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年末ジャンボ、小澤征爾、自他一如

2008年12月16日 22時59分47秒 | Weblog
年末ジャンボに並ぶ新橋のサラリーマンを、京浜東北線の車内から眺めていたら、ふと写真を撮りたくなってしまった。

後で、なぜ私は撮りたくなったんだろうと考えた。

別に不況を嘲笑っているつもりはない。

私自身、まさしく不況と世間が呼ぶ業種、建設業の「ど芯」にさまよっているわけで、

さまよっているというよりは、もがいている気持ちのほうが強くて、

もがいているというよりは、なにか挑戦してみたい気持ちのほうが強くて、

そんな「なにか」が本当になんなのかを、ずっとずっと考えている。

恵まれたことに、私には仕事を通じて出会ったたくさんの相談相手がいて、

東証一部の上場企業の副社長やベテランの女性弁護士さんがいて、

ビジネスタイムの最中にもかかわらず、親身になって、考えていただける。

きっと誰かがやってくれるだろうとか、

彼らプロに任せばあとは安心だとか、

そんな失敗への道標を経営者はたどっちゃいけない、そう教えてくれる。

結局、自分の城は、自分で守らないといけないということ。

その真意に、早かれ遅かれ、やっと気づいた。

ただし、一人では、何も、できないんだ。


指揮者の小澤征爾は、今日のテレビ番組で、こう言っていた。

「昔、若いときには、[みんな俺を見てくれ!][俺の指揮について来い!]というようなスケベ根性が芽生えていた。」
「しかし今は違う。演奏者が、自ら[私はどうしても弾きたいんだ]と思う気持ちを、うまく引き出すような指揮をするように変わった」


また、禅宗や浄土宗の言葉で「自他一如」というのがある。

自分は他であり、他は自分である。

すべてはつながりの関係性のなかで存在しているのであって、

自力も他力も最後は一緒なのだという考え方。


年末ジャンボに並ぶ新橋のサラリーマンを、京浜東北線の車内から眺めていたら、
ふと写真を撮りたくなってしまった。

私は写真を撮ることで、並んでいたサラリーマンと、「明日があるさ」を胸に、想いがつながったんだ。

それでいいじゃない、そう思った。

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