よく晴れたある朝
大きな鳥たちが町にやって来た
僕はあいさつしようと手をふった
なのに母さん、僕をせきたてる
鳥たちが卵を落とす
飛び散る赤い光
まるで蛍のように
僕は手をのばし、駆けよった
突然、ドンという音がして
僕は意識を失った
おかしいね、お昼寝の時間じゃないのに
父さん、母さん、
僕はここにいるよ
どうして泣いてるの?
おかしいね、僕は双子じゃないのに
もう一人の僕がそこに目をつぶってる
僕は何故か悲しくなって
母さんにしがみつく
けれど僕はすりぬけ、母さんに届かない
僕は寂しくなってそこを離れた
いくつもの町を過ぎ
いろんな人に声をかけたけど誰も僕に気づかない
僕はあきらめて、高く高く昇ることにした
誰かが遠くで僕を呼んでいる
僕を連れてく優しい風と雲
気がつくと僕は神さまに抱かれていた
光の世界
懐かしい人たち
僕は迷子ではなくなっていた✨
レイラ☆🕊✨