25歳のもう秋になったという時期に仮出所が認められ社会復帰しました。
今回出てきてからは地元の友人には連絡をしませんでした。
服役中に心配して面会に来てくれたり、手紙や差し入れをしてくれた数人にだけは連絡をしました。
少年院から出てきても犯罪に手を染めたのは、環境が悪いせい、周りの人の影響だと思っていました。
今回こそは再犯しないと思い、出所してきてから過去の環境とは決別したつもりでいました。
でも、結果としては黒い仕事に手を染め、裏稼業の人たちと積極的に関わっていました。
環境や人のせいにして、自分自身の本質から目を逸らしていました。
本当に大切な人ができて、家族、友人の言葉より重く感じられる相手ができました。
刑務所から出てきて、1ヶ月以内に詐欺、違法薬物に手を染めました。
詐欺と言っても、おじいちゃんおばあちゃんを騙すのではなく、悪巧みをしている人に便乗するように見せかけてお金を奪うような詐欺です。
出所後の仮釈放期間は月に一度、薬物検査をしていました。
その日が近付くと、身体から抜くために半身浴したり水分を多く取っていました。
検査キットを口にくわえて唾液で検査をするのですが、陰性反応の遅い部分などがあると毎回ヒヤヒヤしていました。
実際に使用していた大麻のTHCに線が出ないと、どうしたんですかね?とかすっとぼけてましたが、内心陰性反応を祈っていました。
そうこう過ごしているときに、ネットで知り合った女の子と遊ぶことに。その女の子が大切な人です。
当時は、そこそこのルックスの女の子でもセックスできれば何でもいいと考えていました。
冬になって、刑期満了を迎えました。
まだ仕事が見付かっていない僕にしびれを切らし、兄が仕事を紹介してくれました。
現在休職をさせていただいている会社です。
営業職として働き始めました。
商材についての研修を終えて、ようやく現場で営業することに。
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