから下りることに。
緑の道で登って、赤の道で下山する予定。
で、黄色のコースで道路を帰る予定。
帰り道、藪こぎになりませんように…祈る
さて、ここから半泣きアドベンチャーの始まりです
「宇野」方面へ下ります。ここを下りると、
伊水小学校の裏に出る予定。
宇野へは右下の道を下りていくらしいが…
ちょっと進んで、祈り届かず、嫌な予感が…
私:「お父さん、行けるぅ」
夫:「なんとか…」
私:「この道、誰も通ってないやろぉ〰」
私:「道あるぅ」
夫:「一応あるけど、終わっとんなぁ…」
私:「道あるぅ」
夫:「一応あるけど、終わっとんなぁ…」
私:「アカン感じやん」
こんな悪路で遅れを取ってはマズイ気がして、頑張って二人に付いていきます。
下の方で、お父さんが、
夫:「ウッわぁヒル付いとる4匹も」
の声が聞こえ、
私:「えっマジで」
急いで自分の足元を見る
私:「ウッわぁ私も付いとる」
ヒルってご存知ですか
“”スタンド・バイ・ミー””にででくるあんなデカいのじゃないんです
大きいので3cm大、小さいので1cm大の棒状で吸盤のように吸い付いて、血を吸うんです
座り込むお兄ちゃん。
長男:「俺も付いとうし」
私:「イっヤぁ誰か助けてウニウニしとるぅ」
夫:「反対の足で踏むんや」
私:「中に入ってくるぅ誰かぁ」
自分のことは自分でしないと、
ウニウニしながら靴や靴下を通り抜けて入ってきて吸い付かれるので
右足で踏んで払い落とそうとするけど簡単に離れません
靴が紺色なのでよく見えないけど、右も左も4〜5匹ウニウニしてるのに気付いて、
立ち止まれば立ち止まるほど増えます
相変わらず、座って駆除中の長男を急かし、
私:「はよ下山して“豊源”行くで」
しかし、目の前は、
しかし、目の前は、
アカンやん草生えすぎやん状態。
モタモタしてたらまたヒルに吸い付かれるので
悪路をお構いなしに進み、
所々で立ち止まり、“ヒル”チェック
所々で立ち止まり、“ヒル”チェック
これを幾度となく繰り返す
長男:「また付いとる」
少々、キレ気味
私も立ち止まり、“ヒル”チェック
私も立ち止まり、“ヒル”チェック
私:「オカンも付いとるやんけぇ、
オラァオラァ」←ヒルを払いのける掛け声
気持ち悪さの他に、腹立たしさも沸いてきて…
ヒルに遭遇したのはこれで2度目。
安富町にある鹿ヶ壺で、初めて遭遇。
道に迷って、お父さんが
「ちょっと先を見てくる」と言って、
それを待ってる5分もしない間に
ヒルが足に吸い付いてて…
その時はヒルなんて知らないもんだから、
歩きながら、水辺もないのに
なんだか足が濡れたような感じがして
立ち止まって、ズボンをめくると
「ギャ~ おとうさぁーん」
ヒルが両下腿に
優に10匹は吸い付いてましたねぇ。
私は自分でよう触れんくて、
除去のしようがなく、
お父さんにお願いするのに
お父さんはといえば、
「チョー待って✋、写真撮らせて」
とスマホで撮影📸
そんなことがあったので、夏に里山に入ったらあかんとい教訓を得たのに…
湿気た山に入るのは、まだこの時期じゃダメいうことやなぁ…と凹みながら、
どうぞ先にゆくお父さんが
「アカンわ、道がない」と言って引き返して上ってこんことを祈って
途中、沢になるけどお構いなしに
ガンガン下る
ようやく、道が開けて
ようやく、道が開けて
お父さんが引き返してくることもなく
目の前に砂防ダムが見え、
はぁ~~、これで助かった
目の前に砂防ダムが見え、
はぁ~~、これで助かった
アスファルトの道に出たので、
最後のヒルチェックをする。
頂上からここまで約30分で下山。
お父さんは既にTシャツ脱いで、
夫:「背中付いてないかぁ」
長男:「俺も脱ご」
と言って、ズボンを脱いで、靴下脱いで…
ほな、私も…
ホントは靴ひも縛ってるのをほどきたくなかったけど中に入っとっても嫌やなぁと思い、靴を脱ぐ。
中を覗くと、
「おるんかぁーい」
小さいのが一匹、中敷きの中央でウニウニ。
またコイツ、おった
この頃には、ヒルにムカついてる方が
この頃には、ヒルにムカついてる方が
気持ち悪さより勝り、
靴下も脱いで見ると、裏返した靴下にめり込むようにいるヒル発見
「おったぁ」
(汚い足を失礼します)
夫:「お母さんめっちゃ血出とるで、親指」
私:「ウッわ、ヤラれたぁ」
反対の靴下も脱ぐと、
またヒルが…
また足から血が…
ヒルに吸われたら、血をサラサラにする成分が注入され、なかなか血が止まりません
親指なんて血溜まりになってます
恐るべし、ヒル
はぁ~、とんだ下山道でした。
伊水小学校のところに出て地図上の道を戻ってきた様子。
ここから、アスファルトの道を歩いて伊沢の里へ戻ります。
まぁ、なんとも終わってみれば楽しい山登りでした。やはり、里山は冬に来ないとですね
10kmも歩いてました、意外。
結局、豊源で遅い昼ごはんを食べようと思ってたのに、「準備中」の看板が…
でも、何も食べてないのでお腹が空いて、
ラーメンの口になっていたので、どこかラーメン屋…と思い浮かべ、
長男:「トマトラーメン」
私:「中地はちょっと遠いわ 帰り道すがらにして…」
という事で
雑誌に載ってた、たつの駅近くの
中華料理あずまへ
17時〜となってるので近くのマックスバリュで買い物して時間を潰し、
ラーメンとチャーハンセットとみんなで唐揚げ頼む。
おいしいかと言われると
うーんの感じで。
とりあえず、お腹が満たされ帰宅🚙
ヒルはもうゴメンですが、
久々アドベンチャー
しっかりと記憶に残る山でした
振り返ればメッチャo((*^▽^*))o面白かったです
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