音楽高校／定期演奏会お知らせ届きました

広島音楽高校最後の定期演奏会のお知らせです。



チラシの写真、HPからコピーせずに、直接写しちゃいました。


最後の定期演奏会、、
そう、この演奏会が終わり、この写真に写っている生徒が卒業したら、学校はなくなるのてす。


何年か前、学校でいろいろ揉め事がおこり、世間はちょうどリーマンショックの頃でデフレ時代でした。
「音楽高校」という特殊な学校であったために、その波に飲み込まれてしまったのではないかと思います。


楽器や歌など、芸事を将来の仕事にしていこうと思った時に、
世間はたいてい冷たいです。
「趣味を仕事にしている」という言葉は
多くの人には「遊んで暮らしている」と同じことだと思われるようです。


普通のOLと、音楽の仕事、両方やってみた私としては、イメージとは真逆だとしみじみ思います。


この音楽高校の最後の生徒さんたちは、そんな逆境の中、入学しました。
いや、最後はいろいろ噂もたっていたのに、敢えてなのか、知らずになのかはわかりませんが、将来の道を決めて入学し、３年間勉強を続けてきまさた。


実は、フルートの生徒さんがひとり、受験前に少しだけ通ってたのですが、
入学してすぐに廃校が決まりました。


私はとても生徒さんに申し訳ない気持ちだったのですが、

本人はそのことについて、ぜんぜん迷いがないようでした。
それよりも「最後の卒業生としてりっぱな成績を残せるようにがんばります」と言われ、
私のほうが感心させられました。


振り替えってみれば、レッスンに来てる時も、
彼女の目には「迷い」というものがありませんでした。
他の先生から音高でなくてこちらで面倒みようか？という話もちらっとあったのですが、
本人が自分で決めた道を進みたいという思いだっと思います。

その何年か前に、高校の後輩が同じ目をしていたことを思いだしました。その時彼女は同じく中学３年生でした。大学でも後輩になりました。


チラシを見たら、人数も入学の時のまま。
３年間ひとりも欠けることなく過ごしてこれたんですね。


ここにたどり着くまでに、たぶんたいへんな苦労があったのだと思いますが、
ここまで全員で来れたことはスゴいことだと思います。


最後の演奏会、ご都合つく方、ぜひ足を運んでみてください