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吹奏楽部の矛盾

2015年01月20日 | レッスン日記
小学生の時からレッスンしてる生徒さんは、もう高校1年生になり、
なんだかんだとありましたが、ちょっとずつ上達してきました。

中学生の時にはあまり上手とは言えない吹奏楽部に所属していましたが、
部活を理由にレッスンもよく休むし、休むと音も吹き方もむちゃくちゃになってやって来るので、私はものすごく悩んだのですが、
高校では、あっさり吹奏楽部をやめてしまいました。
4月に入学した時には「オーディションに受からないと吹奏楽部に入れない!!」と大騒動してたのに。。


理由を聞くと、
意味のわからない練習が多すぎるし、
あんなに練習してるのにあんまり上手じゃないから
だそうです。

ある日、先輩に対してする「返事の仕方」を2時間近くも指導されたとかで、キレてしまったらしいです。

がんばって続けたら?と諭したけど、ムダでした。
「だって楽しくないもん!」


実は、この高校生だけでなく、
他の高校の生徒さんたちも同じような状況でやめてしまう人が多いです。
「吹奏楽部でこのまま過ごすより、自分でフルートを練習してちゃんと吹けるようになったほうが楽しいと思う」

高校の吹奏楽部というのは、そんなに楽しくないもんなのか。。。
そういえば、自分の高校生の時のクラブの練習も楽しくなかったなー。
それは、みんなが下手だからだとか、指揮者が音楽の先生じゃないからだとか、いろいろ理由があるからだと思ったんだけど、
生徒さんたちのところはちゃんと音楽の先生だったりする。
ただ、共通してるのは、そこそこに上手な学校。
そんなに悲しむほど下手ではなさそうだけど、特に上手という噂も聞かない学校だが、それは関係のあることなのかどうなのかは分からない。

楽しくない理由は、何かあるんだね。


でも、不思議。
たぶん、楽しそうだから吹奏楽部に入るのに、
きっと楽器が演奏できたら楽しい高校生活が送れそうと思って楽器を始めるのに、

なんでこんなに楽しくないんだろう?

もちろん、ただ楽しくて楽しくて仕方ない!なんて言う人はあんまりいないだろう。
スポーツでも音楽でも「練習というのはきびしいもの」だ。
だけどがんばるから結果、何かの進歩があったり、友達と一緒にいることができたり、充実感があるから、トータルでみたら「楽しい」ということになるのだと。

しかし、一部の将来専門に行きたい人とマニアの人を除いたら、
あとは楽しみのために部活をやってるのだとおもうのだけど、
「楽しくないのが当たり前」
「サボりませんコンクールまでは」
「苦しいからこそいい演奏ができる」
なんて押しつけられてたりするのかもね。

そういう性格の人なら満足感あるかも?
我慢をして練習したらきっと良いことはある?
練習たくさんしたら良いことはぜったいにあります。これは間違いないとおもうのですが、
「我慢をすれば・・」というのは冷静に考えて、何を我慢するのか?
そして、我慢した先に手にいれることができるものって?
やめてしまうのは「我慢ができない」性格の人もいるかもしれないけど、「我慢と引き換えになるだけの魅力」を見出だせないから?かも。
「夏の県大会で金賞とる」というのは、そんなに魅力のあることではないのだ。


ところで、そう言って吹奏楽部をやめてしまった生徒さんたちは、あまり下手な人はいない。
むしろ、その学校では戦力になるだろうと思われるレベルの人が多い。

なんか矛盾してる気がする今日このごろです

そして
私の高校時代、はすごく下手っぴな学校だったけど、部活は続けたい一心で、辞めてく人の考えてることが理解できなかった
しかし今、生徒さんの様子をみてると、挫折して辞めてくのではなく、
どちらかというとプラスに考えて「あえて辞める方を選んでる」ようにも見える。
となると、レッスンする立場からすると
「フルートを続けようと思う魅力」を提示できるか!という挑戦を受けてるようにも想います。

その答えを用意できるか?私は
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