デジタルオーディオプレーヤーを物色

新宿のスターバックスで授業のプリントの原稿を書いたあと、
ついでにヨドバシカメラのデジタルオーディオプレーヤー（以下DAPと略記）コーナーに寄ってきた。

私のポータブルオーディオはJornada525でPocketPCを使い始めてから５年ほどずっと、
PocketPCがその役目をかっている。
現在はrx1950のWinodws Media Player10で512MBのSDカードの中にあるWMAファイルを聴く、というスタイル。
もちろんイヤホンは以前苦労して手に入れたMDR-EX90SLである。
音質を考えた設計ではないPDAで音質のいいイヤホンを使って、
音質の劣化している圧縮音楽を聴くというのはいささかナンセンスのような気もするが、
このイヤホンは音質うんぬん以前に装着感がとてもいい。
以前使っていたMDR-EX51は微妙に耳に合わず、ときおり耳から取れてしまったのだけど、
EX90SLはちょっと走ったくらいじゃ全く取れない。これだけでも素晴らしい。
しかも以前述べた通りこもらず抜けのいい音なので聴いてて心地よいのである。
これでもう少し遮音性が良かったら言うことが無いんだがなぁ。
……って、それは贅沢の言いすぎか^^;


閑話休題。
rx1950で音楽を聴いているのになぜDAPを見てきたのか。
別にrx1950で聴くのがダメなわけじゃないのだ。
PocketPCならばWindows Media Playerを使えばMP3もWMAも聴けるしWMV形式の動画も見れるし、
TCPMPというフリーソフトを使えばoggファイルも、DivX形式のAVIファイルもOK。
PCで使っているファイルのほとんどをPCと同じように扱える。
だから動画や音楽ファイルを外に持ち出すにも都合のいいデバイスだったりするのだ。
しかもファイルの扱いはWindowsと全く持って同じで、ファイルエクスプローラでやりとりができる。
それに対してDAPでは扱えるファイル形式に制限があったり、
デバイスにファイルを転送するのに専用ソフトを経由しないといけなかったりと、なにかと不便がある。

ではrx1950がDAPに負けているところは何かといえば、操作性とサイズである。
東芝のGenio eシリーズやカシオのCASSIOPEAにはオプションとして存在したが
rx1950はオーディオ機能に特化したものではないのでリモコンなんてついていない。
ところが本体サイズがDAPより大きいのでカバンかポケットに入れているから、
次の曲にしたい、音量を変えたい、曲を止めたいなんてときは、
いちいち本体を取り出して画面をタップして操作しないといけない。
そんなあたりがちょっとわずらわしくて、操作性のいいDAPが無いかと探してみたのである。


しかし、結果から言うと私の目に止まるようなデバイスは無かったのだ。
わざわざ数万円を出すほどの価値が見出せないのである。
私の音楽ファイル資産はほとんどWMAファイルなので、大きさやデザインが良くても
WMAファイルが扱えないiPodはどうしても興味の外に追いやられてしまうし、
ほかの機種を見てもあまり変わり栄えがしない。
写真が見られる、動画も見られる、そういわれたところで
「なんだ、その全部がPocketPCでもできるじゃん」
という頭になっちゃうのである。



結局のところ私には、一つで何でも出来る汎用型タイプのPDAがいいみたい。
オーディオの専用機であるDAPには操作性やサイズで負けるけど、
それでも汎用型タイプのほうが私には好みに合うんだな、といまさら思った。
ならばケータイまで一緒につけてしまえ！
とも言いたくなるのだけど、そういうPocketPCタイプのスマートフォンは
現時点ではドコモかボーダフォンが発表したところで、それ以上の情報が無いのが現状である。
長くなったのでスマートフォンについてはまた今度書くことにする。