おかずは桃屋の花らっきょ😅
てCMがありましたね、クレオパトラ・楊貴妃とくれば世界三大美人という事で忘れちゃならないのが我らが日本代表……
小野小町 ね!
そして小野小町と言えば私が思い出すのはこれまた志ん生師匠のマクラともうひとつ…
「小野小町の九相図」
そう、九相図。
子供の頃から結構絵が好きで、いろいろと観たのだけれど、日本の古い浮世絵や絵巻物、屏風絵とか特に惹かれていました。
鳥山石燕や竹原春泉の妖怪画なんて好きすぎてたまらない。
心霊モノはとんと苦手なくせに、妖怪画とその頃の幽霊画は大好物なのだ。
毎年8月になると東京は入谷の全生庵と言うお寺で所蔵されている幽霊画を観ることができる。円山応挙をはじめたくさんの幽霊画。これがまた涼しいのだ。
ま、この全生庵の話はまた今度にするとして今回は怖いもの見たさで惹かれていった九相図のお話…と言うか現代の日本画のお話。
「浄相の持続」
松井冬子さんの作品。
これは現代の九相図。
初めて観た時、ドキッとした作品。
ホント凄いのだ。
「怖い」「気持ち悪い」そんな声も聞こえてこようものだけど、私はストン!とハマってしまった。繊細・細密・なにより美しいのである。
昔、お坊さんの修行の為に…煩悩を断ち切る為に綺麗な女性も死んでしまえば醜くそしてやがて骨になる。だから女など頭の隅からも消して修行するのだ…と、描かれた九相図。
なのに松井冬子さんはそれすら美しく描いてしまう。
何かで読んだのだけれど、その絵には女性の強さが表現されているとか。
いやぁホント、観てみて欲しい。
ゲージツだのアートだのと洒落たことは申すまい。兎に角観て感じてもらいたい。
勿論、印象・感想はその人それぞれネ。
そんな松井冬子さん…これがまた見てクリビツテンギョーの美しさなのである。
ね、ね?凄くないですか??
いゃあ、こんなに美しい女性があんなに美しくも恐ろしげな日本画を描くなんてねぇ…
ホントに目が離せません。
そして私はそれからやがてこちらも恐ろしくて魅力あふれる画家に出会う事になります。
その人の名は…
内田すずめさん
この方がまた美しくて恐ろしい絵を描いているのですが、それはまた別の機会に。😁
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