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文系の人のレッスンには

2020年02月12日 | レッスン日記

今日は高校生さんのレッスンdayでした♪


そのうちの一人は超文系の子です。

レッスンの仕事をするようになって気がついたことの一つに
「文系頭の人と、理系頭の人とでは違う教え方をしたほうがよい」
ということでした


今日の子はどうやっても文系頭
中学生の夏休みに源氏物語を読破しようとしていたという、物語大好きな生徒さんです


苦手なものは音階練習
もう何年もやっているけど
ルールをなかなか覚えられない。
なので、譜読みも調性のことを指摘しても???なので、
なるべく「言葉」で説明します


そう言えばよっしーは「文学部 も卒業」でした
最初の大学での勉強には全く興味はなかったのですが(勉強しなくても卒業できそうだし、フルートの練習たくさんできる!という理由で通ってた)
今になって役にたってます


例えば「物語を作る時の定型的な要素」
というものがあって
①主人公が高貴な生まれであること
②主人公が外的な要因で、低い身分に貶められる、または、困難にあうこと
③主人公が流浪すること
④最後に主人公が復活すること
という原則があります。
このルールに従って書くとピットしやすいという王道ルールなのです。
文学作品の多くはこの定型を踏んでいます。


これを、読書が好きなこの高校生さんに説明して、
曲の表現をこの通りに組んでもらったところ、
劇的に??吹けるようになりました。

「もっと大きくFfで!」とか
「スラーを丁寧にかけて!」とか、
「アーティキレーションが間違ってる!」
と、いくら言っても
多少直るものの、目立って良くはなりません(T▽T)

それよりも、
物語をあてはめて自分で考えてもらった方が効果的!
まあ、もともと、曲なんてそうやって、物語と同じ手法で構成されているものがほとんどですし。
二十歳の頃にはどうでもいい知識だ!と思って半分しか聞いていなかったのが今になって悔やまれます。めちゃめちゃ役に立ってるではないか!


今日はワルツ風のエチュードの初日だったので、
ワルツがどんな所で、どんな風に、どんな人たちが、なんのために踊るのか?
(ちなみにこれは仏文の勉強していた時に得た知識です)
について説明してから練習してもらうと


高校生さんは
初めは音符を一生懸命なぞっていただけだったのですが、
ガラッと雰囲気をもってなんとか曲を演奏できました!


文系の人って
創造力豊か
なんか面白い。


だけど
理系の人だと、これでは伝わらないです(T▽T)


今、中学生の生徒さんの一人は、たぶん理系頭の人。
メルヘンチックな説明しても、はぁぁ~?って感じ。
なのて具体性に理論から説明できるよう工夫するようにしています。
しかし、、、よっしーは超文系頭なので、そういう時
冷や汗かきながら説明する

頭がウニになりそう


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