図書館通い続いてます😊
森博嗣・沼も続いてます。笑
↑表紙が可愛いので『ほのぼの小説』なのかと思いきや、とてもシュールなミステリー?ホラー?でした😅
〜夜の雨は、孤独を確認するにはうってつけのシステムである。〜
主人公の小山が友人に勧められた料理店は一風変わったところ。
場所は訪れるたびに変わり、顔を見せる店員は30代と思しき女将ひとりだけ。
そして、毎回違う女性が食事に相伴してくれる。
その女性と話すこともあれば、ただ料理を黙って食べるときもある。
女性のタイプは全く違うけれど共通していることは箸使い、食べるときの所作がとても美しいということ。
その料理店を紹介した友人は行方不明。
そして、、、。
淡々とした文章に小山の思想が織り込まれ、それがまるで哲学のよう。
孤独とは
虚構とは
意識とは
サラッと書いてあるけれど奥が深い。。。
このまま行方不明になった友人の謎は解かれないまま終わるのか?と思った矢先、ラストで
えっ、、、😵!?
やられた!!😓
またしても、森氏にやられてしまいました😢
謎は謎のまま、さらに謎が加わってEND
でも、その謎を明確にする事態が無粋なことなのか?とモヤモヤと葛藤が生まれ、また初めから読み返す😅
やっぱりすごいよ森博嗣さん。
読み終わった日の夜、眠れませんでした。笑
(村上春樹氏の『海辺のカフカ』以来ぶりの残留感💧引きづる、、😂)
こんな料理店があったら、わたしは行くか行かないか、微妙なところ。
また再読したくなる本なのでキンドルで購入しました。
時間を置いて、じっくり読むと印象や気づきも変わってきそうです。