思うままに気の向くままに・・・

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岡本おさみ

2016-11-30 19:19:00 | 音楽
作詞家・岡本おさみさんが亡くなって一年。
岡本おさみさんを知ったのは吉田拓郎さんのレコードだった。
岡本さんの言葉から当時、中学生高校生だった僕は多くの語彙を学んだ。
「上弦の月」「慰安が吹き荒れる」「臥待月」「浜日傘」「盂蘭盆会」「晩餐」などなど・・・。
他にもこの言葉はここに繋がっていくんだ、などと一人合点していたものも多いかも。
兎にも角にも教科書で学んだ詩人とは異質のものを感じる人だった。
そんな中でも忘れられないのは「落陽」という歌。
僕はこの歌こそ「作詞:岡本おさみ 作曲:吉田拓郎」のベストマッチ(こんな言葉があるかどうか?)だと思う。
こんなに言葉と旋律が一体になった「歌」「SONG」が他にあるかという思いがする。
昨年、拓友(拓郎さんを応援する仲間の意)で僕を弟のように可愛がってくれていた人(女性)が亡くなった。
その人は出棺の際に「落陽」を流してもらったそうだ。
これほど素晴らしい姉さんの新しい旅立ちに相応しい歌は無かったんだろうなと伝え聞いて涙した。
今年の拓郎さんのツアー、何とか初日の市川市文化会館を拓友のお陰で手に入れることが出来た。
懐かしい歌が続く中、四曲目にこの「落陽」が。
「姉さん、この歌だよね」とカバンから写真を取り出してステージに向けた途端不覚にも目から涙が・・・・。
でも、その涙で姉さんを送った気持ちになれた。
あぁ、この歌は姉さんに相応しい歌だったんだよね。
それなら僕の旅立ちの際には僕に相応しい歌を、そう僕は心の中にずっと決めてある歌があるんだ!!
これがいつの時になるのやら・・・・それは神様が決めることだから。


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