Amazonで予約していた本が発売日の前に届きました♩嬉
群ようこ氏のれんげ荘シリーズの5冊目『おたがいさま』
ささやかな生活での心の機微が丁寧に描かれていて、
主人公のキョウコをはじめ、まわりの方々の優しさや思いやりに、わたしまでほっこり優しい気持ちになっていく♡
今にも倒れそうな『れんげ荘』
『れんげ荘』が朽ちるのと自分たちが朽ちるどちらが先だろう?と(老後の)心配しつつも、兄と義姉の「同居」の誘いをチクッと胸を痛めながらもお断りするキョウコさん。
れんげ荘の住人クマガイさん、チユキさんと元住人のコナツさんとお互いに干渉しあわずに、困ったときは助け合いましょうという暗黙のルールにより、心地よい関係が続いている。
古びて、色々なところにガタもきてるけど住み心地の良いれんげ荘。
できることなら、いつまででも住んでいたいというキョウコの気持ちが愛情たっぷりに伝わってきます。
贅沢はせずに質素な暮らしぶりだけど、共同に使うスペースと自分の部屋に花を飾り、人の家の飼い猫ぶっちゃん(本名アンディ)の散歩中に出くわさないかと、『れれれのおばさん』ごとく、箒でお外を掃除しながら待つキョウコさんは、いじらしくてホントに可愛い。笑
この小説の中にも意地悪な人や身勝手な人たちも出てくるけれど、(こういう困った人たちもいるのね、、、)と流していき、嫌な気持ちにいつまでも居続けないで『明るい方へ』気持ちを切り替えていく。
私だったら、よけいな一言いって、さらに嫌な思いしそう😓などと、ついつい自分と置き換えてハッとします。
群ようこ氏の作品は、自分と重ね合わせることが多いのだ、と今気づきました。笑
サラッと読み終えてしまいましたが、もう一度最初から、じっくり読みます。笑
そして、図書館の本
原田ひ香氏、窪美澄氏の小説は初めて読みます。
綿矢りさ氏の「蹴りたい背中」懐かしいですよね。
今、『のん(能年玲奈)』が主演してる映画の綿矢りさ氏原作「私をくいとめて」は返却待ちしています。(映画も観たいけどそろそろ終わってしまいそう、、。)
初めての作家さん方々、楽しみです!