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前回は、リンネの分類体系のご紹介と、エキゾチックレザーの中の爬虫類、現代に生きる恐竜について、ミッキーロークの映画『ホームボーイ』のワンシーンと、猫パンチ(笑)などのお話をさせていただきました。
今回は、爬虫類以外のエキゾチックレザーをご紹介させていただきます。
■爬虫類以外のエキゾチックレザー
爬虫類以外のエキゾチックレザーでは、シャーク(サメ)、エイ、ハープシール(アザラシ)、ケープシール(アシカ)、ピラルク、エレファント(ゾウ)、ヒッポ(カバ)、カエル、穿山甲(センザンコウ)、バッファロー等があります。
シャーク(サメ革)やスティングレー(エイ革)などは専門店もあったりしますね。
スティングレーは別名ガルーシャとも呼ばれているみたいですが、テジュー(トカゲ)も一部ではヤクルスと呼ばれています。
カロング(ヘビ)もキャッツアイ(Cat's-eye)と呼ばれていたり、別名って何かかっこ良いと思うのは私だけですかね?
エキゾチックレザー=爬虫類皮革というイメージ
エキゾチックレザーの中で爬虫類皮革が占める種類としての割合はそれ程多くなくも、実際に認知されて流通されている割合が多いので、エキゾチックレザー=爬虫類皮革というイメージでみられているようですね。
SDGsとしてのエキゾチックレザー
SDGs(エスディージーズ)持続可能な開発目標と騒がれている昨今ですが、その影響でコンビニなどでビニール袋が有料化されて久しいですね。
その効果のほどは如何程なのかは定かではありませんが、お陰でビニール袋を持ち歩いて何度か使う方が増えたので、そのことは悪くないのかな?などと思います。(私もその一人です。)
実はエキゾチックレザー業界では、SDGsが騒がれる以前から「サスティナブルユース」に取り組んでいるのです。
地球の限られた貴重な資源である“エキゾチックレザー”ですから、それらを護るための『CITES』というものが存在します。
輸出入の際に、その革はどこで採られてどこで鞣された革なのか、そしてどこの国のどこの会社に配達されるのか?等の書類『CITES』の添付が必須なのです。
『CITES』の添付のない貨物は通関することができません。
例えば、象革などは基本的にNGですが、象が増えすぎると生態系を破壊する恐れがでてきます。
そうなった場合に間引いた象に対してだけ輸出入許可証の『CITES』が発行されます。
そして『CITES』が添付された象革のみが輸出入できるようになるというわけです。
詳しくは
『CITES(ワシントン条約)』と『JRA』をご覧ください。
ワシントン条約(CITES)とは、正式名称を「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引における条約:Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora」といい、アメリカのワシントンで1973年3月3日に採択され、1975年に発効しました。
取引の規制を通じて野生生物種を絶滅から守ることと共に、その持続可能な利用も大事な理念に据えています。
【エキゾチックレザー】
『合成皮革はレザーじゃない!?』
“E-レザー”
その3へ続く