Welcome! The Lefty Guitar World

LeftyGuitarist「C T」のReiChieruが愛すべきギターや悲話をご紹介するページ。

Gibson Les Paul 1982 / Leo's Vintage  そのⅡ

2023-03-19 15:59:57 | Welcome The Lefty Guitar World

さてここでLeftyのお話ですが、そのLefty、Gibson社Fender社共々正規生産ラインに登場したのは近年(80年後半)になってからです。しかもこのLeftyの数を考えると明らかにFender社の方が多くGibson社製品を探すのがかなり難しいことは、皆さんご存知でしょうか?Fener社はCustomShop(特注)という形でかなり以前から受けていたからかもしれませんが、加えて確かにFender社のソリッド・ギター(単板ボディにネック、ボルトオン)のほうがLeftyの型おこしが楽だと考えます。

それに比べやはりボディとネック一体型(単板ボディ・セットネック)LesPaulのような左の型おこしは、やはり少ない需要の中でコストが見合わないという事も大いに関係したと考えます。現在でもGibson社の製品にその後傘下に入ったEpiphoneのラインでLeftyが多いのは、生産&出荷数(コストの安いもの)の問題でしょうね。

しかるに、LesPaulのLeftyしかも近年のものでないものを探すのはこれまた至難の業でした。このギターもある日ふらりと渋谷の「Nancy」さんに行って、白い木の扉を開けたとたん、待っていましたよぉとばかり目の前に飾ってあったものです。(奇跡です)
聞けば、最近のようにVintageシリーズHistoricコレクションなどない頃お話、N.Y.の楽器店「LeoMusic」が往年の良いものと同じ材・パーツを使ってGibson社に発注したもののLeftyだそうです。(Rightyとまったく同じ仕様でのLefty)
これは後に雑誌などにも掲載され、Leo’sVintageと呼ばれます。因みにGibsonBookなどを見ますと、このギターの兄弟がたまに登場いたします。

さてさて、待ちに待った「Leftyトンチンカンなトコ探しのコーナー」です。
このギターは、見ても良し弾いても素晴らしい音質なんですがポッドに何故か250が付いていました通常のLesPaulは500(‘80代300が搭載されていたものもありと聞きます)しかし250これではシングルコイル、ストラトではありませんか?という事でポッド探しをいたしました。しかも500を付けて元の良さを損なうのもどうかと考え(わたくしお臍が曲がっているのかしらん)敢えて400なんてものを載せ変えました
それから、これは今後も多々登場するLeftyGuitarのお悩みなのですが、ポッドが逆回転なのです。ですから、Volumeは小指から親指方向に内捻りで大きくなり・・・ああ口で説明するのは至難の業です。まっ10~0に向かうと思って頂ければ。本当に至難の業・・でGibson社のLeftyは皆この状態です。この時期真剣にLeftyのPODとツマミの個人受注を考えました。これは今も思案中です。このプロジェクトにご賛同いただける方いらしたら、ご連絡お待ち致しております。

しっかしこのLesPaulさすがにイイ音です。ちと重いのがたまに傷、知人所有の‘58のGoldTopは軽~くて「さすがにお宝」も納得ですが、
’58GoldTopLeftyなんていうのは、この世には存在しても夢のまた夢ですからね。(公式にはこの世に2本と聞きましたが、USAサイトで1本見かけた事ありますので3本?)

参考までに‘58GoldTopLeftyの2本はかのポールマッカートニー氏が所有なさっており、映像だけは拝見いたしました。さすがのマッカートニー氏です。

参考)Gibson社のHistoryはこちらwww.gibson.com面白いです。


涙目Chieruそりゃ~泣きますでしょ?だって ウォーケッシャの魔術師さんに抱かれて ですもん。


オマケ:かれこれウン十年ほど前のお話、NYの「FatTuesday」というMidTownにあるお店で、Les Paul Torioの演奏を聴けたことは、今考えると奇跡のようです。
出前、氏のマネージャーが睨みをきかせる中、ご本人は「OK!OK」と一緒にお写真に納まって下さり、しかもかの魔法の手は私の身体に(変な想像しないでね)緊張と感激のあまり「I came from Japan云々・・・まともな会話が出来ずに写真も涙目でした。

だってそうでしょう?あのLesPaulさんですよ、

演奏? 嗚呼それはそれは溜息と涙しか出ず、まさに人間世界国宝のプレイでした。
そもそも、ギターが玩具の如きですもん。

 

オマケはつづく........CT 左右のOvill Les Paul!!

ものスゴ~くレア「しかし 似合わんなぁ」とは当人の弁 笑 

次は何にしようかなぁ リゾネーターでも....

まっお楽しみに~

SeeU

 


INTRODUCTION

2022-10-10 19:39:22 | Welcome The Lefty Guitar World

永らくお待たせしました、

   予告の「LesPaul」UPしました!

