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2017年版 レンズ寸評 マイクロフォーサーズ編

2017-12-30 16:27:58 | Photo

ここ2年続けてやっている年末のレンズ寸評。
今年はなんと、マウントが増えました(笑)
なので今回は、使ったマイクロフォーサーズレンズについても書いてみます。


12-32mm F3.5-5.6

GF9についてきた沈胴標準ズーム。
収納時にはコンデジと見紛うほど厚みがなくなる。
しかし使用時にはニョッキリ伸びて、ちょっと見た目はかっこわるい。
これはこのレンズに限らず沈胴ズームの欠点か。

写りは開放からしっかりしていて、ひとまず撮るには十分な出来。
このコンパクトさで換算24mmから撮れるので、旅先で風景撮るのもOK。
テーブルの食べ物を撮るにも悪くない。
テレ端が換算64mmはちょっと短いか。

とはいえ15mmF1.7があるせいで、いまいちつけっぱなしレンズになりきれていない。
念のためカメラを持ち出す、くらいのやる気の無いときに付けていくレンズ。
手ぶれ補正を優先する……としても、15mmF1.7なら2段明るいしなぁ。

悪いレンズじゃないです。



35-100mm F4-5.6

沈胴式のコンパクトな望遠ズームレンズ。
GF7では12ー32mm F3.5-5.6と共にキットレンズを構成していたが、GF9では外されてしまっているので中古で買い足した。
1万数千円で買えるレンズなので、抜群に良い写りをするなどということはない。
ワイ端はまだしも、テレ端はかなりネムい画になる。
たまに「ピント外してんじゃね?」って思うようなときがあるくらい。

それでも収納時の長さ50mm、質量135gのコンパクトさで、換算70-200mmの画角をおさえられるなら、それだけでも価値があると思う。
念のためで持ち歩ける望遠ズームは、システムを小さくまとめられるマイクロフォーサーズならでは。
ひとまずこれを買って、望遠域の撮影が多いようならもっと良いレンズを買えばよい。
そうやって人はレンズ沼にハマっていくのです。ずぶずぶ。



テレ端100mm(換算200mm)での撮影。
後ろボケがザワついてる感じがあるものの、
コンデジのテレ端には十分に勝てるレベル。




25mmF1.7

35-100mm F4-5.6の代わりにGF9からキットレンズとなったレンズ。

GF9を買った当初からレンズ置き場の肥やしになっていたが、
換算50mmというガチ標準域レンズなので使いやすく、最近は散歩のおともとすることも多い。
軽い旅行なら15mmF1.7をつけっぱにするけど、地元を散歩するときなんかはスナップしやすいのでこっちにする。

ちなみにイルミネーション撮影に使う場合には、ちょっと気を使う。
非球面レンズ2枚とUHRレンズ1枚という特殊レンズのかたまりだからか、玉ねぎボケが発生するのだ。
遠景で狙う分にはよいが玉ボケ狙いで使わない方がよさそう。




15mmF1.7

フルサイズ換算30mmの単焦点レンズ。
ライカ基準に則りパナソニックが製作している、いわゆる「パナライカ」などと揶揄されることもある。
でも、その描写はピカイチだと思う。
マイクロフォーサーズらしく絞り開放でも十分にシャープな結象を見せ、F2.8くらいまで絞ればキリッとした写りを見せる。
色はこってり系かな。換算32mmと近い画角のHD DA 21mm F3.2 Limitedに似ている。
HD DA 21mm F3.2 Limitedと比べると開放F値が2段ほど明るいので、使い勝手は上。
ただしレンズに手ブレ補正がなく、GF9本体にも無いため、GF9との組み合わせではK-3+HD DA 21mmとどっこいどっこいになっちゃうか。

描写に関しては、15mmF1.7の方がHD DA 21mmよりも素材のテクスチャ、質感を写すのがうまい。
テーブルの木目なんか、触ったら感じられるんじゃないかってくらい。
遠景でも立体感ある画を結ぶ傾向にあると思う。



フードを含めるとやや厚みがあり、つけっぱなしレンズにするにはちょっとかさばるが、
今のところマイクロフォーサーズで一番気に入っているレンズ。
というか換算30mm近辺が性に合ってるだけかも?



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