X01SCレビューその１ ハードウェア編

　
　
六本木ヒルズで行われているSAMSUNG X'mas CAFEに行ってきました。
X01SCを１時間ほど触ることができたので、レビューを書こうと思います。
まずはハードウェア編です。

サイズ・重量・バランス

見た目こそあまり変わりませんが、実際に手に持ってみるとスペック表以上の差を感じます。スマートフォンとしては小さく軽かったX02HTよりも、明らかに小さいし軽いです。重さは120gと104gというスペックの差がよくわかります。予想以上に小さく感じるのは、側面をかなり丸めてあるからでしょう。X02HTも裏面は丸めてありますが、X01SCは前面も丸く角を落としてあるためとても手に馴染みます。

バランスも良好。ランドスケープ液晶なのでキーボードの位置が下に寄り過ぎないので当然です。近頃の折りたたみケータイなんかは液晶側が重いバランスの悪いものがありますが、そうならないのがいいところ。

キーボード

X02HTと配列が違うので今の段階ではX01SCの方が入力がどうしても遅くなります。幅が短い分両手持ちでの入力のしやすさもX02HTに軍配が上がるかもしれません。ただこの辺りは慣れでカバーできると思います。タイプミス発生率はX02HTとどっこいどっこいになるんじゃないでしょうか。

同じSamsung製のドコモSC-01Bと打ち比べると、スクウェア液晶ゆえにキーボードが下に寄っているのと、キートップが平らなためSC-01Bの方が若干打ちにくいように思います。


ただ、それよりも入力に関してはハードウェアよりソフトウェアに不安を感じたのですが……それはソフトウェア編で詳しく書きます。

バッテリー

X01SCスレだったかX02HTスレだったか忘れましたが容量ダウンという噂が一時期ありました。しかし結局ベースモデルから容量は変わらず1480mAhのままだそうです。これは最初に手にしたときに案内の方から言ってきたので、ひとつ売りにしているんじゃないかと思います。X02HTの純正バッテリよりも1.5倍ほど容量が大きい、これはX02HTユーザーとして嬉しいところです。

端子

miniUSBだそうです。ただ、見た目がかなり平らべったいので独自端子っぽく見えます。しかも試用機はX01SC→microUSB→3G標準ACアダプタという変なつなぎ方をしてあるので、なおさら独自端子っぽいです。
フタのマークもUSBだし、おそらく普通のminiUSBケーブルが挿せる……はず。まさかデータ通信の規格がUSBなだけで、端子の形は完全独自なんてことはない……ですよねぇ？　手持ちのminiUSBケーブルを挿して試せば解決したんですが、さすがにそこまではやれなかったです。

【091209訂正】microUSB端子だそうです。規格自体知らなかった……

カメラ

キーボード右下のカメラボタンを短く押すと（長押しでは無い！）カメラが起動します。起動時間に関してはX02HTと同じくらいでしょうか。

写りは従来のスマートフォン通り。X02HTより画素数は上がっていますが、とりあえず写真が撮れます程度です。撮影モードやISO感度、解像度、ホワイトバランスなどはいじれますが、X02HT同様にAFでなく、マクロ切り替えも無いため近場のものを撮ろうとするとボヤけます。ちなみにSC-01Bのカメラはマクロ対応です。ちっくしょーう。

思い出してみればX02HTもX03HTも、X02HT（Cavalier）の後継機HTC Snapも単焦点カメラでしたし、WM StandardにはAFカメラは付かないってことなんでしょうか？　別にMSがしばっているわけではないけれど、Pro.と違って廉価版として発売されるStd.にはコスト削減のため付けないってこと？　ビジネス向けに売り出しているストレートQWERTYタイプのスマートフォンなら、手軽に画像メモが出来てもいいと思うんですけどねぇ。来年夏にはEvernoteの日本語OCRが実装されることですし、マクロ撮影が欲しかったなぁ。

microSDスロット

X02HTと違ってmicroSDスロットは電池カバーを外した中にあります。試してはいませんが、おそらく電池パックを抜かないと外れないと思います。頻繁に抜き差しする人には嫌な仕様です。