「My funny, lovely Guitars」  

まずは冒頭に、こちらのページにこれから何が記されるかをお知らせ致します。
実はLeftyギターとは「かくもトンチンカン」で・・故に稀少な
まるでReiChieruなのです。
さぁて、何がトンチンカンやら・・・・これからお楽しみに。

                        

Hi!ちえるです。
ご存知のとおり、私は左でギターを弾いております。しかし、実は私が【左利きではない】という事を知る方は、まだまだそれ程多くはありません。幼少期の病で左半身に不具合があり 必然左手も... それでも どうしてもギターが弾きたく高校の時より今のスタイルです(初めて買ったYAMAHA180ナットも変えず弦張って弾いてた事を思い出すと今は幸せ)

ところで、左のギタリストは王者ジミ・ヘンドリクス氏を筆頭に、ブルース畑では、アルバート・キング氏・オーティスラッシュ氏・ロック畑では、かのポール・マッカートニー氏を始め、故カート・コバーン氏トニー・アイオミ氏・Soul界には敬愛するアル・マッケイ氏など、古今東西見渡してもまだまだ沢山いるもので、近年、左利きを矯正しない教育の中で育った方達には益々増えていて、喜びを隠せない私です。ねっしもやまくん?(失礼しました)このS青年など、都内某楽器店の試奏現場で、同じLeftyのフルアコ略奪戦を繰り広げて以来のお友達(ですよねぇ?)です。

という事で、今回はLefty Guitaristの苦悩についてお話します。

この「下山事件」にも如実に現れているとおり、これだけLefty人口が増えている昨今でも、相変わらずLeftyギターの生産数の貧しさには少々頭を捻ります。
ギターなどそもそも食物と違い、消費期限のあるものでもなし作っておいても問題ないと思いません?Righty(アメリカにあるLefty専門店ルート66などではLeftyの意地か、右用を敢てRightyもアリなんて書いてあって、これには笑ったと同時に拍手~~ウと喜びを隠せませんでした)などは年を経る毎に珍重される物など当たり前ですよね。ここにおいては、女性をギターに例える方々!見習った方が良くってよ  by Chieruです。

という事でLeftyギターでお目当ての機種を探すのは至難の業ということは、皆さん分かってらっしゃるようでなかなか分かって頂けないのが実情です。
更なる苦悩は、そもそも左という物が激少ですので、試奏も儘ならず、勿論弾いてみたい機種も出会いがなければ一生手に出来ないというのも珍しくないという事です。この困難な状況に毅然と立ち向かい(-へ-)血と汗と涙で手にした私の愛しいギター達を、今後少しずつご紹介していく所存です。(決して唯のモチモノ自慢ではありません。それぞれのギターに纏わる??な所もキチンとお話します。今後のLeftyギターの発展の為にも)

まずはMartin 000-28 LeftyからStart

by  Chieru

これから紹介するぜ~んぶLeftyGuitar の一部

1982 Gibson LesPaulLeo'sVintage      1957 Fender Strat.      Greco ThineLine

                  

 Larivie 12 Strings      K Yairi  000-28 style      Fender Ele Aco.

             

and More . . . . .    どれもこれも 訳ありです。 お楽しみに

 

 

 


Martin 000-28 そのⅡ トンチンカンです!何が?

2022-08-13 17:46:40 | Welcome The Lefty Guitar World

 Martin 000-28 1973 left handedそのⅡ

前回は入手までの経緯を記しましたが いよいよ名医登場 の巻

   

C Tダブル000   toraは000-45のAniversary Model

Dr今井はこのギターの問題点を淡々と語り、

試奏中に気になっていた「音程の甘さ」これはこの時期のMartin社の特徴だそうで要は押弦するとシャープ気味なんですね (あちらの方はこのほうが気にならないらしいです)
続けます。

Dr今井は問題を語り終えると、一呼吸置き私の顔を正視して大手術をお勧めになりましたので、この時ばかりはさすがの私も愛子の病い告知を受ける親の如くうな垂れてしまいました                                         ・・がDrの言葉の迫力には負けました。
必ずや今の音より数段良い音になることを保障します しかしLeftyなもので私が仕上がりに弾く事が出来ないのが、少々気がかりですが」

Dr今井との初の試みで、仕上げ時は 私が試奏しながらという事になりました。手術・入院は2度に渡り、フレット打ち換えは勿論の事、サドル・ブリッジの作り直しに加え、トラスも勿論いじっています あっ!ペグも変えました。

という事でオリジナルにこだわるコレクターの方からは張り扇ものでしょうが、「楽器は道具・・」の私には何をこれしき、案の定 Drのおっしゃるとおり000-28は今でも涼やかな音を奏でております  

勿論アコギはこれ1本!と思える程の信頼度は言うまでもなく。

「・・・そうでしょう、そうでしょう、だって言ったでしょう?ちゃんと手を入れれば100年経っても変わらぬ音ですよぉ~わははは」 う~~ん、名医は偉大です。以来、道具の点検はプロに!が私のモットーとなったのは言うまでもない事です。

入院・手術費?う~ん思い出せないなぁ(ホンとに?)有名楽器メーカーさん?楽器手術保険などの付加事業は考えてらっしゃいませんか?(笑)                     

今回はこれまで~、次回お楽しみに!

追記:ギター工房の棚にはMartinのBlueCaseやらGibonCaseやらが並び其処にはN渕剛さんE藤賢司さんS崎さんのお名前が・・・その中の玲ちえるの名前は、一際ひっそりと目立って(笑)見えました、はい。

おまけ:Dr今井の作ったサドル

追;上記Photoで分かるとおりPick Guardが経年で反り これも後ほどDr今井の手で作り直し. . . . 「しかし 何をやったら こんなんなるかねェ」by Dr.          (-_-;)何もしてないもん。ぐすん

 

さて 次回は いよいよLes Paulです。お楽しみに 

See You !